猫は味よりも匂いに誘われてごはんを食べる動物です。
食欲がない時でもフードを少し温めて匂いを立ててあげると食欲を出してくれたりします。
安いキャットフードの中には人工的な香料で猫の食欲を誘うフードもあるようですが、猫の健康を考えたらそんなフードは避けた方が無難です。
キャットフードはできれば飼い主さんがしっかり吟味して猫の健康を考えている商品を選びたいものです。
最近では、キャットフードの品質について真剣に考える飼い主さんが増え、原材料にこだわったフードが注目を集めています。
今回はプレミアムフードの中から【アーテミス】に焦点を当ててみました。
画像出典:amazon
【アーテミス】ってどんなキャットフードなの?
【アーテミス】はアメリカ発のペットフードブランドで、現在、世界25ヶ国で販売されている大手ブランド。
原材料を厳選し、法律に基づいた生産管理のもとで作られているプレミアムフードです。
ドッグフード部門では、犬の専門誌『ホールドドッグジャーナル』で最高級品質だと評価されています。
日本では(株)ケイエムテイという会社が正規輸入代理店です。
【アーテミス】にはアガリクスを配合したフードやフレッシュな素材を使ったフードなど数種類のフードがあります。
しかし、猫のフードがあるのは「オソピュアグレインフリー」と「フレッシュミックス」だけ。
今回はグレインフリーの「オソピュアグレインフリーフィーライン」について調べてみました。
【アーテミス オソピュアグレインフリー】にはどんな原材料が使われているの?
肉類
【アーテミス オソピュアグレインフリー】の主原料はサーモンです。使われているサーモンは2種類。
生サーモンとドライサーモンが使われています。
全体に対するサーモンの割合はホームページなどからは分かりません。
これらふたつの成分が原材料のトップに記載されていますので、一番多く含まれているのは間違いないでしょう。
サーモンはアレルギーを起こしにくく、アスタキサンチンなどの抗酸化物質も豊富です。
穀物
猫は本来、肉食ですので穀物は食べません。
そのため、猫の唾液には炭水化物の消化を助ける酵素がなく、腸の長さも草食動物より短めです。
そんな猫の体の仕組みを理解せずに、必要以上の炭水化物を食べさせると、消化器官に負担がかかるうえ、栄養不足に。
【アーテミス】は猫の消化機能を考えてフードにはとうもろこし、白米、小麦以外にも、玄米や麦類すべてを使用していません。
ガルバンゾー豆
【アーテミス】にはガルバンゾー豆が配合されています。
ガルバンゾー豆は日本で言う「ひよこ豆」。植物性たんぱく源としてだけでなく、ビタミンB1、カルシウム、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。
特に食物繊維は腸内環境を整えるなど、さまざまな役割を果たしてくれます。
添加物
【アーテミス】に使用されている添加物は猫に害がなく、しかも人間の食品で使用されるものと同じレベルのものだけ。
人工着色料、人工保存料など、猫の体に悪影響のある添加物は使用されていません。
酸化防止剤には天然ハーブやビタミンを使用しています。
【アーテミス オソピュアグレインフリー】にはどんな栄養分がどのくらい含まれているの?
たんぱく質量は35%
【アーテミス オソピュアグレインフリー】の粗たんぱく質量は35%以上。これはたんぱく質多めのプレミアムフードの中でも比較的高い数値と言えるでしょう。
猫が体重1kgあたりに必要なたんぱく質の量は、人間の3~4倍、犬の1.5倍程度だと言われています。
猫がいかにたんぱく質を必要としているかよく分かりますね。
【アーテミス オソピュアグレインフリー】には猫に必要なたんぱく質量をしっかり配合しています。
脂肪も比較的高め
粗脂肪の割合は18%以上。比較的高めの数値ですので、肥満が気になる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、脂肪は猫の活動のエネルギーとして必要な栄養素です。
また、脂肪の一種であるオメガ6、オメガ3などの脂肪酸には免疫力を高める働きがあり、猫の健康に役立ちます。
食物繊維たっぷり
【アーテミス オソピュアグレインフリー】にはガルバンソー豆が配合されています。
この豆にはさまざまな栄養素が含まれていますが、特に食物繊維はとても優秀。
血中脂肪を抑える働きがあると同時に、腸のぜん動運動を促進し、有害物質の吸収を抑えてくれる働きがあります。
【アーテミス オソピュアグレインフリー】の生産国はどこ?
【アーテミス】のキャットフードはアメリカ産です。アメリカでは連邦政府が食品、医薬品、化粧品と同じ法律でペットフードを管理。
有害なものや表示が不完全なものが流通するのを規制しています。
また、州政府はAAFCO(米国飼料検査官協会)が策定した法令をもとにペットフードの品質を管理しています。
ただし、アメリカにはEUほど厳しい法律はありませんので、ペットフードの品質についてはメーカーの企業姿勢を知ることが大切です。
その点では【アーテミス オソピュアグレインフリー】は安心なフードを言えるでしょう。
【アーテミス オソピュアグレインフリー】の魅力は?
人間が食べられる原材料を使用
アメリカのペットフードには「ヒューマングレイド」という基準はありませんが、【アーテミス】には人間が食べられるレベルの食材が使われています。
そもそも、主原料がサーモンですので、鳥の頭や足、牛の内臓など通常だと捨てられてしまうような副産物は一切、使用されていません。
3種類の容量がある
【アーテミス】には900g、1.8kg、4.5kgと3種類のパッケージがあります。多頭飼いの家などでは用量の大きなパッケージは便利&割安で助かります。
ペットショップやネットでも購入できる
プレミアムフードの中にはメーカー直販でしか購入できないものもありますが、【アーテミス オソピュアグレインフリー】は市中のペットショップやWEBサイトでも商品の購入が可能です。
購入場所が限定されていない点は、飼い主さんにとってはメリットなのではないでしょうか。
【アーテミス オソピュアグレインフリー】を与える際の注意点は?
ほかのフードから切り替える際には少しずつが基本
【アーテミス】に限りませんが、いきなりフードを100%変えてしまうと、猫が軟便になることがあります。
切り替える時には、いきなり全部を変えてしまうのではなく、最初は元のフードに少し混ぜる程度に。1週間~2週間ぐらいかけて、少しずつ【アーテミス】の分量を増やしていくのがおススメです。
途中で猫の便が柔らかくなったら、一旦、【アーテミス】の量を減らしてしばらく慣れさせます。
便の調子が良くなったら、少しずつ【アーテミス】増やしてあげましょう。
購入する際は1ヶ月程度で食べきるサイズを
【アーテミス オソピュアグレインフリー】には合成保存料が使われていません。そのため、開封後は1ヶ月程度で食べきるようにした方が良いでしょう。
4.5kgの大型パッケージは割安ではありますが、買っている猫が1匹だけの場合は1.8kgまでにした方が良いでしょう。
腎臓疾患のある猫の場合は要注意
たんばく質の多いフードは猫にとって健康的ですが、腎臓に疾患がある場合は要注意。
腎臓に疾患がある猫の場合、たんぱく量を制限するように指導されることもあるからです。
元気そうに見えても猫は高齢になると腎不全に罹っていることが少なくありません。
高齢になったら腎臓病に気をつけ、場合によっては高たんぱくフードを食べさせても良いかどうか、獣医さんに相談しましょう。
【アーテミス オソピュアグレインフリー】は魚好きな猫ならオススメ
グレインフリーなだけでなく、人間が食べられるレベルの食材を使って作られている【アーテミス オソピュアグレインフリー】は比較的おススメのフードと言えるでしょう。
主原料がサーモンですので、魚好きな猫であれば食いつきも良いようです。
猫のドライフードは一種類だけですが、このブランドには、今回はご紹介しなかった缶フードが5種類あります。
一緒に食べさせてあげれば飽きっぽい猫も満足させてあげられますし、水分の補給にもなるでしょう。
数は少ないですが実際の店舗でも売られていますのでWEB通販が苦手と言う人には便利なフード。
キャットフードを探しているなら、一度試してみても良いのではないでしょうか?
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