猫に多い認知症! 猫の老化と認知症の症状・予防法について

猫を飼いはじめたばかりの人は、まだあまり気にかけることもないかもしれませんが、できれば猫の寿命と老化について一度考えておくといいかもしれません。

ペットは基本的に人間より寿命の短い生き物で、猫に関して言えば、10〜15年くらいが寿命だとされています。

猫を飼っている以上、猫が老いていくのを看ていかなくてはいけないということになります。

猫と人間の年齢

猫の寿命は10〜15年くらいと言われていますが、その一生を人間の年齢に換算するとどれくらいかご存知でしょうか。

人間の平均寿命の85歳を猫に置き換えると、猫の1年というのはものすごいスピードで年を取っているということになります。

猫の生後1週間は人間でいう生後1ヶ月にあたり、既にこの時点で差が開いていることがよくわかります。

猫が生後1ヶ月で人間の1歳にあたり、猫の1歳では人間の15歳になります。猫が2歳で人間の24歳になり、その後1年に4歳ずつ年を重ねていきます。

5歳から10歳までの猫の老化

猫の老化は早くて5歳くらい、人間の年齢で言う30代半ばくらいから始まります。

身体能力が低下しはじめ、今までジャンプして上れていた場所などに上れなくなることが増えてきます。

また、口回りのひげや体毛に白髪が混ざりはじめてきます。それからだんだんと、被毛の毛艶がなくなりはじめ、内臓機能が弱りはじめます。

毛繕いを行う回数が減り、目やにやフケなどが目立つようになり、だんだんと寝ている時間が増えるようになってきます。

猫の認知症は10歳代に多い

10歳を超えてくると、猫の身体に現れる変化はすごく多くなります。

運動神経が鈍くなり、爪を出したりしまったりできていたのが、出っぱなしになる猫が多くなります。

抜け毛の量も増え、食事の好みが変わることもあります。そうして増えてくるのが認知症です。

アメリカで行われた調査では11歳以上の猫152頭のうち、およそ半数が認知症であったという結果も出ているほど、非常に多い症状です。

食事をしたことを忘れたり、無意味にものを壊したり、攻撃的になったり、狭い場所に入っては出られなくなったりと、人間の認知症と似たような症状が多くみられます。

他にも徘徊や、トイレの場所が分からなくなりあちこちで粗相をしてしまったり、飼い主を認識できなくなったりします。

スキンシップを多くとることで進行を和らげることも出来ます。

まずは、愛猫のことをしっかり考えてストレスのない老後を送らせてあげる事が大事です。

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