最近、TVで盛んに流れているサプリメントのCM。現代人にとってサプリメントの需要がいかに大きいかが分かりますが、猫だって例外ではありません。シンプルなビタミン系サプリメントから内臓をケアするサプリメント、特定の病気の治療サポートを目的にしたサプリメントまで、人間に劣らないバリエーションになってきています。でも、実際に使うとなると、どんなサプリメントを飲ませたらいいか迷いますよね。そこで、今回は猫のためのサプリメントにどんな種類があるのか、どんな効果が期待できるのかご紹介しましょう。
そもそもサプリメントは猫にとってプラスなの?
サプリメントの語源である「supply」は「供給する」という意味。つまり足りない栄養を補給するという意味から名づけられています。偏りのある食生活になりがちな人間と違って、総合栄養食を中心に食事を摂っている猫であれば、普通はそんなに栄養の偏りはありません。しかしながら、病気に罹りがちな高齢の猫や、病気や手術の後など体力回復が必要な猫には、サプリが予防や回復への大きなサポートになることもあります。
さらに最近では、病気の予防や免疫強化を考えたサプリメントも登場しています。こういったサプリメントを上手に取り入れれば、猫の健康の強い味方になるのではないでしょうか。
猫用のサプリメントにはどんな種類がある?
栄養補助タイプ
ビタミン、カルシウム、タウリンなどの栄養素を補うサプリメント。一般的にはこういったサプリメントを猫にあげる飼い主さんは少ないと思いますが、手作り食を猫にあげている飼い主さんにとってはおなじみでしょう。手作り食のみで猫を飼育する場合は、主食となる肉や魚には不足している栄養素をサプリメントなどで補い、栄養バランスを取る必要があります。
さらに市販の総合栄養食を与えている猫でも、健康維持のためにプラスした方が良い栄養もありますので、猫の体調に合わせて有効活用してください。
特定の疾患や免疫力サポートのためのサプリ
肝臓ケア、骨ケア、整腸、免疫力アップなど、具体的な目的のために作られたサプリメントです。体調の不安定な猫や治療のサポート、病気の予防のために猫に飲ませる飼い主さんが多いようです。使用目的がはっきりしているので使いやすいのがメリットです。
どんな成分がどんなことに効くの?
それでは一体、猫用サプリメントにはどんな成分の商品があり、具体的に何に効くのでしょうか?ここでは成分別に効用を紹介します。
ビタミン
ビタミン=野菜のイメージをもっている方もいらっしゃるかもしれませんが、ビタミンは肉や魚にも含まれる猫にとっても重要な栄養素です。また、ビタミンの多くには抗酸化作用のあるモノが多く、病気の予防に役立ちます。
ビタミンB
ビタミンBは水溶性ビタミンですが、いろいろと種類があり、それぞれ役割が異なります。
成分名 | ビタミンの働き |
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ビタミンB1 | 糖質をエネルギーに変えるのに必要なビタミン。猫の神経を正常に保つほか、疲労回復や精神安定に効果的 |
ビタミンB2 | レバーや酵母に多く含まれますが、皮膚の健康を維持する働きがある |
ビタミンB6 | 歯や皮膚を丈夫にすると同時に、胃酸の分泌を促進する |
ビタミンB12 | ヘモグロビンやアミノ酸の生成を助ける |
ビタミンC
猫は体内でビタミンCを生成できますので通常は摂取の必要はないとされています。しかしながら、病気や高齢の猫は生成能力が落ちているため、別途、摂取した方が良い場合もあります。ビタミンCには、骨や皮膚の生成に必要なコラーゲンの形成を助ける、病気の感染を防ぐ、血管を丈夫にするなど、さまざまな効用があります。
ビタミンA
ビタミンAは脂溶性ビタミンで、レバーなど動物性食品に多く含まれるレチノールと、緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチンがありますが、猫はベータカロチンからビタミンAを生成する酵素を持っていないため、野菜を食べてもビタミンAを生成することはできません。そのため、肉や魚などからレチノールを取る必要があります。ビタミンAは、細胞膜を丈夫にし、免疫を強化する働きがあり、さらには癌の予防にも効果的だと言われています。
ビタミンD
脂溶性ビタミンのひとつ。人間は日光を浴びることにより体内でビタミンDを生成することができますが、猫にはその能力がありませんので、どうしても不足しがちです。ビタミンDは魚に多く含まれていて、カルシウムの吸収を助け、骨を強くする作用があります。
ビタミンE
こちらも脂溶性ビタミンのひとつ。抗酸化作用の強いビタミンとして知られていて、免疫力を高める効果や体内の酸化を防ぐ効果、動脈硬化を防ぐ効果、癌の抑制などがあると言われています。
ミネラル
ミネラルとは、猫の体を構成している元素のなかで、酸素、窒素、炭素、水素以外のもののこと。一言でミネラルといってもその種類はビタミンよりもたくさんあります。猫にとっての必須ミネラルはカルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素の12種です。
成分名 | ミネラルの働き |
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カルシウム | 骨や歯の健康、神経刺激の正常な伝達に効果的 |
リン | カルシウムとともに骨や歯の健康に大切。また、エネルギー代謝に欠かせない。ただし、腎臓疾患のある猫には制限が必要 |
カリウム | 細胞や神経が正常に機能するために必要 |
ナトリウム | エネルギー代謝、神経伝達に必要なミネラル。血液のpHバランスを取る働きも |
塩素 | タンパク質の消化、血液&腸内のpHバランスの調整に効果的 |
マグネシウム | 体内のあらゆる代謝を正常に保つ働きがある。ただし、ストルバイト尿石をもつ猫の場合は制限が必要 |
鉄 | 体中に血液を運ぶのに必要な栄養素 |
銅 | メラニン色素の合成に必要な栄養素。鉄分の吸収を促進する働きもある |
マンガン | 胞の中にあるエネルギー生成工場ミトコンドリアの機能をサポート。関節や軟骨を作る際にも大切 |
亜鉛 | 皮膚や被毛の健康維持と肝臓のサポート |
セレン | 抗酸化作用があり、免疫強化に効果的 |
ヨウ素 | 甲状腺ホルモンの合成を助け、細胞のエネルギー代謝をサポートする |
乳酸菌&ビフィズス菌
乳酸菌、ビフィズス菌はどちらも猫の腸内に存在する善玉菌です。最近、腸の健康が免疫に大きな影響を及ぼすことが人間の研究で分かりましたが、これは猫でも同じです。乳酸菌、ビフィズス菌が腸内環境を整え、腸内の免疫細胞を活発化してくれます。
必須脂肪酸
脂肪にはさまざまな種類がありますが、ここでは、猫が体内で生成できず、外から摂取する必要がある必須脂肪酸に絞ってご紹介します。なぜなら、猫のサプリとして用意されているのもこの必須脂肪酸だからです。猫の必須脂肪酸にもいくつか種類があります。
リノール酸
動物性の脂肪やトウモロコシ油、紅花油などに多く含まれる脂肪酸で、オメガ6脂肪酸の中でも代表的な存在です。被毛の健康や免疫システム、体内への血流の調整には欠かせない脂肪酸です。ただし、摂り過ぎると炎症の原因となることがあります。
α‐リノレン酸
シソ油、アマニ油、魚油に多く含まれる脂肪酸でオメガ3脂肪酸の一種です。抗炎症作用があり、アレルギー性皮膚炎や関節炎に効果があると言われています。
アラキドン酸
アラキドン酸はオメガ6脂肪酸のひとつで、動物性の脂肪にしか含まれない脂肪酸です。犬はリノール酸から必要なアラキドン酸を体内で生成することができますが、猫にはその能力がありません。そのため、アラキドン酸を食品から摂取する必要があります。
EPA、DHA
EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は青魚などに豊富に含まれているオメガ3系の脂肪酸。α―リノレン酸から体内で生成することができますが、心臓や腎臓の機能を保護する効果、アルツハイマー防止効果、高脂血症を予防する効果、腫瘍を抑制する効果などが報告されるようになって、積極的に摂取することが勧められるようになりました。EPAやDHAが多く含まれる青魚は人間には良い食べ物ですが、猫にとってはイエローファットの原因となるため、サプリメントで摂るのがおススメです。
アミノ酸
アミノ酸の中でも体内で生成できないため食品から摂る必要があるのが必須アミノ酸。猫には11種の必須アミノ酸がありますが、その中でも猫にとって特に大切なのがアルギニンとタウリンです。
アルギニン
アンモニアが体内で解毒されるのを防ぐ効果、細胞の増殖を助ける効果などがあります。アルギニンが不足すると尿を正常に濾過することができなくなり、アンモニア中毒になったり、脂肪肝になったりする危険があります。
タウリン
正確にはアミノ酸ではありませんが、便宜上、アミノ酸として定義されています。消化や神経伝達に大切な役割を果たす栄養素です。タウリンが不足すると心臓の機能が低下したり、繁殖能力が落ちたりします。
その他の成分
いままでご紹介した栄養素以外にもさまざまな成分が猫のサプリメントとして使用されています。使用頻度の高い成分をいくつかご紹介しましょう。
グルコサミン | アミノ酸の一種で骨と骨の間のクッションの役割を果たす軟骨を生成する | コンドロイチン | ムコ多糖体の一種で皮膚や靭帯、軟骨に含まれる成分 | ラクトフェリン | 鉄結合性の糖タンパク質で猫の母乳にも含まれている成分。抗菌作用、抗ウィルス作用が強く、免疫を強化する働きもあります。 |
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後悔しないサプリメントの選び方
猫のためにサプリメントを選ぶうえで大切なのは、品質にこだわるということでしょう。人間が口にする食品やサプリメントと違ってペットが口にするものには厳格なルールがありません。選ぶ際にはどんな素材を使用しているかチェックすることが大切です。サプリメントもフードと同様、長く摂取するものです。できれば人間が食するレベルの材料を使用しているメーカー、商品を選ぶべきでしょう。
サプリメントをあげる時の注意点。猫への与え方は?
実際に猫にサプリメントを与える時にはどんなことに気をつければよいのでしょうか?
サプリメントの成分が猫に合っているか?
人間でも猫でも生きていくためにはバランスが重要です。特定の疾患をサポートするためにサプリメントを摂ったら、そのサプリメントの成分が体の他の部分に悪影響を及ぼすというのは避けたいところです。
たとえば、尿に疾患のある猫は、マグネシウムやリンが含まれるサプリメントはサプリメントには注意が必要。できれば事前に獣医さんに確認した方が良いでしょう。
必要以上の量を与えない
サプリメントは薬ではありませんが、それぞれ決められた用量があります。用量を守って過剰摂取にならないように気をつけましょう。
サプリメントはどうやって与えれば良い?
一番ラクなのは、粉末上のサプリメントをフードにかけて与える方法でしょう。サプリメントの中には魚などの風味がついていて、フードと一緒に食べさせられるものもあります。ただし、猫は匂いに敏感ですし、サプリメントを口にしてくれない場合は強制的に飲ませる必要があります。
錠剤の場合
- 猫の口の端を両側から指で押して猫の口を開けさせます
- 猫が口を開けたら、素早く喉の奥にサプリメントを押し込みます
- 猫の口を押えて猫が飲み込むのを待ちます。
- 錠剤が猫の食道に貼りついてしまうこともあるので、シリンジなどで水を飲ませると良いでしょう
粉末の場合
粉末のサプリメントでフードに掛けても食べない場合は、市販のカプセルに粉末を入れて飲ませると良いでしょう。空のカプセルを購入し、中に粉末を入れて猫に飲ませれば、粉の状態で飲ませるより楽なはずです。
液体の場合
液体の場合はシリンジを使いましょう。シリンジは針のない注射です。液体のサプリメントを入れ、口の端の方の歯と歯の間にシリンジの先を入れます。素早く液体を口の中に流し込んだら飲み込むまで口を押えておきましょう。
どんな種類のサプリメントがあるの? おススメ サプリメント紹介
ここではどんな具体的なサプリメントをご紹介。いま、評判のサプリメントをセレクトしてみました。
関節炎やヘルニアの予防に
バイオ ペットサプリ 骨・腰・関節
関節に含まれるグルコサミンと関節や軟骨のクッション役を果たすコンドロイチンの作用で、関節などの疾患を予防。治療のサポートにも役立ちます。
画像出典:Amazon
- 内容量:60粒
- 成分:乳糖、ブドウ糖、グルコサミン、コンドロイチン、チキンエキス、ナタネ油脂粉末、グリセリン、脂肪酸エステル
- 用量:体重5kg~10kgで1日2粒
共立製薬 プロモーション420
ヘルニア、変形性関節症など、猫にも骨や関節の疾患があります。「プロモーション420」にはグルコサミンやコンドロイチンが含まれていて、改善をサポートしてくれます。猫にとっては粒が大きめですが、簡単に砕けるので小さくしてフードに混ぜると良いでしょう。
画像出典:Amazon
- 内容量:60粒
- 成分: 結晶セルロース、グルコサミン塩酸塩、天然フレーバー、ゼラチン、乾燥ホエイ、コンドロイチン硫酸、豚レバーミール、鮭油、デンプン、メチルスルフォニルメタン、マンガン‐アミノ酸キレート、ビタミンC、ブドウ種子抽出物
- 用量: 5kgまでの猫で1日1粒
免疫力の強化などに
ビガープラス プレミアムアルファ
プロポリスやアガリスクを配合した免疫力アップのためのサプリメント。プロポリスに含まれる抗酸化物質フラボノイドやアガリスクに含まれるベータグルカンが、免疫細胞を活性化し、ストレスや加齢による抵抗力の低下を防ぎます。マタタビや鰹節粉末が入っているので、闘病時や高齢の猫の食欲増進にも効果的です。
画像出典:Amazon
- 内容量:100g
- 成分: 鰹節粉末、ビール酵母、デキストリン、カツオエキス、プロポリスエキス末、アガリスク末、マタタビ末、ビタミンC
- 用量: 付属のスプーンで1日1杯
免疫スパンA
獣医師により最新の栄養学に基づいて配発されたサプリメント。子猫から高齢の猫まで幅広く服用でき、免疫力や自然治癒力の強化に効果があります。
画像出典:Amazon
- 内容量:240g(100gもあり)
- 成分: 乳清蛋白濃縮物 乳蛋白濃縮物 デキストリン 動植物油脂 全鶏卵粉 ビフィズス菌培養代謝産物 豚血漿蛋白濃縮物 牡蠣殻カルシウム 牛初乳濃縮物 豚赤色骨髄抽出物 豚ヘム鉄 ヨーグルトパウダー L-リジン タウリン L-アルギニン クエン酸 酵母エキス 豚肝加水分解物 ミルクオリゴ糖 鮭白子蛋白(核酸源) キチンキトサン エキナケア リゾチウム ラクトフェリン ビフィズス菌3種 ビタミン( A. D. E. K. B1. B2. B6. B12. パントテン酸 ナイアシン 葉酸 ビオチン C 塩化コリン)ミネラル( Ca. P. K. Na. Cl. Mg. Fe. Cu. Mn. Zn. I. Se )
- 用量: 体重4kgの猫の場合で9g
腎臓疾患・尿路疾患をサポート
共立製薬 ネフガード(粒)
腎臓疾患の猫は腎臓で不純物を濾過する能力が減退しているため、血液中に老廃物が溜まりがちです。ネフガードには血液中の老廃物を腸管で吸着し、体内に除去する働きがあります。植物性のカーボンを使っているので、この手のサプリメントの中では比較的便秘になりにくいと言われています。粒タイプのほかに顆粒タイプもあります。
画像出典:Amazon
- 内容量:90粒
- 成分: ヘルスカーボン(植物性活性炭など)、還元麦芽糖、デキストリン、植物油脂、ショ糖エステル
スケアクロウ ウラジロン
四国や九州に生息するウラジロガシというブナ科の植物から抽出した成分には利尿作用や体内水分量を調整する働きがあり、猫の尿排出を健康に保つことができます。
画像出典:Amazon
- 内容量:8.4g、60粒
- 成分: ウラジロガシエキス、酵母エキス、パインファイバー、結晶セルロース、乳糖、デキストリン、ショ糖エステル
- 用量: 5kgまでの猫の場合、1日1~2粒
お腹の調子を整える
トーラス お腹の善玉菌 どんどん増える ヨーグル2
お腹の弱い猫やウンチの柔らかい猫のための整腸サプリメント。猫のお腹の中には善玉菌が存在していますが、この数が少なくなると下痢や嘔吐といった症状を起こしがちです。「お腹の善玉菌」は1粒に2億個の乳酸菌を配合。乳酸菌の好物であるオリゴ糖も配合して、お腹を元気にしてくれます。タブレット状ですが、柔らかいので砕いてフードに掛けてもOK。0歳~6歳の猫におススメです。
画像出典:Amazon
- 内容量:30g、42粒
- 成分: 脱脂粉乳、ショ糖、パラチノース、オリゴ糖、乳酸菌(ビフィズス菌、フェカリス菌、有胞子菌)など
- 用量: 1日 1~2粒
JIN 動物用乳酸菌食品
乳酸菌EF-2001を配合したサプリメントで、「体内の丸洗い、腸の丸洗い」をテーマに作られました。猫が有害物質を吸収するのを抑え、猫の腸、そして体を健康に保ちます。軟便、便秘のほか、口内炎にも効果があります。ペット用ですが人間でも使用できる品質です。
画像出典:Amazon
- 内容量:1g×90包
- 成分: 水溶性食物繊維、フラクトオリゴ糖、乳酸球菌(EF-2001)
- 用量: 5kgまでの猫には1包(1g)(体重÷5が目安)
口臭・歯周病予防に
ラクトテウス
ラクトフェリンや乳酸菌の働きで猫の口の中を健康にしてくれるサプリメント。ラクトフェリンを1500mg、乳酸菌を300mg配合してあります。クリーム状ですので、舐めさせるだけで口の中に長く留まって口内の殺菌、抗菌に効果を発揮。整腸効果が期待できますので、免疫力アップにも役立ちます。1日一度の使用で8割の人が効果を実感。原材料はすべて国産ですので安心です。
画像出典:Amazon
- 内容量:50g
- 成分: ラクトフェリン、植物性乳酸菌、発酵エキス、ヒマワリ油、精製水ほか
- 用量: 3~7kgの猫に対し、1日約1.7g
セラプトfm
免疫強化、病原性大腸菌感染の予防、マクロファージの活性化などに効果のあるDB9011株を使用。DB9011は土壌から発見された比較的新しい菌で、特殊枯草菌抗菌の一種。納豆菌に近い菌だと言われています。免疫強化や症状の緩和、病気予防などさまざまな効果が期待できますが、特に口腔ケアに関しては定評があります。
画像出典:Amazon
- 内容量: 15g、約75粒
- 成分: 乳糖、DB9011株
- 用量: 5kgの猫に対し、1日約200mg
アトピーやアレルギーに
スケアクロウ パンフェノン
猫の皮膚に働きかけ、アトピーやアレルギーを緩和するサプリメント。抗酸化作用の強いフランスの海岸の松樹皮から抽出したピクノジェノールや必須アミノ酸が豊富な発酵ゴマ粉末、酵母エキスなどを配合することで、猫の血液の流れをスムーズにし、アトピー、鼻炎、目やになどのアレルギー症状を緩和します。日本製で人間が食べられるレベルのサプリメントであるうえ、治験データも豊富。日米で5つの特許を取得しています。
画像出典:Amazon
- 内容量: 140mg×120粒
- 成分: クエン酸発酵超臨海抽出ゴマ、フランス海岸松樹皮抽出物、酵母エキス、乳糖、結晶セルロース、還元麦芽糖
- 用量: 10kgまでの猫には1日2~4粒
高齢の猫に
シエン Hime-Matsutake Pet
ヒメマツタケの成分により、高齢期の自然治癒や病中病後の免疫バランスのサポートなどに効果のあるサプリメントです。ほかにもアレルギーや口内炎などへの効果が認められています。腫瘍の治療サポートに使用している飼い主さんも多いようです。
画像出典:Amazon
- 内容量:30ml
- 成分: ヒメマツタケ、黒糖、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル
- 用量: 体重1kgあたり1日0.1ml(約4滴)
栄養バランスを整えるために
サンクロレラ 愛猫用
淡水に生息するクロレラはアミノ酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含む健康食品。このクロレラにタウリンを配合した「サンクロレラ」は不足しがちなビタミンやミネラルを補うだけでなく、摂り過ぎた栄養素を排出するのを助ける働きもあります。人工的に合成した成分を含まず、保存料や着色料も使用していない安心のサプリメントです。
画像出典:Amazon
- 内容量:600粒
- 成分: 細胞壁破砕クロレラ、レシチン(大豆由来)、エゾウコギ根部末 タウリン粉末(牡蠣由来)
- 用量: 体重5kgまでの猫で1日約5粒
ゲンダイ ザ・ビタミン
猫の健康維持に必要な10種類のビタミンとタウリンを配合した猫用のサプリメント。健康維持のために必要なビタミンを手軽に補えるうえ、価格がリーズナブルなのがメリット。フードに振りかけたり、ミルクに混ぜて飲ませたりすれば、簡単に食べてくれます。
画像出典:Amazon
- 内容量:
- 成分: 乳糖、タウリン、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンA、葉酸、ビタミンB12、ビタミンD3
- 用量: 子猫と1~3kgの猫の場合で付属のスプーンすりきり1杯、3kg以上の猫の場合でスプーン2杯
人のサプリメントをあげちゃダメってホント?
猫と人間は栄養素が体に及ぼす影響が異なります。猫は人間や犬に比べて肝臓で解毒できない成分がたくさんあり、うっかり人間用や犬用のサプリメントを服用するとかえって害になることがあります。猫に害のない成分をすべて把握できていて、さらに飲ませる用量も完全にコントロールできるのであれば、人間用を使用することもできますが、そのためには獣医師並みの知識が必要でしょう。一般の飼い主さんの場合は、猫用のサプリメントを選ぶ方が安全です。
サプリメントを上手に使って猫に長生きしてもらおう
猫の生活レベルが人間並みになって、猫のためのサプリメントもかなり増えてきています。ビタミンやミネラルだけでなく、内容成分もアガリスク、乳酸菌、コンドロイチンなど、人間のサプリメントと変わらない充実ぶり。猫の長寿や健康を望む飼い主さんとっては強い味方となってくれるでしょう。ただし、サプリメントは薬ではありませんし、飼い主さんの勝手な判断は禁物。愛猫に病気が疑われるときには、サプリメントではなく、まず病院に行くことが大切。サプリメントはあくまで補助食品であり、治療のサポートや予防のためのものだと理解してください。
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