春になると普段より飼い主に甘えてくる猫がいます。いつもはひとりで寝ているのに、なぜか春になると飼い主にスリスリして飼い主のそばを離れようとしなかったり。飼い主としては嬉しいけど、どこか具合が悪い所があるのか心配になります。そこで、猫が春になると飼い主に甘える理由について、ご紹介したいと思います。
猫が春になると飼い主に甘えるのはなぜ?
いつもは飼い主に素っ気なくて、寝る時も一人が好きだし、抱っこさえされるのも嫌がるくらいなのに、春になる頃には性格が変わったかのように甘えん坊になることってありませんか?実は、猫が春になると飼い主に甘えるのは、発情期が近づいているからなんです。猫は発情期になると、本来はメス猫がオス猫に向けて甘えたような声を出して鳴くことなどがあります。室内飼いの猫の場合は、オス猫ではなく飼い主に向けて甘えるようなしぐさや行動をしているからなんです。では、猫が発情期になるとどのような行動の変化があるのでしょうか?
猫が発情期に見せる行動の変化を紹介
猫が発情期に見せる行動をメス猫、オス猫のそれぞれをご紹介します。
メス猫の発情期に見せる行動の変化について
メス猫の場合は、
- ソワソワして落ち着かなくなる
- 甘えるような声で鳴く
- 甘えたり人懐こくなる
- 食欲が無くなる
- 床の上でゴロゴロする
- 外に出たがる
などがあります。
オス猫の発情期に見せる行動の変化について
メス猫が甘えた行動を見せる一方、オス猫の場合は、
- ソワソワして落ち着かなくなる
- 引っ掻いたり噛みついたり攻撃的になる
- 大きな声で鳴き続ける
- スプレー(柱や壁などに臭いの強いオシッコをかける)をする
- 外に出たがる
など飼い主にとって問題行動となり得る行動が見られます。
このことから、発情期が近くなって甘えることが多いのは、メス猫だと言うことが分かりますね。
メス猫が甘える期間はどのくらいあるの?
飼い主としては普段の愛猫も良いけど、甘えてくる愛猫も愛らしく感じていることでしょう。この幸せな時間が少しでも長く続いてくれればと思うかもしれませんね。では、メス猫はどのくらいの期間の間、甘えた行動を見せるのでしょうか?猫によって個体差はありますが、大体2月~9月頃までにある発情期の間とされています。また、食事で与える量や日照時間の長さによって影響を受けると考えられています。
さいごに
愛猫の発情期を始めて迎える飼い主さんにとっては、予想外に嬉しい甘えん坊な愛猫にベロベロにされていることでしょう。また、発情期を終えて普段の素っ気ない猫に戻ってしまって寂しさを感じるかもしれません。猫には春と秋に発情期があるので、次に訪れる発情期を楽しみにするのも良いですね!
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