人間のプリンをそのまま食べさせる飼い主はまずいないと思いますが、カップに残っていたのを犬がなめてしまったということは良くあるのではないでしょうか?
犬はミルクと卵のにおいがする、甘いプリンの味が大好き。でも、やはり好ましいことではありません。ここでは、悩ましい犬とプリンの問題について考えてみましょう。
犬は甘味が大好き
アイスクリームやクッキーなど、犬は甘味のあるものが好きですよね。牛乳と卵、砂糖で作るプリンを欲しがるのもうなずけます。飼い主さんによっては、自分がおやつに食べた容器を必ず犬にあげるという人もいます。しかし、それが習慣になってしまうのは困りものです。
プリンは人間のお菓子の中では、カロリーも低めな方ですが、犬から見れば十分過ぎる糖分が含まれています。例え容器についているごく少量でも、人間に例えればアメをなめているようなもの。
犬のフードはごく薄味です。強い味に慣れてしまうと、味のない食事を食べなくなってしまう恐れもあります。誤って1回なめられてしまった、というくらいであれば、それほど気にする必要はありません。だからといって、わざわざ人間の、それもお菓子の部類を犬に与える必要はまったくありません。
牛乳と卵でつくるプリンの栄養は?
無添加のプリンは牛乳と卵に糖分だけで作られています。ここでは、糖分以外でプリンに含まれている栄養素を見てみましょう。
- βカロテン
- ビタミンB12
- タンパク質
- ビタミンE
- ビタミンK
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄
卵や牛乳に含まれる良質なタンパク質は、身体を構成する基本的な栄養素です。その他にも骨づくりにかかせないカルシウムや、毛のつやを良くするビタミンEなどが含まれており、栄養的には優秀なおやつといえるでしょう。
犬用に糖分を控えたプリンを手作りしてあげれば、飼い主さんと一緒に楽しい時間を共有できそうですね。市販されている犬用のプリンには、少量のハチミツを使って淡く甘味をつけるなどしています。
糖分以外の注意点とは?
犬によっては、牛乳や卵にアレルギーをもっている場合があるため、手作りプリンでも注意が必要です。他の牛乳や卵を使ったメニューでアレルギー症状が見られた犬にプリンを与える際には、最初はなめさせる程度で様子を見ましょう。アレルギーでは次のような症状が見られます。
- 下痢やおう吐
- 目の周りが赤くなる
- 毛が抜けたり発疹がある
プリンの材料は栄養に恵まれた食材ばかりですが、犬にとってこれらの食材は主食ではありません。アレルギーの心配がない場合でも、与え過ぎは禁物です。
おやつにするのは、市販されている犬用の商品か、糖分を控えた手作りが安心です。牛乳が苦手な犬であれば、豆乳などを使ってもヘルシーですね。野菜を加えたり、パンプディングにして主食の代わりにするなど、工夫次第でバリエーションも広がります。「愛犬・愛猫のための手作りレシピ」を参考にしてみてください。
特別な日のおやつにおすすめのプリンレシピ
犬おやつレシピ 豆乳プリン
犬おやつレシピ さつまいもプリン
犬おやつレシピ ワンちゃん用プリンアラモード
甘いプリンは犬には不要
人間用のプリンは糖分が多すぎて、犬の歯の健康を損ねたり、肥満の原因になります。味を覚えさせてしまうと、かえって可哀想な結果となる可能性もあります。犬用の小さなプリンを愛犬の特別な日のおやつに、準備してあげてください。
コメントを残す