水カビ病ってどんな病気?
水カビ病はクサガメやイシガメなどによく見られる病気で、名前のとおり、カメの甲羅や皮膚にカビが生えてしまいます。日頃から注意していればキチンと予防でき、軽症であれば自力で治療することも可能です。
水カビ病の症状
水カビは皮膚と甲羅のそれぞれで症状が変わってきます。各症状は以下のようになります。
皮膚の水カビ病
皮膚に水カビが生えた場合は特に注意が必要です。手足や首の付け根に白く変色し、毛のようなフワフワしたカビが生えることが多く、悪化すると皮膚がただれてボロボロになってしまい、炎症を起こしてしまいます。
さらに重症化すると、命の危険にも関わってきます。
甲羅の水カビ病
皮膚に出来る水カビ病と症状は同じですが、比較すると発症する確率は少なく、また重症化することもあまりありません。
甲羅にカビが生えると甲羅にツヤがなくなり、ひどい乾燥状態になってしまいます。
水カビ病の原因
水カビ病の原因は「水質の悪化」「日光浴不足」「ストレス」「飼育環境」によるものです。
水質が悪かったり、ストレスによってカメの免疫力が弱っていると少々の傷でもそこにカビが生えてしまいます。
水カビ病の治療
まずは飼育環境を適切に改善しましょう。15度前後だと水カビ病が発生しやすい傾向があるので、水温を25度~30度以内に保つようにしましょう。そうすれば水カビの発生を抑えるだけでなく、カメの体力回復にも効果があります。
また水質を改善するために水替えを頻繁に行いましょう。可能であれば毎日することが望ましいです。
次に水カビの消毒です。カビのふわふわの箇所をピンセットで取った後、水に10%のイソジンを混ぜたもので薬浴させましょう。1時間ほど入れておけば十分です。カメの口に薬水が入らないよう、水は浅めにする必要があります。
薬浴が終わって1時間~2時間は日光浴をさせるようにしましょう。これを繰り返せば、比較的軽い水カビ病は完治します。
症状が重篤であれば、専門の動物病院で診療してもらいましょう。
水カビ病は予防できる!
水カビ病はしっかりと予防しておけば、発症を抑えることができる病気です。
治療の項目でも言いましたが、普段から日光浴・水の入れ替え・ストレス軽減(多頭飼いしない)などこころがけて、水カビ病からカメを守ってあげましょう。
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