インコの病気は見つけづらい
言葉をしゃべれないペットの病気を初期段階で発見するのは難しいです。特にインコなどの鳥類は、犬や猫のように表情や仕草から不調のサインを発見することは至難の業です。
また食物連鎖の下位にいるインコは「弱った素振り=外敵に襲われる可能性が上がる」という本能があるので、病気などを隠そうとしてしまいます。
ただ漠然と一緒にいるだけでは、気付いた時にはもう手遅れ…なんていうことにならないためにも、不調のサインをしっかりと発見してあげることが大切です。
インコの不調のサイン
注意して観察すれば、不調のサインは決して分かりにくいものではありません。それぞれのサインと予測される原因について挙げていきましょう。
運動を嫌がる・じっとして動かない
体力が減っている。もしくは寒くて凍えていると予測されます。温度を確認し、インコの体に他のサインが出ていないか確認しましょう。体調を崩している可能性があります。
元気がない
長い間一緒にいると感覚で元気がないかどうか、なんとなく分かってくるものです。「ちょっと元気がないなぁ」と感じたら、室内温度を最適に設定(27度~30度)し、経過を観察しましょう。
食欲不振
食べる量が減るのは体調不良の証拠です。長く続くようだと体重が減少し、病気などの原因にも繋がります。病院で受診し、早めに原因を探りましょう。
便の異常
下痢をしているようだと要観察です。数日で治れば問題ありませんが、一週間ほど続くようだと消化器系の病気かもしれません。
嘔吐
嘔吐物を発見したり、顔が汚れている(嘔吐した証拠)と注意が必要です。ただしオスのインコは元々食べたものを戻す「吐き戻し」という習性があるので、そのあたりはちゃんと見分ける必要があります。
呼吸・咳の異常
こちらもすぐ治れば無問題です。長く続くようであれば呼吸器系等や循環器系の疾患があるかもしれません。対処が数日遅れるだけで死亡するリスクが高まる病気もありますので、注意しましょう。
毛並み・くちばしの異常
ダニによって毛並が乱れたり、ハゲてしまったり、くちばしが変形してしまうことがあります。たかが毛並と軽視してはいけません。疥癬にかかってしまったら、死んでしまうこともあります。すぐに病院で診察をうけることをおすすめします。
異常を見つけたらとりあえず病院へ
なんでもかんでも病院へ連れて行けばいい。ということではありませんが、インコの症状・日数を考えておかしな点がある場合は診察を受けることが無難でしょう。
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