高齢猫は要注意! 猫の甲状腺機能亢進症の症状・原因・治療法について

猫の甲状腺機能亢進症はこんな病気

甲状腺は首にある器官で「甲状腺ホルモン」という物質を分泌しています。甲状腺ホルモンは

  • 脳の活性化
  • 体温調節
  • 心臓、胃腸の活性化
  • 新陳代謝の促進

といった人の生活においてなくてはならない役割を果たしています。しかし甲状腺ホルモンの分泌量は多すぎても、少なすぎてもいけません。

甲状腺機能亢進症とはなんらかの原因により、甲状腺ホルモンが異常に分泌されてしまう病気です。急性・重症化すると命の危険もあるので注意しなければいけません。

猫の甲状腺機能亢進症の症状

甲状腺機能亢進症を発症するとまずは

  • 食欲の増加または体重減少
  • 活動性が高まる、おちつきがなくなる
  • 性格が激しくなる

などの変化がみられます。多少性格が変化するくらいなので、初期症状までは病院へ連れていく理由にはならないかもしれません。

しかし症状が悪化するとそうは言ってはいられなくなります。

  • 多尿
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 筋肉の衰弱
  • 毛の光沢がなくなる
  • 心拍数、脈拍が早くなる

といった症状があらわれ、全身に様々な悪影響が出てしまうのです。

さらには「腎不全」「甲状腺中毒性心筋障害」「全身高血圧症」といった命に危険をおよぼす病気を併発してしまう恐れもあります。

猫の甲状腺機能亢進症の原因

甲状腺機能亢進症は甲状腺が肥大してしまうことにより、甲状腺ホルモンが増加し、異常が発生してしまいます。なぜ甲状腺が肥大してしまうのかは未だはっきりと分かっていません。

しかし老猫の発生率が非常に高いことから、老化などに起因しているのではないかと考えられています。

甲状腺機能亢進症になりやすい猫

甲状腺機能亢進症は老化とともに発症リスクが高まる病気です。7歳~10歳の猫の約10%以上が甲状腺機能亢進症を発症しているというデータもあります。

逆に若年齢の猫の発生率は全体の5%以下とかなり低いようです。

また基本的には性別・猫種関係なく発症しうる病気ですが、シャム猫・ヒマラヤンといった品種は発生率が低い傾向があるようです。

猫の甲状腺機能亢進症の治療法

甲状腺機能亢進症の治療法は、内科療法・外科療法の二種類があります。

内科療法では抗甲状腺薬剤を投与し、甲状腺ホルモンの分泌を抑えます。外科療法は甲状腺を取り除いてしまいます。

予防法はありません。早期発見をこころがけましょう

甲状腺機能亢進症の予防法は確立されていません。老猫が発症しやすいので、発見が遅れると体力的に肥大化し腫瘍となってしまった甲状腺を取り除く手術が出来ないことがあります。

早期に発見すれば、内科療法で治療することも可能なので、出来るだけ早く発見するようこころがけましょう。

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