猫の目が赤い! 猫の結膜炎の症状・原因・治療法について

瞼の裏側に炎症が起こり、赤く腫れたり痒みが出たりする結膜炎。原因はさまざまですが、痒みがあるため、猫が目をこすってしまったりして、より悪化することが多いようです。

今回は猫の結膜炎について、原因、治療方法などをご紹介しましょう。

結膜炎の症状

結膜炎は主にウィルスによって起こりますが、目の裏が炎症を起こし、充血して、痒みや痛みを伴います。

症状が悪化すると涙の量や目ヤニが増えて、瞼がくっついてしまうこともあります。放っておくと角膜炎になる場合もありますので、注意が必要です。

結膜炎の原因

多くの場合、猫ウィルス性鼻気管炎や猫カリシウイルス感染症などのウィルス感染によって起こります。

その他にもクラミジア、マイコプラズマのような細菌に感染したり、ゴミやホコリが目に入ることで結膜が傷ついて起こる場合や、アレルギーが原因になることもあります。

原因によって治療方法も変わりますので、猫の目に異常を認めたら、すぐに獣医さんに見てもらうようにしましょう。

結膜炎の治療方法

結膜炎の治療は、主に点眼薬を使いますが、原因によって点眼薬の種類が変わります。

ウィルスが原因の場合は抗ウィルス点眼薬が使われますが、呼吸器系などにも疾患が出ている場合は、そちらの治療も同時に行われます。

アレルギーが原因で起きている場合は、抗アレルギー系の点眼薬を使用します。

これらの要因が複数絡んで炎症が起こる場合もありますので、原因の特定は複雑ですが、目ヤニの培養検査で原因を突き止めることができます。

結膜炎の予防方法

アレルギーが原因の結膜炎は予防が難しいのが現状ですが、多くのウィルス性の結膜炎はワクチン接種でウィルス感染を防ぐことにより予防が可能です。

また、室内飼いにすることで、ウィルス感染やアレルゲンとの接触を防ぐことができますので、結膜炎になる可能性が低くなります。

結膜炎の中には伝染性のタイプもありますので、多頭飼いしている場合は、炎症が引くまで、感染した猫を隔離した方が良いでしょう。

飼い主さんも感染猫がいる場合、他の猫を触る前には手を洗うよう注意しましょう。

早く対処すれば治る病気

ウィルス感染症の症状のひとつとして結膜炎が起こっているのでなければ、結膜炎は治る病気です。

猫は痒みがあると目をこすってしまうため、治療が長引くこともありますが、辛抱強く治療を続けることが大切です。

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