サイベリアンは日本ではまだなじみの薄い猫種ですが「どこかで聞いたような気がする…?」そう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
サイベリアンは2013年に、ロシアのプーチン大統領が秋田県知事に贈呈した猫。このことで日本でもサイベリアンという猫種の人気が広がり始めています。
サイベリアンを英語で書くとSiberian、ロシア北方の地、シベリアの猫という意味になります。シベリアだけではなくロシア北部の広い範囲に土着していた猫が由来ですが、その起源など詳しいことはわかっていません。
サイベリアンは、ロシアの広大な大地で農場や教会でネズミをとったりする猫として住民と共存してきました。
サイベリアンの体の特徴
ロシアの厳しい自然環境に順応したサイベリアン、その特徴のひとつが美しい毛並みです。
密生したゴージャスな被毛はしっぽまで豊かに大きく、あご下から胸まわりのライオンのたてがみのような毛も魅力的。
体型も他の猫種と比べると大柄、5kg~10kgを超えて大きく育つこともあるようです。全体的にメインクーンやノルウェイジャンフォレストキャットに似ているようですが、サイベリアンの違いはその体型にあります。
顔も体も全体的に丸みを帯び、たくましさに勝るメインクーンなどと比べるとふっくら柔らかい印象の持ち主です。
その親しみやすく愛らしい体型とゴージャスな毛並み、サイベリアンはまさに「モフモフするための猫」と言えるでしょう。
また、猫アレルギーの原因となるタンパク質を作る量が少ないため、猫アレルギーを起こしにくい猫とも言われているようです。
サイベリアンの性格の特徴
サイベリアンは、温和でフレンドリー、甘えん坊が多い猫種でその性格は「まるで犬のような猫」とも言われています。
人と遊ぶのが大好きなので、おもちゃを使って積極的に遊んであげるととても喜びます。
頭もよく飼い主に従順で非常に飼いやすい性格と言えるでしょう。
猫のツンデレなところがちょっと苦手な人でも、サイベリアンなら満足できるのではないでしょうか?
サイベリアンの飼い方、ちょっとした注意点
人が好きで初対面の相手にも物おじせず近づくサイベリアンですが、他の猫とのコミュニケーションがやや苦手、というタイプが多いようです。
多頭飼いにはちょっと注意が必要かもしれませんね。
また、長毛種で被毛がとても密生しているため、毎日のブラッシングなどていねいなお手入れが必要になるでしょう。
まだ猫種としては新しいサイベリアン、ペットショップなどで見かけることもあまりないと思いますが、その優しい性格は猫が初めての人でもとても飼いやすいのではないでしょうか?
冒頭でご紹介した秋田県知事に送られたサイベリアン「ミール君」も、飼い主ご夫妻に可愛がられ元気に過ごしているようですよ。
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