ウサギに与えられるエサとしては主に「干し草」「ペレット」「生野菜(野草)」の三つ挙げられます。
それぞれ特徴はあるのですが、管理の手軽さから「ペレット」を主食として選択している飼い主さんも多いのではないでしょうか?もちろんそれも問題はないのですうが、実は、ウサギにとって一番メリットが大きい食べ物は「干し草」なのです。
今回は干し草がどれだけ病気の予防に効果があるのか。そのメリットをご紹介します。
予防できる病気
干し草最大のメリットと言っても良いでしょう。干し草を主食にすることによって予防に繋がる病気は以下のようになります。
不正咬合
干し草を主食にすることで防ぐことが出来る代表的な病気です。柔らかいペレットばかり食べていると、ウサギの歯が伸び続け、口内を傷つけ、最終的には何も食べられなくなってしまう恐ろしい病気です。
干し草はペレットと比較すると断然固く、沢山咀嚼しなければ消化することができません。そのため、思う存分干し草を食べさせてあげることによって、歯が自然と摩耗され、不正咬合をかなり高い確率で防ぐことができるのです。
毛球症
毛球症は毛づくろいのときに飲み込んだ毛が胃に溜まってしまい、消化されずに体内に様々なトラブルを引き起こしてしまう病気です。この病気への対抗策はズバリ「食物繊維を沢山摂取すること」です。
干し草は食物繊維の塊なので、毛球症への対抗策としてはバッチリです。たっぷりあげてっぱい食物繊維を摂取してもらいましょう。
尿路結石
カルシウムが多分に含まれているペレットを与え続けていると、尿路結石を引き起こしてしまうことがあります。干し草に含まれるカルシウムは非常に少ないので、お腹いっぱい食べてもカルシウムの摂りすぎにはなりません。
肥満
近年、デブウサギが増えてきているのも、ペレットを与えすぎ。という理由が大きいと考えられています。
ペレットは栄養価が非常に豊富で、柔らかく、ウサギも大好きなのでついついあげすぎてしまう傾向があります。対して干し草は栄養価が限られているので、肥満にはつながりにくいようです。
干し草を主食にして献立を考えましょう
干し草をメインにするだけでこれだけの病気が防げるのなら、やってみない手はないと思います。干し草を主食に、ペレット・生野菜を添える感じで、ぜひ献立作りに挑戦してみてください。
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