猫の健康を守るには食べ物が大切・・・という認識が広まって、猫のフードにこだわる飼い主さんが増えてきました。
グレインフリーは当たり前、使用している食材や製造工程をホームページで公開するメーカーも増えてきています。
最近では海外から新しいブランドが輸入されるようになり、選択肢が広がってきたのも飼い主さんにとっては嬉しい傾向でしょう。
しかしながら、「一体、どのフードを選べばいいの?」と迷ってしまうのも現実です。
そこで、「ペット生活」ではプレミアムフードと言われているキャットフードを厳選し、その特徴を調べてみました。
今回は、イギリス生まれの【ジャガー】を取り上げます。
【ジャガー】ってどんなフード?
【ジャガー】は(株)レシティアンという会社が輸入しているイギリス発のキャットフード。
【ジャガー】の生みの親であるクリスチャン・デグナー氏はデンマークの大手ペットフードメーカーの経営者として成功を収めた人物です。
しかし、品質よりも事業性を優先しなければならない大手企業の宿命に疑問を感じ、品質本位のペットフード会社を設立。
それが、【ジャガー】です。
原材料から生産管理に至るまで徹底的にこだわることで、家族である猫に安心して与えることができるキャットフードを提供しています。
販売は輸入元からの直販(通販)のみでバリエーションも1種類、ひとつのフードで2ヶ月程度の子猫からシニアまで食べさせることができるシンプルな設計です。
【ジャガー】にはどんな食材が使われているの?
キャットフードを選ぶうえで一番大切なのは、使われている食材です。
どんな食材がどのくらい使われているかによって値段やフードの質が変わると言っても過言ではありません。
それでは【ジャガー】にはどんな食材が使われているのでしょうか。
肉類
【ジャガー】には骨抜きチキン生肉、鴨生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、生サーモン、生マス、チキンレバーが使われています。
チキンや鴨肉は猫の嗜好性の高い肉ですし、脂肪分には不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて健康にプラス。
サーモンには抗酸化作用のあるアスタキサンチンが含まれていますので、健康維持の効果もあります。
穀物
もともと猫は肉食動物であり、穀物は食べた動物に未消化のまま残っているもの程度。
猫に穀物は必要ないのです。
こういった猫本来の食習慣を考えて作られた【ジャガー】には穀物は含まれていません。
野菜&フルーツ
猫に大切なのはたんぱく質であるのは確かですが、100%たんぱく質のフードではありえませんし、体を壊してしまいます。
猫に必要なビタミンやミネラル、繊維質は肉以外の食材からも摂取する必要があるのです。
【ジャガー】にはジャガイモ、サツマイモ、豆、アルファルファ、りんご、とまと、オレンジ、梨、にんじん、ほうれん草、カリフラワー、海藻などが配合されていて、猫に最適な栄養バランスを保っています。
添加物
【ジャガー】には猫の健康を損なうような人工添加物は使用されていません。
保存料には抗酸化作用のあるミックストコフェロール(ビタミンE)を使用していますし、猫に不必要な人工調味料、着色料は一切、使われていません。
健康のための食材、成分も
【ジャガー】には猫の健康のためにさまざまな食材がプラスされています。
ベリー系のフルーツ
【ジャガー】にはマルベリー、クランベリー、ブルーベリーといった抗酸化効果の高いベリー系の果実が配合されています。
マルベリーとは桑の実のことで、アントシアニン、ビタミンB、C、鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛などが豊富に含まれ、目や血管の健康に効果があります。
また、クランベリーは尿のPH値を正常にしたり、尿路感染症を予防したりする効果があります。
さらにブルーベリーは目に良いことが知られていますが、アンチエイジングにも効果的な食材です。
こうした健康に良い食材を取り込むことで、猫を健康にするだけでなく、病気の予防も期待できるフードができているのです。
朝鮮人参
朝鮮人参は古くから疲労回復や滋養強壮に効果がある漢方として珍重されてきました。
非常に高価な食材ですので、朝鮮人参が配合されているキャットフードは非常に珍しいと言えるでしょう。
ハーブ
【ジャガー】にはローズマリーやマリーゴールドなど、さまざまな天然ハーブが配合されています。
これら天然由来の商品はフードの酸化を防止する役割も果たしています。
知っておきたい【ジャガー】の栄養の割合と注意点
たんぱく質が多いから腎不全の猫には要注意
猫に一番大切な栄養素はたんぱく質であるという考えから、【ジャガー】に使われている材料の80%は動物性たんぱくです。
この結果、【ジャガー】の栄養素は粗たんぱく質40%、粗脂肪20%、粗繊維3%の構成で野生の猫が食する食べ物に近い栄養割合になっています。
ここで1点だけ気をつけたいのが腎不全の猫への給餌でしょう。
腎不全は高齢になった猫が罹りやすい病気で食事療法では低たんぱく食を与えるのが一般的です。
そうなると腎不全の猫に【ジャガー】を与えるべきか迷うところです。
ただ、一方で腎不全の猫に低たんぱくの食事を続けさせるより、質の良いたんぱく質を与えることの方が大切だという説もあり、この点では【ジャガー】のフードは合格と言えます。
腎不全は基本的に完治する病気ではありませんし、猫にとってはもっとも気をつけなければならない病気のひとつです。
もし、あなたの猫が腎不全の場合は、【ジャガー】の栄養配分表を持って獣医さんのところに相談にいき、フードが猫の体の状態に合っているのかどうか、相談することをおススメします。
栄養満点だから給餌量に気をつけて
【ジャガー】はたんぱく質の含有量が多く、少量でも栄養バランスの取れるフードです。
そのため、他のキャットフードに比べて給与量が少なめです。例えば、5㎏の猫で比較するとカルカンの給与量は1日70gなのに対し、【ジャガー】の場合は3.5kg~5㎏の猫で50~55g、5㎏~6.5kgの猫で55g~60gと少なめなのが分かります。
栄養分が豊富なのに従来のフードと同じ量を与えていると肥満になる可能性がありますので、猫が食べたがってもしっかり管理。指定を守るようにしてください。
【ジャガー】はどこで生産されているの?
【ジャガー】はイギリス産です。
イギリスを始めとするヨーロッパ各国はペット先進国と言われ、どの国もペットフードの原材料は法律で規制されています。
中でもイギリスには厳しいルールがあります。
この点、ペットフードの原材料に規制のない日本とは大きな違いがあると言えるでしょう。
イギリスはカナガンなどグレインフリーフードの火付け役になったキャットフードが生まれた国でもあり、フードへの意識は高いことで知られています。
【ジャガー】のキャットフードの魅力って何?
【ジャガー】の魅力は何と言っても原材料が厳選されているという点でしょう。
猫の食習慣に合わせて上質なたんぱく源を複数使用。フードに使われている食材はすべて人間でも食べられるヒューマングレードのレベルです。
他のキャットフードにはあまり配合されていない朝鮮人参などの成分が含まれている点にも、【ジャガー】のこだわりが感じられます。
また、商品の生産ラインも原材料同様、厳しく管理されています。
材料が工場に到着した段階と商品化された後の2回、品質検査を行うのはそんなに珍しいことではありません。
出荷した後もサンプルを会社に12か月間保管して経過を管理する姿勢は【ジャガー】ならではと言えるでしょう。
また、マイナーな点ではありますが、フードの袋がマジックテープになっているのは意外に便利。
忙しい時でも開け閉めが簡単ですし、密閉度が高いのでフードの風味も長持ちします。
【ジャガー】を猫に与える時の注意点
人工保存料の代わりにハーブを使用してフードの酸化を防いでいますが、賞味期限は開封後1ヶ月以内です。
どんなフードであっても長く保存すると酸化、劣化しますので開封後はなるべく早く使うことが大切。
【ジャガー】の場合、3.5kg~5㎏の成猫の場合で1日50g~55gのフードが適量とされています。
そういった意味では1.5kgのサイズは成猫の場合で、ちょうど1ヶ月前後で食べきれる量だと考えて良いでしょう。
フードにウルサイ飼い主さんにもおススメ【ジャガー】のキャットフード
【ジャガー】のキャットフードは1.5kgで4280円。
スーパーなどで売られているフードはもちろんのこと、他社のプレミアムフード比べてもかなり高価なフードと言って良いでしょう。
それでもこだわりの品質を考えたら納得できる値段ではあります。
同じ材料で手作りごはんをつくることを考えたら、むしろリーズナブルと言えるのかもしれません。
定期コースを申し込めば価格が最大20%オフになるのは嬉しいポイントです。
購入者のコメントを見ると嗜好性も高いようですので、猫にとっても悪くない選択と言えるでしょう。
愛猫にいつまでも長生きしてもらうための選択として【ジャガー】は◎。一度試してみても良いのではないでしょうか。
[amazonjs asin=”B01LPXJ7X6″ locale=”JP” title=”ジャガーキャットフード (1.5kg)”]
コメントを残す