猫は比較的、好き嫌いが多い動物。
食べ物に対しても同様で「昨日まで食べてくれたのに今日は匂いを嗅いだだけで知らんぷりしてる!」ということも多々ありますね。
愛猫の体に良いものをあげたいけれど、食べてくれなければ元も子もありません。
飼い主さんとしては、好きなフードをあげて喜ぶ顔を見たいという気持ちもあります。
そんな条件をすべて満たしてくれるフードを探すことは、飼い主さんにとって永遠の課題かもしれません。
「ペット生活」では、そんなあたなのために猫におススメのキャットフードを厳選してご紹介しています。
今回は「NOWフレッシュ アダルトキャット」について調べてみました。
【NOWフレッシュ アダルトキャット】ってどんなキャットフード?
【NOWフレッシュ】はペットキュリアンというカナダのメーカーが作っているプレミアムペットフード。
1999年から家族経営でペットフード作りを始めたペットフードメーカーです。
そのコンセプトは「家族のために夕食を準備する気持ちでフードをつくること」。
信頼できる農家や牧場主から信頼性の高い肉、野菜、果物などの食材を調達し、最良のレシピでフードを作っています。
ペットキュリアンには【NOWフレッシュ】のほかに、特殊な処方食の【GO】、【GATHER】 といったラインナップがあります。
中でも【NOWフレッシュ】は、もっとも素材にこだわったラインで、子猫用、アダルト猫用、シニア猫用の3タイプがあります。
まだ、日本に輸入されるようになってから、数年しか経っていませんので日本での知名度は高くありませんが、北米ではよく知られたブランドのようです。
【NOWフレッシュ】にはどんな材料が使われているの?
肉類
【NOWフレッシュ】には子猫用、アダルト猫用、シニア猫用がありますが、いずれにも100%フレッシュな生の七面鳥、サーモン、鴨の肉が使われています。
七面鳥は鶏に比べてアレルギーが起きにくいと言われていますので、アレルギー症状のある猫を飼っているなら試す価値はあるかもしれません。
また、アダルト猫用のフードには魚を使った「フィッシュアダルト」もあり、こちらには新鮮な鱒、サーモン、ニシンが使われています。
安いキャットフードの場合、「チキン」などと書いてあっても、実際にはくず肉や骨、羽など廃棄部分を加工したミートミールが使用されていることがあります。
【NOWフレッシュ】には質の悪いミートミールは、一切使用されていません。
穀物
安価なキャットフードにはよく、とうもろこし、小麦などが配合されています。
これらの穀物から作られたグルテンをたんぱく質としてフードに加えているのですが、猫にとっては良いフードとは言えません。
【NOWフレッシュ】にはとうもろこし、小麦、米などの穀物類は一切使用されていません。
穀物は猫にとって消化しにくいことを理解し、猫本来の食生活に合わせたレシピを心がけています。
脂分
脂肪分は猫のエネルギーとなる大切な栄養分です。
【NOWフレッシュ】にはオメガ3を豊富に含むキャノラ油や消化・代謝の良いココナッツオイルが使われています。
新鮮や野菜や果物
【NOWフレッシュ】にはエンドウ豆、ほうれん草、クランベリー、カボチャ、ブラックベリーなど新鮮や野菜や果物が使われています。
これらの野菜や果物やビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質を豊富に含み、猫の健康をサポートしてくれます。
プロバイオティクス
【NOWフレッシュ】にはアシドフィルス、アスペルギルスなどの菌類が配合されています。
これらのプロバイオティクスは猫の腸内の善玉菌の活性を高めたり、消化を助けたりしてくれます。
添加物
【NOWフレッシュ】には余計な添加物は使われていません。フードを保存する保存料には天然のミックストコフェノールを使用しています。
これは、保存料として働くだけでなく、ビタミンEとして栄養源にもなりますので、無駄がありません。
BHTのような猫の体に有害な防腐剤は一切使用していませんので安心です。
【NOWフレッシュ】にはどんな栄養素が含まれているの?
たんぱく質が多め
たんぱく質量は、子猫用で38%、アダルト猫用(肉)で36%、アダルト猫用(フィッシュ)で34%、シニア猫用で34%といずれも高めです。
これは、たんぱく質多めのプレミアムキャットフードの中でも高めの数字だと考えて良いでしょう。
【NOWフレッシュ】は完全肉食の猫が健康的に過ごせるようフードを高たんぱくに仕上げているのです。
脂肪分も比較的高め
【NOWフレッシュ】は脂肪分の割合も比較的高めになっています。
子猫用で24%、アダルトキャット用で22%、シニアキャット用で15%です。
脂肪分が多いと太るイメージはありますが、エネルギー源として猫の体に必要不可欠な成分です。
【NOWフレッシュ】の脂肪の中にはオメガ6&3、DHA、リノール酸など、猫の免疫強化に役立つ脂肪酸がたくさん含まれていて、猫の健康に役立っています。
食物繊維を適量、配合
食物繊維は猫の便通や腸の健康に大切な役割を果たします。
【NOWフレッシュ】ではベリー系のフルーツやアルファルファスプラウトなどの野菜を配合。腸の健康や便通に必要な食物繊維を確保しています。
【NOWフレッシュ】の生産国はどこ?
【NOWフレッシュ】はカナダで生産されています。カナダにはEUのようなペットフードの安全を確保するための直接的な法律はありません。
カナダでは「動物衛生法」という法律で有害物質の輸入を規制し、ペットフードに使用する食材を管理しています。
また、ペットフードの表示についてのガイドラインでフードの表記方法を管理しています。
ただ、ペットフードそのものを規制する法律がない以上、どんな食材を使って、どんなフードを作るかはメーカー次第と言えるでしょう。
カナダのフードの安全性を確認するには、各メーカーの企業姿勢をチェックする必要があるでしょう。
【NOWフレッシュ】の魅力はどんなところ?
確かな原材料を使用
【NOWフレッシュ】に使われている原材料は北米の信頼できる供給元から仕入れた素材です。
もちろん、羽、頭、足、内臓のような副産物やミートミールは使用していません。
また、安全性を考慮し、中国からの食材は一切使われていません。
猫本来の食習慣を考えグレインフリー
猫は本来、完全肉食動物。体重あたりで考えると犬よりも多くのたんぱく質を必要としていると言われています。
そんな猫の食習慣を考えて、【NOWフレッシュ】はグレインフリー。
とうもろこしはもちろんのこと、米や小麦なども含まれていません。
フードのバリエーションが多い
【NOWフレッシュ】には子猫用、アダルト猫用、シニア猫用の3タイプがあり、さらにアダルト用には2種類の味があります。
また、パッケージもアダルト用で0.5ポンド(約227g)、1ポンド(454g)、4ポンド(1.81kg)、8ポンド(3.63kg)、16ポンド(約7.25kg)と5種類あります。(子猫用は3種類、シニア猫用は4種類)
味や年齢によるバリエーション豊富な点は、あれこれ考えずに同じブランドを継続したいという飼い主さんにはピッタリ。
また、用量別に5タイプがある点も飼っている猫の頭数に合わせて選べるので便利です。
粒が小さいので食べやすい
【NOWフレッシュ】のキャットフードは粒が小さめです。
粒のサイズは猫の好みもありますし、一概に良し悪しは図れませんが、小粒タイプは子猫、小さめの猫、高齢の猫にとっては食べやすいのではないでしょうか。
【NOWフレッシュ】を食べさせる際の注意点は?
【NOWフレッシュ】はどのタイプも比較的たんぱく質量の多いキャットフードです。
健康な猫にとっては問題ない数値ですが、猫によっては問題が生じる可能性もあります。
たとえば、猫は年を取ると腎臓病に罹る確率が増えてきます。
腎臓病に罹った猫には低たんぱく質のフードを与えるように指示されることがあります。
もし、あなたの猫が腎臓に疾患を持っているようなら、高たんぱくのフードを食べさせても良いかどうか、獣医さんに相談してみた方が良いかもしれません。
開封後は1ヶ月以内に使い切ること
【NOWフレッシュ】は合成保存料の代わりに、ミックストコフェノールでフードの保存を行っています。
このため、開封した後は1ヶ月程度で食べきる必要があります。
大袋の方が割安ではありますが、1ヶ月で使い切らない量を購入してしまうと、酸化してしまうこともあります。
猫が1ヶ月で食べきれる量のパッケージを購入するようにした方が良いでしょう。
猫の健康を考えたら【NOWフレッシュ】は良い選択
新鮮で安全な肉や魚を使用し、穀類を使わないグレインフリーを貫く【NOWフレッシュ】は、猫の食べ物にこだわる飼い主さんにとって、検討に値するフードと言えるでしょう。
年齢に応じてフードが分かれているのも、日本の飼い主さんには安心感がありますね。
【NOWフレッシュ】は、小さいパッケージも売られていますので、「猫が食べてくれるかどうか不安」というケースでも安心です。
まずお試しサイズで買ってみて猫の好みを探ってみてはいかがでしょうか。
[amazonjs asin=”B013QFN368″ locale=”JP” title=”NOW FRESH Grain Free アダルトキャット 454g”]
コメントを残す