飼い主さんは猫のおしっこの回数や色を普段チェックしていますか?
実は、猫はストレスが原因となって膀胱炎を引き起こしてしまうことがあります。
とても繊細だからこそ起こりやすい猫の膀胱炎、症状が進行し、猫がぐったりとしている場合はとても危険です。
今回は猫の膀胱炎の症状と、普段の生活において注意すべきポイントをご紹介します。
猫の膀胱炎の種類
猫は環境の変化などにとても敏感な動物ですが、ストレスが原因で膀胱炎になってしまうことがあります。
膀胱炎は、腎臓から送られてきた尿をためる器官である膀胱に炎症が起きてしまうことを言います。
細菌感染による膀胱炎を「細菌性膀胱炎」と呼びますが、ストレスなど様々な要因や体の器官や神経系など幅広い原因のもとに膀胱炎になってしまうことを「特発性膀胱炎」と呼び、猫はこの特発性膀胱炎が多いと言われています。
膀胱炎は、一度治っても再発を繰り返してしまうこともあり、注意が必要です。
普段からトイレをチェックして、猫のおしっこの回数が増えたり、逆におしっこが出ていないと気づいた時には、動物病院を受診するようにしましょう。
特発性膀胱炎の際の猫の症状
猫の特発性膀胱炎の原因は、様々なことが考えられます。
肥満であったり、普段からお水をあまり飲まない猫の場合、危険であるとも言われています。
また、引越しや長時間の留守番、新しい家族が増えた時など、猫にとってあらゆるストレスが原因になってしまうこともあります。
- おしっこをする時に痛がるような様子がある
- 姿勢を取っているのになかなかおしっこが出ない
- 今までトイレのしつけがしっかりできていたのに粗相をしてしまった
- おしっこは出たけれど血尿や回数が多くなった時
など、猫のおしっこの様子に変化があった時は、特発性膀胱炎を疑って獣医師に相談してみるとよいでしょう。
動物病院では、抗生物質の投薬や他にも関連している病気がないかなどを調べて治療をしていきます。
膀胱炎にならない為に気をつけたいこと
猫の膀胱炎対策として、しっかり水分を取ることはとても大切になります。
そのためにも、ドライフードからウェットフードに切り替えて、水分を積極的に取れるようにしてみてもよいでしょう。
普段から、新鮮なお水を猫のよくいる場所、数箇所に置いておくことも大切です。
猫のストレスにとって、実は大きな影響を及ぼしているのが、トイレの汚れです。安心して排泄できる場所にトイレを設置し、おしっこやうんちは毎日取り除くようにしましょう。
特に多頭飼いをしている場合は、トイレの数も多めに置くようにしましょう。
飼い主さんと猫のコミュニケーションもとても大切です。
猫と遊ぶ時間を作るようにする、ブラッシングをこまめに行うなど、猫にとって運動することやストレス発散がとても大切であることを忘れないようにしましょう。
普段のトイレチェックを忘れずに
猫のトイレを毎日チェックする中で、異常に気づいた際は早めに動物病院を受診するようにしましょう。膀胱炎によって、体がぐったりしている時はすぐに治療が必要です。
猫は自由きままと言われますが、実は、とても繊細で様々なストレスの影響を受けやすい動物でもあります。
それが原因となり、ひどい膀胱炎にならないためにも、日頃から猫のストレス解消にも気を配ってあげたいものですね。
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