愛犬に洋服を着せたいのに、嫌がって困るという悩みを持つ飼い主さんは少なくありません。洋服を着るとジッと動かなくなってしまう子、結構見かけますよね。どうすれば洋服を嫌がる愛犬に、服を慣れさせることができるでしょうか?今回は洋服を慣れさせるのに役立つコツをご紹介します。
犬に服って必要?そのメリットとは
「そもそも犬に洋服は必要ないのでは」という意見を時折耳にします。確かに犬は本来洋服を着る習慣はありませんし、自分自身で体温調節をすることが可能ですから、洋服は不要であるケースの方が多いかもしれません。
しかし最近は日本でも、様々な国原産の犬を飼う事ができ、中には暑さには強いものの寒さには弱い品種も多く存在しています。冬が苦手な犬の体調管理をする上で、洋服は良い防寒具になります。また犬が手術を行った場合に、傷口に触れることが無いよう洋服を活用することもあります。犬によっては洋服の着用がメリットになる場合もあるんですね。
犬に服を慣れさせるコツとは?
犬に服を慣れさせるのに役立つコツはいたってシンプル。ご褒美のおやつと褒めることです。まず犬を前向きに座らせます。小型犬の場合は膝に乗せることもできるでしょう。それでは手順を解説していきます。
①洋服の首を通す部分をたぐり寄せて、輪の形になるように服を持ちます。輪の前にご褒美を準備すると、犬がご褒美を食べようと輪の中に頭を入れる体勢になるので、犬がご褒美に夢中になっているうちに首まで服の輪を通しましょう。ご褒美を与えながら服の輪を通したり脱がせたりを繰り返します。
②頭部分の着脱に慣れてきたら、次は前脚を服に通していきます。脚を横に引っ張ったり高く持ち上げたりして痛い思いをさせないように注意します。片方の前脚を洋服に通せたら、ご褒美を与えます。そしてもう片方の前脚も着せたらまたご褒美を与えましょう。洋服が上手に着れたら褒めてあげましょう。
③脱がせるときは前脚から脱がせます。片足づつ脱がせる毎にご褒美のおやつを与え、最後に頭から洋服を脱がせたときにもご褒美を与えて褒めましょう。
トレーニングを繰り返すと、洋服を着る=ご褒美があると紐付けて覚えるようになるので、次第に洋服を嫌がらなくなります。
これはNG!飼い主がやってはいけないこと
飼い主がついやってしまいがちなこととして、愛犬が嫌がって逃げているのに叱ったり追いかけたりして、無理やり服を着せてしまうことが挙げられます。犬は嫌な思いをすると洋服=嫌なことと覚えてしまいます。また犬が服を嫌いになる原因として、飼い主の着せ方が下手という場合があるようです。特に犬の前脚の関節の構造を理解せず、無理やり服を着せようとして犬が痛い思いをすることが多いようなので、注意したいですね。
コツを掴んで洋服に慣れさせよう
犬にとってメリットもある洋服。普段から着用に慣れさせておくなら、もしものときにもストレスを与えることなく洋服を着せることができますよ。お利口に着脱できたときは、たっぷり褒めてあげてくださいね。
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