小説になるほど他の猫とはひと味違う三毛猫ですが、三毛猫に関する言い伝えや話しは昔からいくつもあり、都市伝説化されてしまった話もあるほどです。
最近では洋猫の勢いに押され、三毛猫のような猫を見かける機会は減ってしまいましたが、それでも三毛猫は今でも重宝されている猫です。
今回は知れば知るほど奥が深い三毛猫について、たっぷりその魅力をご紹介しましょう。
そもそも三毛猫ってどんな猫
ペットショップなどでみる猫には色々な毛の猫がいますが、野良猫として私たちに馴染んでいる日本の猫には基本として黒と明るい茶色、白い猫がほとんどだと言われています。
三毛猫は3色の毛を持つ猫のことで、一般的には黒、茶色、白の3色をバランスよく持った猫が三毛猫だと言われています。
3色の毛を持つ猫の中でも白地毛に赤や黒の毛が小さく何カ所かにある白が圧倒的に多い猫をトビ三毛と言い、白地毛に赤トラやサバのような縞模様のある猫をシマ三毛またはキジ三毛と言います。
また白地毛に赤、銀色(青)のブチや縞模様、ブチが小さくいくつもがある猫を銀三毛もしくは青三毛と言います。
三毛猫はメスしかいないというのは本当か
昔からよく言われているのは三毛猫にオスはいないという話です。もちろん、オスの三毛猫もいますが三毛猫のオスは非常に数が少なく、幸運を招くと古くから信じられていて航海安全の守り神として重宝されていたこともあるほどです。
1960年代に入り遺伝子学的に三毛猫のオスが少ないということが解明されました。それによると三毛猫のオスが生まれる確率は3万匹に1匹以下といわれていて、遺伝子学的にもほぼメスしか生まれてこないことが分かっています。三毛猫の毛の遺伝子がメスの染色体の上にしか現れないからというのが理由ですが、いかにオスが貴重かということがよく分かります。
三毛猫の人気
三毛猫は日本では小説や昔話にも登場するくらいに身近な猫ですが、実は海外では珍しい猫とされていて、トーティー&ホワイトと呼ばれたり、キャリコなどと呼ばれたりしています。
そしてその人気も日本好きな外国人を中心に沸々と火が付き始め、mikenekoとして表記されることもあるくらいです。
未だ謎多き三毛猫ですが、洋猫人気で店頭でも洋猫を中心に販売などがされる中、三毛猫は日本らしい猫として、また独特な色彩を持つ猫として日本でも人気の絶えない猫です。
コメントを残す