丸いチークがおかめのように見える。オカメインコの特徴、性格、飼い方をご紹介

頬にあたる部分にあるオレンジ色の丸い模様がおかめの頬紅のように見えることから名前がつけられたオカメインコ。インコと呼ばれていますが実際にはオウムの仲間で、大きく派手な色彩なので存在感があります。今回はオカメインコについてご紹介しましょう。

オカメインコってどんな鳥なの?


オカメインコは、オウム目オウム科に属する正真正銘のオウム。ヒヨドリと同じくらいの大きさですがオウムの中ではサイズが小さく、顔にあるオレンジ色の丸と頭頂部の冠羽が特徴です。羽根の色や顔の色によって、ルチノー、ノーマル、パール、パイド、シナモンなど品種は豊富です。
もともとはオーストラリアに生息していた鳥ですが、イギリス人が持ち帰ったことからヨーロッパでペットとして広まり、日本には明治末期に輸入されました。セキセイインコほどポピュラーではありませんがペットとしての歴史は意外に古いのです。

オカメインコを飼う時の注意点は?

オカメインコは孤独に弱い

オカメインコは普段、集団で暮らしているため、意外に寂しがり屋です。一羽のみで飼育していて飼い主さんがあまり家にいないケースでは不安から予想以上の大きな声で鳴き叫ぶことがあります。近所迷惑になることもあり得ますので、外出時間が極端に長い家庭には不向きかもしれません。

アレルギーに注意

オカメインコは羽根の根元から粉が出るのが特徴です。この粉は飼い主さんにアレルギーを引き起こす可能性がありますので、呼吸器系に疾患がある人は注意が必要です。

クリッピング

セキセイインコの羽根の先をカットして遠くまで飛べないようにしておくことをクリッピングと呼びます。オカメインコが逃げないよう家庭で飼育する場合にクリッピングをする方もいらっしゃいます。

オカメインコを飼う前に揃えたいグッズは?

オカメインコを飼うことを決めたら、必ず事前に鳥かごを用意しましょう。かごは大きい方が良いのですが少なくとも40㎝~50㎝四方のサイズを用意しましょう。かごの中には止まり木、巣箱、えさ箱、水入れなどを用意します。スペースに余裕があればブランコなどの遊具もあると良いでしょう。鳥かごの下にペットシーツや敷き紙を敷いておくと毎日の掃除が楽になります。

オカメインコは何を食べるの?

インコ用のペレット

鳥専用のペレットには鳥に必要な栄養分が配合されていますので、とりあえず常備しましょう。ただし、ペレットは鳥が本来食べている木の実や草とは若干違いますので、個体によって嫌いで食べない場合もあるかもしれません。

シード

シードには殻つきタイプと殻無しタイプがありますが、できれば殻つきタイプを選びましょう。殻無しはゴミが出ない点では便利ですが、オカメインコ本来の食習慣を考えれば殻つきの方がオススメです。殻つきシードの場合、器の中にシードが入っているように見えて実は中身を食べた後の殻ばかりということもあります。シードを与える場合は殻を取り除いてから必要分を足すようにしましょう。

その他

セキセイインコは緑の葉が大好きです。普段、私たちが食べている小松菜やスプラウトなどをあげると喜びます。また、健康のためにもカルシウム源としてボレー粉(牡蠣の殻など)も与えるようにすると良いでしょう。

甘える姿にファン多し!一度飼ったら止められないオカメインコ


馴れると肩に乗って顔に寄りかかって来たり、「頭を掻いて」と言わんばかりに頭を擦りつけてきたり…オウムインコを知らない人はオウムインコの甘える姿にびっくりするのだそうです。飼い主さんとコミュニケーションするという意味では犬や猫に引けを取らないオカメインコはきっとあなたの鳥に対する概念を塗り替えてくれるでしょう。

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