猫を外に出している方はご用心
最近は完全に室内で猫を飼う方も増えてきています。それでも一日に一度は猫を外で自由に散歩させている飼い主の人もまだたくさんいるのではないでしょうか。
散歩は手軽に運動不足やストレス解消になる有効な手段ですが、事故や怪我などの危険も潜んでいます。猫の喧嘩もその一つです。
喧嘩で命を落とすことは少ないですが、喧嘩による傷が原因で大きな病気に感染してしまう危険もあるのです。
愛猫が傷を負って帰って来た時に注意すべき病気について調べましたので、いざというときにご参考ください。
猫の噛み傷は細菌の温床です
猫の喧嘩による傷で注意すべきなのは「噛み傷」です。爪による傷は比較的浅く、細菌が入っても重症化することはあまりありません。
それに対し、噛み傷はより深い場所まで細菌が達してしまいます。細菌は空気が少ない体内に入ると爆発的に増殖してしまう性質を持っています。
さらに猫の口内・唾液は細菌の温床。野良猫に噛まれてしまうと、なんらかの伝染病に感染してしまうリスクが高まってしまうのです。
猫の噛み傷により感染する恐れがある病気
噛み傷により感染する伝染病は非常に多くあります。
「猫伝染性腹膜炎」「猫伝染性白血病」「猫エイズ」といった比較的軽い症状の病気もあれば、「猫パルボウイルス」「猫免疫不全ウイルス」「カリシ」といった命の危険がある感染病もあります。
猫が傷を負って帰ってきたときの対処法
もし猫が傷を負って帰宅したとき、飼い主はどうすれば良いのでしょうか。
大きな傷であればすぐに病院へ連れていくべきです。怪我をして12時間以内に正しく対処すれば、大事には至りにくいとされています。早期発見・早期治療が水際対策としてとても大切なのです。
傷が小さくて見つかりにくいこともあります。感染症の中には長い潜伏期間を持つものもあるので、その場で気付いてあげられなければいつの怪我が原因で感染したのか分からなくなってしまうこともあります。
猫が散歩から帰ってきたときは、かならず体の状態をチェックする習慣をつけましょう。
そのときに
- 出血
- 穴のあいた傷
- 皮膚のしこりや、膿、腫れ
などを見つけたときはできるだけ早く動物病院へ連れて行きましょう。
完全室内飼育にすれば感染リスクをぐっと下げることができます
傷を負った猫の対処法としては早期発見・早期治療が重要ですが、そもそも外に出さなければ他の猫と喧嘩することもありませんし、交通事故にあうこともありません。
猫の死因トップ2が伝染病・交通事故なので、この二つの原因を取り除くためにも、完全室内で猫を飼うことをおすすめします。
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