血行を良くし、体をポカポカにさせてくれる生姜。人にとっては、健康維持に一役買ってくれるヘルシー食材ですが、犬にとってはどうなのでしょうか?人にとっての健康食であっても、犬にとって必ずしも体に良いとは限りません。果たして生姜は犬の健康食なのでしょうか?
犬は生姜を食べることが出来るのか?
結論から言うと、犬は生姜を食べることが出来ます!実は、犬にとって生姜は、健康面でのメリットがある食材なんです。消炎作用や解熱作用といった風邪気味のときに体調を回復させてくれる効果があると言います。人間と同じですね。さらに、抗酸化作用もあるので、犬の老化防止にも期待できるのだそうです。ただし、ここで注意が!!犬の健康にも良さそうな生姜、食べ過ぎは禁物なんです。犬の体調も回復させてくれるのに、なぜでしょうか?
生姜には中毒性が!
生姜を犬に与えて良いのは、少量。食べ過ぎるとかえって不健康になってしまうんです。その理由は、生姜の中毒性。玉ねぎなどと同じで、食べ過ぎてしまうと赤血球を壊してしまい貧血になってしまうのです。下痢をしたり嘔吐をしたり、黄疸や発熱する場合も!さらに、血尿の症状もみられることもあり、最悪の場合は死んでしまうこともあるといいます。生姜を大量に食べてしまったときは、とにかく吐かせること。そして一刻も早く動物病院に行って獣医に診てもらいましょう。
中毒にならない量ってどのくらい?
少量なら良いけれど、大量に食べてしまうと中毒症状を引き起こす生姜。では、その「少量」とはどのくらいの量なのでしょうか?一般的に、中毒になってしまう量は、犬の体重1kgあたり15~20gと言われています。しょうが20gというと、だいたいひとかけくらい。小型犬ですとだいたい3kgから4kgといったところでしょうか。ひとかけ以上食べさせても問題はなさそうですが、犬によっても中毒を起こしやすい、起こしにくいという個体差もあります。安全なのは小さじ1/2杯程度ではないでしょうか。風味付けという形でドッグフードに加えてみてはいかがでしょうか。
風味付け程度が健康のモト
やはりどんなものでも食べ過ぎは良くないんですね。特に、中毒を引き起こす可能性のある生姜などは量をきちんと測ってあげるようにしましょう。毎日与えても問題はないのでしょうが、生姜は体調が悪いときに効果が期待できるようですから、犬が風邪気味のときに、スパイスとして使うと良いのかもしれません。
ただ、生姜を食べても絶対に中毒症状は起こらないとは言い切れませんので、まずは獣医に相談してみても良いかもしれません。
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