肺炎といえば人間もよくかかる病気の一つで、症状が重い場合には死に至ることもあるものです。
猫も人間と同じように肺炎を起こしてしまうことがあり、呼吸困難になったり体力消耗が著しく見られたりすることがあります。猫の肺炎の原因にはいくつか理由があり、これからの季節では最も気を付けるべき病気の一つでもあります。
愛猫の健康を守ってあげるためにも今日からしっかりと対策を考えましょう。
猫の肺炎の症状
猫の肺炎の症状はほかの鼻炎などの病気と区別がつきにくい特徴があります。それでも変な咳をしていたり、発熱がひどかったり、呼吸困難に陥ったりとするような場合は肺炎を疑ってみるようにしてください。
症状が悪化してくると激しい咳をするだけでなく、食欲不振や元気消失、呼吸困難などを伴うこともあり、体力が衰弱していきます。口を開けて呼吸をするようになったら特に注意が必要です。最悪の場合には死に至ることもあります。
猫が肺炎を引き起こす原因
愛猫が肺炎を引き起こす原因にはいくつか理由があります。
冬になり肺炎に苦しむ猫が増えるのはウィルス感染による呼吸器の病気の悪化がほとんどです。冬は空気が乾燥してウィルスにとって住みやすい環境になってしまいます。また、人間の病気であっても猫が感染してしまうこともあります。
ウィルスの他にも刺激性のあるガスや、芳香剤、薬品、異物の誤飲、排気ガスなども肺炎の原因となります。
これらは季節に関係なく肺炎を引き起こしてしまう要因であり、特に呼吸器の敏感な猫にとっては人間が気づかないような匂いにも反応してしまうことがあります。
家に新しい芳香剤を置いたときや環境が変わったときなどは注意深く愛猫を観察するようにし、異変があるようであれば原因物を取り除くようにしましょう。
肺炎は時間との勝負
体の小さな猫にとって、呼吸器に障害を伴うということは大問題です。肺炎であっても一刻を争う病気で迅速に治療を行っていかないと、命が危険にさらされてしまします。治療法は抗生物質による投薬の治療が中心になります。
症状の進行具合が悪く、呼吸困難を起こしている場合は酸素吸引を行ったり、体力衰弱がみられるときは点滴治療を行ったりしていくことが必要です。
肺炎から合併症を引き起こしてしまうこともあるので、初期の症状のうちに発見できるように日頃からしっかり愛猫の健康管理を行い、ウィルスなどを愛猫に近づけないようにしましょう。
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