猫が具合の悪い時にするしぐさや行動とは?

私たち人間は、体調が優れず身体が思うように動かなかったり、いつも出来る事が出来なかったりしたとき、言葉を話せるのでその症状を医者に伝えて適切な診察を受ける事が出来ます。

しかし、人間以外の生き物は言葉を話す事が出来ないので、当たり前の事ですが言葉を使って自分の感じる体調や意思を人間に伝えられません。

動物は私たち人間にしぐさや行動から意思を伝えているのです。

さて、猫の場合はどうでしょうか?具合が悪い時に猫は「具合が悪いから看病して!」とは言いません。むしろ自分でどうにかしようとじーっと大人しくしているでしょう。

軽い症状であれば、動物病院に行かずに自然治癒してくれるかもしれませんが、もし急病や重度の症状だった場合、飼い主がいち早く異変に気がついてあげないと、死に至ってしまったり、取り返しがつかない事態になってしまいます。

猫の身体は神秘的

猫の身体はとても神秘的なのです。怪我や病気の時には猫の脳からは、痛みの自覚作用を制御する効果がある「エンドルフィン」という物質が排出されます。

猫が怪我や病気をした時、痛みの程度に関係なく、オーバーな反応はしないと思います。例えば足を骨折してもふつうに歩こうとしたり、体調が相当悪い状態でも走り回る事もあります。

猫は人間と違い、痛みや症状を表に出さず自分だけで何とかしよう!と本能的に考えます。そのため、飼い主がいかに気づいてあげられるかで、その猫の命が左右されます。

猫のしぐさや行動を知っておこう

猫の具合が悪い時にするしぐさや行動を知っておけば、早いうちに病院へ連れて行けるでしょう。いくつか挙げてみます。

いつもより大人しい

常に元気に走り回っている猫が少しでも大人しいときは、注意が必要です。日頃どれだけ動くのか、比較して下さい。

落ち着きがない

大人しいとは真逆で、いつもより落ち着きが無い時どこか具合が悪いのかもしれません。ずっと鳴き止まなかったり、飼い主の身体にすりすりしたりと、いつもとは違う行動をオーバーにする事があります。

食欲が無い

健康な猫は基本的に食べる事を最優先するため、食欲が無い状態は危険と考えていいでしょう。

少し具合が悪いくらいでは食欲が無くなる事はありませんが、もし、一日中ご飯に手をつけない!なんて事があるのであれば、それは具合が悪い証拠かもしれません。すぐに動物病院で診察を受けたほうがいいでしょう。

触られる事をいやがる

いつもは自分から触って!と擦り寄ってきたり触られる事が大好きな猫なのに、触ってみると嫌がったり、唸ったりする場合はどこかしら体調が悪いのでしょう。

人間も、具合が悪い時には自分の身体を触るだけでもゾワゾワと変な感じがしますよね。それと同じです。そっとしておきましょう。

問題行動を知っておきましょう

猫は一般的に、問題行動といわれる行動をします。それは身体の痛みに反応して起こり、過剰に鳴いたり喉をゴロゴロと言わせたり、飼い主に敵対心を表したり、外の車や他の動物に襲いかかったりします。

具合が悪いことで、トイレの場所を間違えるなど、ふだんから習慣づいている行動が出来なくなる事もあります。

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