ヤニ、膜、充血、白濁…。猫の代名詞ともいえるパッチリとした大きな瞳を襲うトラブルは思っている以上にたくさんあります。いざそんな場面に遭遇したとき、慌てたりしないように、日々観察しておく必要があります。
今回は猫の目のトラブルとチェック方法についてご紹介します。
目のトラブル1:充血
人は寝不足や、目の擦り過ぎなどで充血することもありますが、猫にとっては危険な病気のサインである可能性もあります。
結膜炎、角膜炎といった目の病気は勿論、猫伝染性腹膜炎といった呼吸器系統の臓器のトラブルによっても充血することがあるので、念のため検査することをおすすめします。
目のトラブル2:目ヤニ
目ヤニは結膜炎、角膜炎により発生する他、ウイルスに感染することによっても現れます。
目のトラブル3:目が凹む
眼球が奥に引っ込んでしまっている状態は脱水症状に陥っている可能性があります。すぐに水を飲ませ、適切な処置を施しましょう。
目のトラブル4:涙
品種によっては涙が出やすいものもありますが、常時涙を出して目の周りがかぶれている状態になってしまっているとクラミジアや猫ウイルス性鼻気管炎といった病気になっている可能性があります。
目のトラブル5:眼球が濁る
人や犬は歳をとると白内障になり瞳が白く濁ることがあります。
しかし猫では老化による白内障はほとんどみられないので、なんらかの重大な病気により、瞳が濁ってしまっている可能性があります。「老化だから…」と決めつけず、早急に動物病院に連れて行く必要があるでしょう。
目のトラブル6:目を掻く
猫がしきりに目を気にする仕草をするのは、結膜炎などなんらかの目のトラブルが起こっているからです。放置しておくと、症状が悪化したり、爪で目を傷つけてしまう可能性があるので、なるべく早めに検査することをおすすめします。
目のトラブル:まとめ
いかがだったでしょうか?目のトラブルはたくさんありますよね。
1~6のいずれのトラブルも放置していて良い結果になることはあまりありません。中にはとても重大な病気、下手をすると命に関わる大変な事態を招く病気のサインだったりするので、発見次第、動物病院で診察、治療してもらうことをおすすめします。
またサインを見落とさないためにも、毎日一回は猫の瞳を観察してみましょう。
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