垂れ耳と軟らかい長毛で人気!アメリカンファジーロップの特徴、性格、飼い方

垂れた耳に黒く大きな目、長いストレートな被毛が特徴のアメリカンファジーロップ。もともとアメリカで交配されて広まったうさぎですが、日本でも人気です。今回はアメリカンファジーロップの特徴や飼い方などをご紹介しましょう。

アメリカンファジーロップってどんなうさぎ?

アメリカンファジーロップはホーランドロップとフレンチアンゴラをかけ合せることで生まれた品種。垂れ耳はホーランドロップから、長くてシルキーな被毛はフレンチアンゴラからの遺伝です。大人になると1.5kg前後~3kg前後にまで成長し、体調も25cm~30cm程度にまで大きくなります。
性格は至って穏やかで人懐こく、飼い主さんとのスキンシップも嫌がりません。うさぎとの触れ合いを求める人にはぴったりのうさぎです。

アメリカンファジーロップを飼う時の注意点は?

アメリカンファジーロップは性格が人懐こいため、初めてうさぎを飼う人でも飼いやすいと言われています。ただし、被毛が長いため毛玉がお腹に溜まってしまう毛球症に罹りやすいと言われていますので少なくとも週に2~3度はブラシングして無駄な毛を梳いてあげるようにしましょう。
アメリカンファジーロップは他のうさぎ同様に温度の変化に敏感です。寒い冬や暑い夏、湿気が多く蒸し暑い梅雨の時期などは、ケージの温度・湿度管理が大切です。冬や夏など気温が極端に上下する時期はエアコンなどで20℃~25℃位の温度に保つよう注意が必要です。ケージの置き場所も季節によって移動させて冷たい空気や直射日光を避けるようにすると良いでしょう。
また、垂れ耳で長毛のアメリカンファジーロップは耳ダニなどに感染する傾向があります。耳の中は定期的にチェックし、汚れていないかどうか、嫌な臭いがしないかどうか調べることも大切です。

アメリカンファジーロップを飼う時に揃えたいグッズは?

居心地の良いケージを入手

アメリカンファジーロップを飼うためにはまずケージが必要です。うさぎは縄張り意識が強い動物ですし、穴の中で暮らしていた本能から広いケージはかえってストレスになります。エサ場、トイレなどの生活必需品を入れた残りのスペースはうさぎが体を回転させられる程度で充分です。ケージの床にはうさぎが怪我をしないよう床材もしくはすのこを敷き、トイレも用意しましょう。

食事のためのグッズを揃える

エサを与えるためのグッズとして牧草入れ、エサ箱、給水器などを用意します。ケージの中はそんなに広くないはずですので、エサや水をこぼさないよう柵に固定するタイプがオススメです。

グルーミンググッズも用意しよう

うさぎは前歯を常に削っておかないと必要以上に伸びてしまって食事がままならなくなります。歯をケアするための道具として齧り木を用意しましょう。また、先ほども紹介したようにアメリカンファジーロップは被毛のお手入れが欠かせませんので、櫛やブラシは必然です。

アメリカンファジーロップのエサには何を用意する?

うさぎ専用ペレット

ペレットは牧草を材料に作られ、うさぎに必要な栄養分がバランスよく添加されていますが、栄養価が高いため食べ過ぎると肥満になってしまう場合があります。ペレットの食餌量は食事全体の約3割程度におさめるようにしましょう。

牧草

牧草にはマメ科の「アルファルファ」とイネ科の「チモシー」があります。「アルファルファ」はタンパク質などの栄養価が高く、成長期の子うさぎや妊娠中の雌うさぎに与えるのに適しています。反対に「チモシー」は繊維質が多く、カルシウムが少ないため高齢のうさぎに特に向いていると言われています。牧草は年齢や体調に合わせて変えていくことが大切です。

果物、野菜

うさぎの食生活を豊かにしてあげるため、たまには果物、野菜などをおやつとして与えても良いでしょう。ペット用のドライフルーツは腐りにくく便利なおやつです。

温和で可愛いアメリカンファジーロップは万人に愛されるうさぎ

垂れ耳とシルキーな長い被毛が可愛いアメリカンファジーロップはうさぎ好ききだけでなく多くの人を惹きつける人気者です。長毛のケアには手がかかりますが、人懐こく甘えん坊のアメリカンファジーロップはそれを補って余りあるペットです。

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