ワクチン必須!絶対に予防しておきたい猫の伝染病

みなさんは愛猫にちゃんと伝染病のワクチンを接種していますか?犬と違い、猫にはワクチン接種の義務がありません。そのため、あまり猫のワクチン接種や伝染病について意識する機会も多くはないと思います。

猫の伝染病ってなに?

犬の場合は狂犬病といった代表的な伝染病がありますが、猫の伝染病はいずれも一般的には知名度の低いものが多いです。しかしその症状は重く、幼猫や老猫だけでなく成猫にとっても命の危険が伴う重い症状になってしまうものが多いです。

猫ワクチンの種類

猫のワクチンは一度の注射で予防できる感染症の数によって「3~7種混合ワクチン」に分けられています。今回はその中でもっとも一般的な「3種混合ワクチン」で予防できる感染症を紹介します。

「3種混合ワクチン」の価格は大体3,000円~5,000円が相場になっています。ワクチンの副作用などもありますので、しっかりと獣医さんに確認しておきましょう。

猫ウイルス性鼻気管炎

猫のくしゃみなどの接触感染や、空気感染で移ってしまう病気です。発熱やくしゃみ、鼻水といった風邪に似た症状が発症し、重症化すれば肺炎を引き起こしたり、食べ物を食べることができなくなり、急激に衰弱、死亡する恐れがある伝染病です。他の伝染病に比べれば自然完治も見込めて、致死率もそこまでは高くありません。しかし未熟な子猫などは症状の進行が早いので注意が必要です。

猫カリシウイルス感染症

猫ウイルス性鼻気管炎にとても良く似た症状(風邪症状)が出ます。肺炎を引き起こす恐れもあり、その場合は死亡するケースもあります。

また、感染力が非常に強く、ワクチンを打っていない猫を多頭飼いしている場合、あっという間に感染が広がってしまいます。症状が出ていない猫も、感染している恐れがあるので普段から、猫用の食器を必ず洗うといった対策が必要です。

猫汎白血球減少症

感染力、死亡率ともに高く非常に恐ろしい感染症です。猫同士の接触や、排泄物などで感染します。他の猫との接触が少ない室内猫でも、飼い主の衣服等に感染猫の毛等が付いていると感染する恐れがあります。

猫の体内の白血球が減少し、病弱になり、様々な病気を併発してしまいます。初期症状はいつもより元気がない程度ですが、次第に動かなくなり、高熱を出し、下痢や嘔吐を繰り返すようになってしまい、体力のない猫だと数日で死に至ることもある感染症なのです。

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