レタスもハムスターに与えることについては、賛否両論が見られる野菜です。レタスは特に毒性が強いというわけではないため、与える量を調整すれば食べさせても問題はありません。ここでは、レタスがハムスターに悪いといわれる理由や、与え方についてご紹介していきます。
レタスがダメといわれるのはなぜ?
ハムスターにレタスを食べさせない方が良い、というもっとも大きな理由は、栄養価と水分量のバランスです。レタスは繊維が少ない割には、水分が多い野菜。そのため、下痢を起こす可能性があります。ただ、ペレット主体にしている場合には、栄養は十分摂取できているので、水分補給にレタスを与えても問題ありません。レタスはお水を飲ませる代わり程度と考え、少量にしましょう。また、レタスには催眠効果のある成分が含まれているといわれていますが、科学的に証明されているわけではなさそうです。真実としても、かなり大量に摂取した場合にのみと考えられます。根元をカットした時に出る白い液体に成分が多く含まれるので、葉を食べさせるのであればほとんど心配はないようです。
レタスには全然栄養はないの?
他の野菜と比較しても、水分ばかりといわれるレタスですが、まったく栄養効果がないというわけではありません。
- ビタミンC
- ビタミンE
- マグネシウム
- カリウム
活性酸素を排除する力の強いビタミンCや、若さを保つビタミンEなどが見られます。また、体内の余分なナトリウム排除を行なうカリウムは、腎臓の機能をサポートします。ただレタスの水分量は96%以上。ハムスターに食べさせるほどの少量では、これらの栄養的な働きに期待はできません。ハムスターに対しては、やはり食べる「給水器」として考えるべきでしょう。その歯触りの良さからレタスを好むハムスターは多いようです。
ハムスターにレタスを食べさせるときには
ハムスターにレタスを食べさせるのは、少量だけとし、連食させないようにします。この場合も、ハムスターの糞の様子を観察し、軟便のときには与えないでください。ハムスターの身体は、下痢するだけで体力低下を招き、衰弱してしまいます。もし下痢をしているようであれば、床から小動物用ヒーターなどで身体を温めてあげてください。レタスは歯触りが良いため、ハムスターはストレス解消ができます。丸ごと与えたりすると、いつまでも食べ続け、体調を崩します。与えるときには、内側の葉先部分であれば、農薬の影響も低く、気になる成分も微量となります。心配でゆでてあげる、という飼い主もいるようですが、そこまでしてレタスを食べさせる意味はありません。
レタスは水
歯触りと水分以外にハムスターにレタスを与える効果はありません。あまり水を飲んでいないような時に、おやつとしてあげると良いでしょう。いろいろな味のものを食べさせるのは良いことですが、体調をしっかり管理できるよう、気をつけてあげてください。
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