クル病、感染症、脱皮不全…。ヒョウモントカゲモドキの病気を予防しよう!

ヒョウモントカゲモドキは本来とても丈夫なので、簡単に病気にかかることはありません。しかし、環境が合わなかったり、トラブルに見舞われてしまうと体調を崩してしまうこともあります。

現在、爬虫類の診察を行っている動物病院は限られているので、体調を崩されてしまうと診察に行くのも一苦労。なかには間に合わずに死んでしまうケースもあります。

そんなことにならないように、今回はヒョウモントカゲモドキに多い病気をご紹介していきます。

クル病

ヒョウモントカゲモドキだけでなく、飼育されている爬虫類の天敵です。発症すると骨の中がスカスカになってし脆くなり、背骨がへこんでしまいます。致死率も非常に高く、症状が進行してしまうと助かる確率は非常に低くなってしまいます。

クル病の原因はカルシウムとビタミンD3の不足です。カルシウムの粉末の摂取や、日光浴を積極的に行ってクル病を予防しましょう。

クリプトスポリジウム感染症

ヒョウモントカゲモドキはクリプトスポリジウムという寄生虫に寄生され消化機能のトラブルが起こることがあります。この寄生虫は感染力が強いので、感染が疑われる個体が出た場合はすぐにケースを掃除しましょう。

さらにこのクリプトスポリジウム感染症は人畜共通感染症なので、トカゲに触ったときは必ず手を洗うように気を付けましょう。

発見したらすぐに病院へ行くべきですが、クリプトスポリジウム感染症に特攻薬、治療薬はありません。獣医さんの指示に従って正しい対症療法を行いましょう。

脱皮不全

ヒョウモントカゲモドキは脱皮を繰り返すことで成長していきます。通常は自然にはがれ落ち、脱皮した皮もヒョウモントカゲモドキが食べてしまいます。しかし時折、脱皮した皮が体に残ってしまうことがあります。この状態のことを「脱皮不全」といいます。

脱皮不全になるとその部分の血流が悪くなってしまい、最悪だと壊死してしまう恐れがあります。

脱皮不全を発見したらすぐに霧吹きで異常を起こしている部分を湿らせて、ピンセットや脱脂綿などで優しく取り除きましょう。

脱皮の兆候を発見したら、霧吹きなどでケージ内の湿度を高く保つようにしましょう。そうすることである程度、脱皮不全を防ぐことが可能です。

あらかじめ動物病院を見つけておきましょう

ヒョウモントカゲモドキを診察してくれる動物病院はそれほど多くありません。なにかあったときに慌てないためにも、健康な時から最寄りの動物病院を見つけておきましょう。

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