毛球症ってなに?
毛づくろいしたときに飲み込んだ毛が、胃や腸に詰まってしまう病気のことです。
発症すると消化した食べ物が移動できなくなったり、胃が機能障害を起こしてしまい、最悪の場合死んでしまうこともある恐ろしい病です。
毛球症はうさぎの宿敵
この毛球症を発症する危険にうさぎは常にさらされていると考えても、大げさではありません。なぜならうさぎは毛玉が胃に溜まったからといって、猫のように吐き出すことが出来ないのです。
実際、うさぎの死因の多くはこの毛球症によるものなのです。
毛球症の症状
・食欲不振
・元気がなくなる。運動量が減る
・体重減少
・糞が小さくなる。便秘気味になる
といった症状が起きたら要注意です。
特に糞の中に含まれる毛の量が目に見えて増えてきたら、すぐに病院で診療してもらいましょう。
毛球症の治療法
不安を感じたら、まずは動物病院に連れていきましょう。レントゲンなどの診察の結果、軽症ならば薬をもらえますし、重症の場合は手術をしなければならないこともあります。
毛球症の予防法
ブラッシングは定期的に、丁寧に
うさぎが抜け毛を飲み込まないように、定期的にブラッシングをしてあらかじめ毛を取ってあげることが必要です。
毎日は厳しくても、週に2回くらいはしてあげた方が良いでしょう。
また春と秋にあるうさぎの換毛期には、特に重点的にブラッシングしてあげましょう。うさぎの場合、換毛期間中の一週間ほどで毛が生え変わるので、その期間は毎日でもブラッシングをしてあげたほうが効果的です。
食べ物はペレットだけではいけません
「栄養バランスがしっかりとしている」というイメージのペレットですが、毎日ペレットばかり与えてしまうのは、実はうさぎの体にはよくありません。
ペレットには毛球症に効果がある「食物繊維」があまり含まれていないので、飼い主は意識してうさぎに「食物繊維」を摂取させなければならないのです。
食物繊維が豊富に含まれているうさぎの食べ物は
・牧草
・オオバコ
・タンポポ
・パイナップル
などです。牧草はペットショップや通販で購入可能ですし、野草も季節になればたくさん生えていますよね。基本的には野菜には食物繊維が含まれていますので、積極的に食べさせましょう。またパイナップルには飲んだ毛を絡ませず毛玉にしないという効果もあるので、特におすすめの食べ物です。
運動もしっかりと
運動をすること内臓の調子も良くなるので、毛球症の予防に効果的です。
まとめ:毛球症は防げる病気です
うさぎと毛球症は切っても切れない関係ですが、飼い主がうさぎの食生活やブラッシングを気をつけるだけで、発症するリスクをぐっと減らせる病気でもあります。
少しだけ手間を増やして、ブラッシングの回数を増やしたり、散歩がてら近所の河原などに野草を探しに行ってみてはいかがでしょうか。
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