放し飼いの猫に多い化膿性関節炎の原因、治療方法

放し飼いの猫は外でケンカをしたり事故に巻き込まれたりする可能性があります。室内飼いの猫に比べて傷を受ける機会が多いため、傷から菌に汚染されることが原因でさまざまな病気になりがちです。今回紹介する化膿性関節炎もそのひとつ。犬よりも猫に発症割合が多い病気です。一体、どんな関節炎なのか説明しましょう。

化膿性関節炎の原因は?

ケンカで関節の周辺を噛まれた時に歯が関節に達したり、事故などで関節が剥きだしになったりすると、傷から細菌が関節内に入り込み、炎症を起こして関節炎になることがあります。

噛まれた跡から発症する化膿性関節炎の原因はパスツレラ菌であることが多いと言われていますが、場合によっては菌が血液に混じり血管内を巡って傷とは離れた場所の関節に感染する場合もあります。

化膿性関節炎の症状

化膿性関節炎に罹ると歩行に異常が出たり元気が無くなったりします。最初は外傷に目が行ってしまい見落としがちですが、化膿性関節炎を発症すると関節が腫れ熱を発するようになります。

噛まれたことが原因の化膿性関節炎の場合、外から見ると傷口が小さくても皮膚の下では炎症が広がってる場合があります。放置すると微熱やリンパ節の腫れが出ることがありますので細心の注意が必要です。症状が悪化すると関節から膿が出ることもあります。

化膿性関節炎の治療

細菌感染を抑えるための抗生物質の投与を行います。原因となっている細菌の種類を特定するために培養検査を行う場合、結果が出るまでは一般的な抗生物質を使用し、細菌が特定できたらその細菌により効果がある抗生物質に切り替えていきます。

関節炎は痛みを伴うことが多いため、鎮痛消炎剤を投与します。化膿性関節炎は感染や腫れが収まっても痛みや歩行異常が残ることがありますが、鎮痛剤を長期間使用すると副作用の可能性があります。そんな場合にはコンドロイチンやグルコサミンなどのサプリを服用すると良いかもしれません。

関節炎にはいろいろあるので細かくチェックしよう

関節炎というと加齢によって起こる変形性関節炎が知られていますが、外傷によって起こる化膿性関節炎のようなタイプもあります。特に外で過ごす習慣のある猫の飼い主さんはまず病気の存在をきちんと把握しておきましょう。ケガをして帰ってきて脚を引きずるようなしぐさがある場合は病院で関節をチェックしてもらうことが大切です。放し飼いにはリスクがありますので、飼い主さんがより真剣に観察し必要に応じて早めに治療を受けることが必要なのです。

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