愛犬が遂に出産を迎える。飼い主にとっても愛犬にとっても、期待と緊張で胸がいっぱいになりますね。自分の家で出産させる「自宅分娩」であれば尚更です。
出産時には予想だにしないトラブルが起こることもあるので、あらかじめ、その時に何をすべきなのか知っておくことが大切です。
今回はそんな「自宅分娩の出産のお世話と出産道具」について読了時間2分程度でご紹介します。
出産道具
あまり馴染みがないかもしれませんが、分娩時にはいくつか用意しなければいけない道具があります。数が多いので以下のように箇条書きで紹介していきます。
- 分娩箱
- ティッシュペーパー
- バケツ
- カーペットヒーター・保温箱等の暖房器具
- ぬるま湯
- ガーゼ
- 糸、ハサミ
- イソジン
- タオル
最低でもこれだけの道具は用意して下さい。それぞれ出産時や、新生児を取り上げた時に必要になる道具です。
お産が始まったら
お産が始まったら、人にできることはあまりありません。頑張るのはあくまで母犬で、飼い主は「助産」に徹することが求められます。
助産とは陣痛が始まった母犬を言葉で励ましたり、体を撫でて安心させてあげることです。「その程度なの?」と思われる方もいるかもしれませんが、人も犬も出産時の不安は相当なものです。
普段から犬と飼い主が良い関係を築けていればいるほど、犬は飼い主の声に励まされ、出産も順調に行われるのです。そのため、決して不安がったりオロオロする姿を母犬に見せてはいけません。ドンと構えて、母犬を応援してあげましょう。
仮死状態で生まれてきたら
犬は一度で数匹の子犬を産みますが、なかには息をしていない仮死状態で生まれる新生児もいます。そんな子犬を発見したら
- 頭や顔(特に鼻の穴)についている粘液を拭き取る
- 口の中の粘液を拭う
- 体を拭いて、全身をマッサージする
以上のことをただちに行いましょう。息を吹き返すことがあります。
新生児の体調を確認する
生まれた直後の新生児の体調はとても簡単に確認できます。鼻先や口内、足の肉球の赤色が濃くなるほど健康な証拠です。
いつでも獣医さんに連絡が取れるようにしておきましょう
自宅分娩といっても、一度も獣医さんのお世話にならないというわけではありません。
特に小型犬の出産は難産になることが多いので、かかりつけの獣医さんと密に連絡を取り合って、いざというときはすぐに頼れるようにしておくことも必要です。
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