動物病院の選び方

病院は複数候補地を決めておく

ペットを飼育することで将来、病気になることは必ず起きる。もちろん健康で在り続けてくれることに越したことはないが、それは人間にしても、動物にしてもいつ病になるかわからないため、備えはきちんとしておいた方がいい。ただペットの場合は自分がたとえ病気になっても自力で病院へ訪れるといったことをしない、それが出来ていれば自律的な生活も可能になってしまうため、また違う世界となる。現実ではペットが病気を発症した時には自宅から近い病院を見つけておかなければならない。ただ気をつけたいのが、病院を見つけてもそこで決まり、という安易な決め方は待った方がいい。これは人間でいうところの、セカンドオピニオンも動物には十分有効だからだ。

例えば自宅からほど近いところと、それほど遠くないが通うためには車を使用しなければならないところ、この二箇所があったとする。心理的には当然近い方を選択するが、そこがものの見事に相性のいい病院だった、という嬉しい展開になるケースは至って少ない。無論そうなる場合もあるが、ならなかった場合には次の候補地を探さなければならない。また決めたとしても、違う病院で診察してもらえるように取り図らってもらい、その病院で診察してもらったら違うところのほうが良かったというケースも確認されている。

獣医師だから信頼できるというのはあまりに漠然としすぎている、また医師としての実力や経験もそうだが、人間性なども注視してから決めるほうが得策と言われている。人間の場合でも一つの病院ではなく、複数の病院受診して何処が一番最適な治療を行ってくれるかを見つけるために労力を惜しむだろう。ペットでもそれをするだけの価値がある、信頼出来ない医師によって助けられたはずの命が失われてしまったとなったら、飼い主が獣医師に対して抱く殺意は止めどない。ペットのための動物病院選びといえど気を抜いたらいけない。

こんなところに注意して選びたい

では具体的にどんな部分で動物病院を選べばいいのかだが、ペットに適切な治療を施してくれるところというのは大前提となっているが、それ以外にも気をつけたいポイントは幾つもある。どんなところを重点的に調べたほうがいいのか、紹介しよう。

具体例、猫の場合

ここで紹介するのはちょっとした一例で、猫の動物病院を選ぶときにチェックポイントとして挙げられている点を参考にしてみよう。

(1)病院関係者の人間性
医師はもちろん、スタッフとして働いている人間が信頼できるかも重要。先生もだが、スタッフの中には治療補佐のために参加する場合もあり、また入院などする場合になったら預けられる病院かどうか、という点も事前に調べておきたい。
(2)駐車場は完備しているか
人気の獣医師ともなれば混雑するのは日常茶飯事。待合室で待つこともできないほど混雑していた場合は、待つ場所として車内という選択肢も含めなければならない。駐車場についてはあるところとないところがあるため、出来るのであればあった方が一番いい。
(3)医療設備が整っているか
動物の診察にも必要な機材が用意されているかで生死を分かつことがある。設備が満足に揃っていないところなどの情報は公開されないが、治療しても治りが良くない場合にはそうした部分も疑った方がいい。
(4)診療明細書を必ず出す
ペットに直接関係することではないが、きちんとしたところであれば必ず診療代を記した明細を出してくる。中には出さないというところもあるが、それはそれで後々面倒なことになるため出さないところはあまり利用しないほうがいいだろう。
(5)料金は妥当か
診療代は病気の種類や程度によって異なるが、中身によってはおおよそ見当がつく。適切な治療と、適切な診療代を請求しているかを見極めるのも重要になる。もしかしたら詐欺まがいな行為をしている可能性もないとは言い切れないため、気になる点があればよく追求するようにしたい。
(6)家の近くにあるかどうか
先に紹介したように、自宅近くにあるかどうかだ。近ければ越したことはないが、信頼できるところでなければ、少し遠くのところでも仕方ないだろう。健康面も含めた上で近場でも納得できるのであれば大丈夫だが、その例に当てはまるとは限らないため、なかなか難しいところだ。
(7)病院内は清潔に保たれているか
人間の場合でもそうだが、病院内が清潔に保たれていなければやはり信用出来ない。人間もだが、動物も感染症などに感染すると一気に症状が下り坂になってしまう。基本的なことがしっかりと毎日できているところにする、これも病院選びの常識だ。