感染症や泌尿器系の臓器のトラブルのサイン! 猫の尿をチェックしよう!

人も猫も便と同じくらい、尿の状態も健康のバロメーターです。重大な疾患の早期発見にも繋がるので、こまめに観察したいところです。

ただし猫と人の尿は健康なときから、色や量などが異なってきます。人基準で考えてしまっては100%効果がある観察とは言えません。健康な状態の尿、異常があるときの尿の特徴を知って、正しく観察するようにしましょう。

健康な時の猫の尿

猫は人間よりも濃くて少量(100㏄前後)の尿をするとされています。もちろん個体差もあるので、普段から尿の色と量を確認しておきましょう。

尿の色の異常

人と同じように猫も血尿を出すことがあります。尿に血が混じっていたり、赤っぽいときは注意が必要です。腎臓や膀胱といった泌尿器系の臓器が出血している可能性があり、膀胱炎や感染症に感染していることが考えられます。

さらに血尿と共にチアノーゼなどの貧血症状も見られる場合、ネコ白血病ウイルスといった恐ろしい病気に感染してしまっている可能性もあるので、すぐに動物病院で診察を受けるようにしましょう。

血尿でなくとも、尿が非常に濃いオレンジ色をしていることもあります。この尿の色も体調が悪いサイン。もしもかしたら「黄疸」という肝臓が何らかの病気を患っているかもしれません。

尿の回数の異常

色と共に尿の回数も確認しましょう。頻繁にトイレに行くのに、尿が全く出ていなければ結石で尿路が塞がっている可能性があります。そのままにしておくと大変危険なので、すぐに治療する必要があるでしょう。

尿が多すぎるのも決して良いことではありません。平均以上、1日に200㏄も出るようであれば多尿です。多尿は慢性腎不全という、早期発見が鍵な病気の初期症状なので早めに見つけてあげて、治療しなくてはいけません。

尿の質の異常

尿が水っぽく、さらに多尿の場合は慢性腎不全。尿の中に結晶が見られる場合は尿路結石などの病気が疑われます。色や回数に不審な点があるときは、一度容器で猫の尿を確認してみましょう。

猫の尿をチェックしよう:まとめ

健康の時の猫の尿は黄色で少量です。もしも赤や濃いオレンジ色、頻尿だったり逆に極端に尿の回数が少ないときは、病気を疑いましょう。

慢性腎不全や結石など、早めの治療が重要な病気のサインでもあるので、異常を見つけたらすぐに動物病院で診察を受けることをおすすめします。

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