猫の食事回数、飼い主のみなさんはどうしてますか?
1日2、3回?もっと頻繁に?猫の食事回数について悩む飼い主さんは意外と多いのです。この記事では猫の食事回数を決める時に役に立つ情報をお届けします。
猫の食事回数、絶対的な正解はありません
猫も色々、年齢や体質、食事習慣によりどれくらいの食事回数が良いかはそれぞれに違うのです。昼間は仕事で誰もいない、など飼い主さん側の事情もありますよね。
今いる猫に合わせて、飼い主さんの事情に合わせて、ベストな食事回数を見定めることが大切ですよ。
猫の食事回数、それぞれのメリット、デメリット
猫の食事回数、多くても少なくてもそれぞれにメリット、デメリットがあります。主なものを挙げてみたので参考にしてみてくださいね。
食事回数が少ない(1日1回~3回)
メリット
- 空腹時間が長くなることでストルバイトの予防になる
- 空腹時間が長くなることで消化器官を休めることができる
デメリット
- 1回の食事量が多くなるので消化にやや負担、食事の吐き出しが増えるかも?
食事回数が多い(1日3回~それ以上)
メリット
- 1回の食事量が少なくなるので消化負担が少ない
- 一度にたくさん食べられないタイプの猫に向いている
デメリット
- 空腹時間が少なくなるのでストルバイトができやすくなることも?
このようにどちらにもメリット、デメリットがありますが、これらを理解した上で個々の猫に合った食事方法を考えれば良いのです。
注:ストルバイトに関する部分ですが、オシッコは空腹時に酸性になりやすく、食後しばらくはアルカリ性になりやすいという特性があります。空腹時間が長いと細菌繁殖を抑えストルバイトを溶解する作用のある酸性尿状態を長く保てるため、ストルバイトの予防や治療に効果的なのです。
猫の食事回数を決める時の考え方
たとえばストルバイトが心配なら食事回数は少なくしたほうが安心ですし、ちょこちょこ食べたがる猫や消化器官が弱ってきた老猫なら多めのほうが良いかもしれません。
子猫期も消化器官が未熟なため、食事回数は多めのほうが負担が少ないでしょう。
「少ない食事回数だとお腹をすかせてしまいかわいそう…」そう思う飼い主さんも多いようですが、猫に限らず肉食動物はちょっとした空腹状態ならエネルギーが枯渇することもなく、人が思うよりストレスなく過ごせるものなのです。
仕事などの都合で食事回数が少なくなってしまっても健康上問題がないようなら大丈夫ですよ。
まとめ
多くの飼い主さんを悩ませる猫の食事回数、それぞれのメリット、デメリットをきちんと理解できれば愛猫にぴったりの食事回数がわかってくるのではないでしょうか?
食事は健康の基本、適切な食事回数を見定めて愛猫がいつまでも元気でいられるよう、気を配ってあげたいですね。
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