猫に起こりやすい病気でもあり、猫がかかると深刻とされているのが猫のビタミンB欠乏症です。初めて耳にするという人も多いかもしれませんが、猫にとっては非常に大きな問題でさまざまな病気を引き起こす原因になるともいわれています。
今回はそんな猫のビタミンB欠乏症について詳しくご紹介します。
ビタミンB欠乏症の主な症状
ビタミンB欠乏症の主な症状としては、初期の状態では食欲低下や吐き気などが起こるようになり、症状が進行するにつれ目の瞳孔が開き、歩き方が変などの神経症状が出るようになります。
基本的には口腔、目、皮膚、胃腸系などに症状が現れるようになり、症状が進むと脳や神経にも影響を与えていきます。
ビタミンBの種類によるビタミンB欠乏症の症状
ビタミンBにはさまざまな種類があります。それゆえ一言にビタミンB欠乏症と言っても、どのビタミンBが欠乏しているのかによって症状は異なってきます。
- ビタミンB1の不足
- 食欲不振や嘔吐の原因となります。
- ビタミンB2の不足
- 白内障になる可能性もあり、目の充血や結膜炎を引き起こす原因になります。
- ビタミンB5の不足
- 寿命を縮めてしまう原因ともいわれ、免疫力低下や副腎機能を低下させてしまったり、アレルギー症状が出てしまったりすることもあります。また、さまざまな感染症を引き起こすこともあります。
- ビタミンB9の不足
- 免疫機能の低下を招くだけでなく、精神的不安を招き、生殖器官の障害などを引き起こすことがあります。
ビタミンB欠乏症の予防法と治療法
ビタミンB欠乏症にかかってしまった場合、それぞれの症状を治療していくことと同時に欠乏しているビタミンBを補ってあげることが非常に大事になります。注射や内服薬によって補給したり、サプリメントで食事を補ったりしていきます。
ビタミンB欠乏症は事前に防ぐことができる病気です。普段から生食は避け、栄養バランスのいいキャットフードを選んであげることが愛猫の健康を守ってあげるカギになります。
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