くるっと巻いた尻尾。愛嬌があって表情豊かな顔。柴犬は今も昔も国内外で人気のある犬種です。日本犬というイメージから、優しくて穏やかな性格と思われている方も多いのではないでしょうか。しかし意外と気が強くてしつけも一筋縄ではいかない犬種なのです。
縄文時代から日本人のパートナーとして慣れ親しんできた日本の天然記念物に指定されている柴犬。そんな柴犬について改めてご紹介します。
柴犬が気を付けたい病気
柴犬は綺麗好きで病気にも強いので、そこまで病気について神経質になる必要はありません。その代わり、長寿なので老化に伴い発症しやすくなる病については、しっかりと意識しておく必要があります。
柴犬の性格
柴犬はプライドが高く独立心が強い性格をしています。見かけによらず気性も荒くて、警戒心も強く、誰にでもすぐ懐くような性格はしていません。
無駄吠えも多く頑固な一面もあり、一度習慣付いてしまった悪癖などを矯正するのにはかなり骨が折れるでしょう。
柴犬のしつけ
頑固で警戒心が強いからこそ、柴犬はしつけがかなり重要です。無駄吠えのしつけにはかなり苦労することも多いですが、柴犬も根気強い性格な一面もあるので、諦めずしつけを続けていくことが大切です。子犬の頃からちゃんとしつけをしていけば、飼い主にはとても従順で忠実。おまけに不審者にはしっかりと吠えてくれる優秀な番犬にもなります。
活発で運動好きなので散歩や一緒に遊ぶ時間は長めにとってあげましょう。
柴犬の寿命
比較的寿命が長い中型犬のなかでも、柴犬は特に長寿です。
平均で12歳から15歳、人年齢に換算すると73歳から88歳ほどの寿命です。
余談ですが26歳9ヶ月という長寿のギネス記録に登録されている犬も、柴犬の雑種なのですよ。
白内障
歳をとるにつれて、瞳が白く濁ってきます。症状が進行すると視界が徐々に悪くなるので、思わぬところで怪我をしてしまうリスクが増えてきます。散歩中はしっかりとリードを引き、家では危ないものを予め避けておくといった対策が必要です。
痴呆症
柴犬は痴呆を発症する確率が他の犬種よりも圧倒的に多いのです。夜鳴きや排便など、痴呆を発症した犬の介護は飼い主にとってかなりの負担になります。柴犬を飼う時点で将来「介護をするかもしれない」という覚悟を持つことが大事でしょう。
またDHAを多く摂らせるなど、痴呆にならない対策も普段から心がけていきましょう。
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