年老いた飼い猫は体の機能がそれまでに比べて衰えています。
顎の力が弱くなっていて硬いものを噛む能力が落ちているので、従来の食事をそのままに与えていると食事離れの原因となり、食事を取らなくなってしまいます。
食事は体の健康を支えるための基本となるので、正しく与えてあげなければなりません。ここでは年老いた飼い猫に気を配った食事法をご紹介します。
エサを柔らかくする
猫のエサとしてカリカリを与えている飼い主は多いです。それをそのまま与えていると年老いた猫にとってストレスとなってしまい、積極的に食事を取らなくなってしまうので注意してください。とはいってもウェットフードを与え続けるという意味ではありません。
カリカリに水やミルクを加えてふやかしてから与えるようにしましょう。ただ人間用のミルクを与えると下痢等の不調の原因となるので、猫専用のミルクを与えてくださいね。
エサを与える頻度と量
高齢の猫は一気に多くのエサを同時に食べられません。そのため1日当たりの食事の頻度を増やし、それと同時に1回当たりの食事の量を少なくしてあげてください。多量の食事は消化器系に負担をかける原因となるので確実に実践してあげましょう。また年老いた猫は運動の量を十分に取ることが難しいので、食事の量を多くしてしまうと肥満の原因になりやすくなるので注意してくださいね。
水分を補給することの意義
高齢の猫は水分をしっかりと補給することが重要です。内臓の機能が低下してくるとデトックス効果が衰え、排尿や老廃物の排出が難しくなるので水分補給によってその機能を補ってあげましょう。ここで注意しなければならない点は、猫用の水を入れる容器に水が残っているからといって安心せず、数時間おきに新しい水に取り換えてください。
古くなった水は体の不調の原因になるので確実に実践してあげてくださいね。
まとめ
高齢の飼い猫の食事に気を配るためには、飼い猫の体に起こっている老化による体内機能の低下を正しく理解し、それを補うように心がけてあげることが重要になります。
高齢の飼い猫がストレスなく食事できるような状態を作ってあげてくださいね。ここで紹介したような配慮をしてあげれば高齢の猫の健康を損ねずに日々の食事を取らせてあげられます。
高齢の猫は老化しているとはいっても不健康なわけではないので、飼い主さんがしっかりと気を使ってあげれば末永く健康でいられます。
飼い猫のために配慮した食事法を実践してあげましょう。
コメントを残す