チンチラの体は本来とても丈夫です。風邪を引くことは滅多にありませんし感染症に罹ってしまうこともほとんどありません。
しかし軟便や下痢、便秘といった消化器系のトラブルは比較的よくみられます。人も同じですが、便は体の具合をとてもよく表しているので、早期発見・早期治療に繋がる重要なサインとなります。
今回はチンチラの消化器系のトラブルについてご紹介します。
チンチラの通常のフン
チンチラが健康な時のフンの形は硬くて小粒な楕円形をしていて、色は真っ黒です。フンの状態を確認するためには通常時の形用をイメージできることが大事なので、健康な時のフンの色形をしっかりと覚えておきましょう。
チンチラの便秘
便の形がいつもと違う、量が少ない、そんなときは便秘を疑いましょう。チンチラの便秘は軽度なものが多いので、質の良い干し草を食べさせたり、プルーンを少しだけ与えてやれば治ることがほとんどです。
それでも治らないときは、症状が悪化して腸閉鎖を起こす恐れがあるのですぐに動物病院へ連れていきましょう。
チンチラの軟便
チンチラの軟便は割とよく見られます。色が黒ではなく茶色、指で簡単に潰れてしまうくらい軟らかいフンだと軟便です。
軟便の原因
チンチラの軟便の主な原因として①エサの変化②ストレスの二つが挙げられます。
軟便の原因① エサの変化
これは特にチンチラを購入してすぐにみられることが多いようです。ショップで与えていたエサと、飼い主が与えるエサが違い、その変化についていけなくて軟便になってしまうようです。
他にもエサの分量が多すぎたり、鮮度の低いエサを与えると軟便になってしまうので、食事には注意してあげましょう。
軟便の原因② ストレス
睡眠不足や、同ケージ内で複数飼育している場合は同居人との相性が悪かったり、ケージを新しいもの移したときに、ストレスを感じてしまうようです。
ストレス性の軟便だと分かったら、まずはそのストレスの原因から遠ざけてチンチラを静かな場所に移し、新鮮な干し草と綺麗な水を与えてあげましょう。
チンチラの下痢
下痢の形用は人とほぼ同じで水のような便になります。下痢が2日以上続くと脱水症状に陥ってしまう危険があるので、すぐに獣医さんに診察をしてもらいましょう。
日々の生活改善で消化器系のトラブルを減らせます!
消化器系のトラブルの多くは生活環境とチンチラの不一致を示すサインです。トラブルが発生したら、その原因をつきとめて改善するように努めましょう。
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