上質なタンパク質が摂取でき、低カロリーである点から、今や海外でも注目されている豆腐。人間にとっては健康に良い素晴らしい食品ですが犬が食べても人間と同じようなメリットが得られるのでしょうか?今回は犬に豆腐を食べさせても良いのかどうかについて調べてみました。
犬は豆腐を食べても大丈夫
豆腐は犬にとって一番大切な栄養素であるタンパク質が豊富で、さまざまな種類のアミノ酸がバランスよく含まれています。
また、ビタミンK、カルシウム、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン、セレン、クロム、リン、鉄などビタミンやミネラルも豊富です。これらの成分はいずれも犬にとって大切な栄養素ですので、犬に食べさせても大丈夫です。豆腐は大豆をすり潰し、過熱し絞った豆乳を固めて作ります。消化がよく吸収もされやすい点はむしろ大豆よりも優れていると言えるでしょう。
豆腐を食べるとどんな効用があるの?
良質のタンパク質だからヘルシーな低カロリー食になる
犬の主食は肉類ですが、肉類の一部を豆腐にすることにより肥満気味の犬にはダイエット効果が期待できます。お豆腐の主たる栄養分はタンパク質ですので栄養バランスが偏ることもありません。消化吸収が良いので老犬にもオススメです。
大豆の脂肪は成人病を予防する
大豆に含まれている脂肪のうちの8割が体に良いと言われる不飽和脂肪酸。しかも必須脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸の割合が高いのが特徴です。動物性の脂質はコレステロールが多いのですが大豆の脂肪はコレステロールが少なく、成人病の予防にも効果があります。
豆腐に含まれるサポニンが老化を防止する
豆腐にはサポニンという成分が豊富に含まれています。サポニンはアミノ酸、脂肪酸、ブドウ糖が合わさってできた成分で、強力な抗酸化作用があります。また、大豆のサポニンには血管に付着したコレステロールや脂肪を洗い流す働きや肝機能を保護する働きもあり、犬の健康をトータルにサポートしてくれます。
豆腐を犬にあげる時に注意したいこと
犬の中には大豆アレルギーのある犬もいますので、注意が必要です。豆腐をはじめて食べさせる場合は少しずつ与えて様子を見るようにしましょう。
大豆にアレルギーがなければ豆腐は消化もよく、栄養的にも問題ありませんので与えても気にするる必要はありません。ただしダイエットなどに活用する場合は、栄養不足にならないよう犬のフード全体の栄養バランスやカロリーを計算する必要があるでしょう。
また豆腐には肉に比べてマグネシウムとリンが多く含まれています。そのため、リンやマグネシウムを主成分とするストラバイト結石がある犬では豆腐はなるべく控えた方がいいでしょう。
豆腐を食べさせるなら手作りメニューがオススメ
豆腐には犬を惹き付けるような匂いはありませんので、犬の嗜好に合うように手を加えてあげるのがオススメです。豆腐は絹ごし豆腐より木綿豆腐の方が栄養価も高く食べ応えもあるので、よりダイエットに適しているといえるでしょう。
豆腐は適量をうまく取り入れて
一部、尿路や腎臓に疾患がある犬を除いて、豆腐は犬に与えても安全な食べ物だといえましょう。犬は腸が短いため野菜や果物、豆など繊維の多い食物の消化が苦手だと言われていますが、豆腐は豆由来でありながら消化が良いので犬消化器にさほど負担を掛けることもないでしょう。
ですが豆腐は犬の主食ではありませんので、栄養バランスを考慮しながら、豆腐を上手に食事のメニューに取り入れていくことをオススメします。
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