キャットフード・猫の食事

猫に肉を与えても大丈夫?もちろんOK。猫に肉を与える際の注意点

猫に肉を与えても大丈夫か?……これは猫をよく知る人にとっては愚問でしょう。日本では猫の好物は魚というイメージですが、もともと猫の祖先は砂漠地方の出身。ねずみや野うさぎのような小動物などを狩って食べていましたので食べるのは肉、しかも生肉がメインでした。今回は、猫に肉をあげる場合の注意点などを中心にご紹介しましょう。

猫は肉を主食とする動物

猫の主食は肉。犬と比較しても猫はより多くのタンパク質を摂取しなければなりません。猫は肉から生命維持に必要なアミノ酸を摂取する必要がありますが、狩りで捕えた動物の生肉、脂肪、内臓などをしっかり消化できるように消化器官には酸度の強い消化液が出るようになっています。

逆に人間の唾液には含まれている炭水化物を分解酵素アミラーゼは、猫のだ液には含まれていないため、炭水化物の消化には時間が掛かります。また腸が短く、食物繊維の多い野菜や草、木の実などの消化は得意ではありません。このことからも猫の消化機能はは炭水化物や野菜よりは肉を中心に食べるようにできていることがわかります。

猫が肉を食べなければならないワケ

肉からアミノ酸を摂取することが必要

肉の主栄養であるタンパク質は体内で消化され、アミノ酸と呼ばれる物質に変化します。アミノ酸は全部で22種類あると言われていますが、その中で猫には13種類のアミノ酸が必要だと言われています。

この中で体内で合成できるアミノ酸を純必須アミノ酸、体内で合成できないために外部から食事で摂る必要があるアミノ酸を必須アミノ酸と言います。猫には純必須アミノ酸が2種類、必須アミノ酸が11種類あると言われていますが、中でもタウリンとアルギニンは特に大切で、欠乏すると心臓機能不全や腎臓機能不全を起こす可能性があります。猫はこうした栄養素を肉から必ず摂取しなければならないのです。

さらに猫の肝臓にはタンパク質から糖を合成するためのトランスアミナーゼ、デアミナーゼなどがあって、タンパク質から糖を生成しています。猫は炭水化物の消化が苦手な代わりにタンパク質から生命維持に必要な糖を得ているのです。

脂質、ビタミン、ミネラルも肉から

肉にはタンパク質だけでなく、ビタミン、ミネラルも豊富に含まれていますし、もちろん脂肪なども含まれています。どんなビタミン、ミネラル、脂肪が含まれているかは肉の種類によって異なりますが、本来、猫は内臓や肉を生で食べることでこれらの栄養素を充分に取り込んでいるのです。

猫に肉をあげる際に注意すること

肉の与え方には生で与える方法と熱を加えて与える方法があります。最近では手作りメニュー派の多くが酵素などを充分摂りこめる生肉で猫のごはんを作るようになってきました。生肉を猫に食べさせる際に気をつけたいのはまず、鮮度。肉はなるべく新しいものを用意するようにしましょう。また、猫が食べ終わって残った肉は早めに処分するようにしましょう。肉の中には豚肉のように生食に向かない肉もあります。豚肉を猫にあげる場合は必ず火を通すことが大切です。

肉に火を通して与える場合に気をつけるべきは栄養バランスでしょう。生肉と違って火を通した肉からはビタミン、ミネラルが減っています。猫に必要なビタミンやミネラルを摂取させるには他の食材やサプリメントなどで補充する必要があるでしょう。もちろん、市販のフードにトッピングで与える程度であればそんなに気にする必要はありません。

また、猫によっては肉にアレルギーのある猫もいます。自分の猫がどの肉にアレルギーがあるのかを把握しておくことは大切なことです。特にアレルギーがないようなら、肉の種類を限定せず、なるべく多くの種類を食べさせてあげると良いでしょう。

質の良い肉を使ったメニューで猫を健康に

従来、猫に市販のフード以外のモノを食べさせるのは栄養の偏りが出るため避けた方が良いと言われていました。しかしながら最近では猫の栄養学への研究が進み、添加物が少なく、自然に近いカタチの手作りメニューが猫の健康により良いと考えられるようになっています。

インターネットでは猫専用に肉を販売するサイトがあり、人間用の肉よりもバリエーションが豊富になってきています。新鮮で質の高い肉を使い、バランスを計算した上で与える手作りメニューはきっと猫を健康で長生きさせてくれるでしょう。

肉は猫にとって欠かせない食材

肉は猫にとってなくてはならない栄養分。余ったごはんに味噌汁をかけただけの「ねこまんま」では猫は充分な栄養を摂ることはできません。猫の体を作るのは正しい食生活ですので、飼い主さんは自分の猫に与える食事は肉中心のメニューにするよう心がけましょう。

春の味覚を食べさせてあげたい!猫が食べられる果物とは?

苺や夏みかん、キウイフルーツなど春は果物が美味しい季節でもあります。猫には人間のように季節を目で見たりして楽しむことはありません。でも、せっかくなら猫にも春を感じさせてあげたいと思いますよね。おすすめは、春の旬の果物を猫に食べさせてあげることです。そこで今回は、猫が食べられる春の果物をご紹介したいと思います。また、猫が食べると危険なものも一緒にご紹介します。

猫が食べられる春の果物とは?

猫が食べられる春の果物には、どんなものがあるのでしょうか?猫が食べられる春の果物は次の通りです。

  • メロン
  • リンゴ

などがあります。意外と少ないと思いませんでしたか?実は、猫には食べられる果物と与えない方が良い果物があるからなのです。では、猫に与えない方が良い果物はあるのでしょうか?

猫に与えない方が良い果物は?

猫にあまり与えない方が良い果物を確認しておきましょう。

  • キウイフルーツ
  • 柑橘類
  • バナナ
  • サクランボ
  • ももやびわ
  • ブドウ

などがあります。果物の果実や種などに含まれる成分が猫の体調を悪くしたり、病気の原因となる場合も多いので、くれぐれも果物を与える際は注意しましょう。

猫が食べられる春の味覚はまだある!

果物以外にも猫が食べられる春の味覚をご紹介します。猫が食べられるものは次の通りです。

  • 春キャベツ
  • 新じゃが芋
  • ソラマメ
  • シラス

などがあります。猫に与える際は、しっかりと火を通してから細かく刻んで与えるようにしましょう。また、与えすぎは体調を崩す原因にもなるので、与える量にも注意しましょう!では、ここで猫が食べると危険な食べ物もご紹介しておきます。

猫が食べると危険な食べ物とは?

猫が食べるものによって、体調が悪くなったり病気の原因になったり、最悪の場合、死に至るケースがあります。未然に防ぐためにも、猫が食べると危険な食べ物をしっかり理解しておきましょう。主なものをご紹介します。

  • タマネギなどのネギ類
  • カフェイン
  • チョコレート
  • 糖分や塩分、脂肪が高いもの
  • ブドウやレーズン
  • 生の卵や豚肉、内臓類
  • 種のある果物
  • 人間用のサプリメントや薬
  • アルコール飲料

などがあります。くれぐれも猫の目につく場所に置いておかないよう、注意しましょう。

さいごに

猫が食べられる春の味覚をご紹介してきました。また、猫が食べると危険な食べ物があることもお分かりいただけたと思います。猫にキャットフードを与える際は、くれぐれも調理法や与える量、与える部位などに注意するようにしましょう。春の味覚を愛猫と一緒に食べて、春の景色を眺めながら春を存分に楽しんでくださいね。

猫の食事、ウェットフードを取り入れるべき3つの理由とは?

猫の食事、ドライフードだけを与えている飼い主さんが多いようですが、最近はウェットフードの良さが見直されているようです。

「ウェットフードっておやつでしょ?」
「栄養にならないでしょ?」

今回はこのような疑問にお答えしつつ、猫にウェットフードを与えるメリットを詳しくご説明します。

ウェットフードは主食にならない?

ウェットフードには大きく分けて「総合栄養食」「一般食(補助食)」の2種類があります。

総合栄養食とは、ドライフードと同じようにそれだけで猫に必要な栄養を満たせる主食となるもの、一般食(補助食)は嗜好性重視のおやつ代わりの食事です。

つまり総合栄養食のウェットフードであれば、ドライフードと同じくそれだけできちんと必要な栄養素を摂取することができるのです。

この表示は缶のラベルやパウチの表面に必ず記載されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ウェットフードって栄養が少ない?

標準的なドライフードだと、タンパク質30%、脂肪15%。
ウェットフードだと、タンパク質10%、脂肪5%。

確かに数字だけを見るとウェットフードは栄養が少ないように見えますが、これは水分量の違いによるもので、実際の栄養価はむしろウェットフードの方が高いこともあります。

栄養価を比較する時は水分を抜いた数値で評価する必要があるのですが、上記の数字からそれぞれ水分を抜いた状態で計算し直すと

水分約10%のドライフードは、
タンパク質30%、脂肪15%

タンパク質33.33%、脂肪16.66%

水分約80%のウェットフードは、
タンパク質10%、脂肪5%

タンパク質50%、脂肪25%

になります。タンパク質も脂肪も、実はウェットフードの方が多いことがわかりますよね。

ウェットフードがおすすめな理由

水分が豊富

猫の膀胱炎やストルバイト結石の予防には十分な水分摂取が大切ですが、猫は自分からあまり水を飲みません。

そこで水分の多いウェットフードを与えれば、食事をしてもらうだけで水分摂取量を増やすことができますよ。

例えば水分80%のドライフードを100g食べると、それだけで80ccの水分が摂取できるのです。

猫本来の食性に近い

ドライフードは形を維持するために炭水化物が一定量含まれていますが、ウェットフードはその必要がないため、肉や魚がそのまま入っているだけ。

肉食の猫にとって本来の食生活に近いのがウェットフードなのです。

添加物が少ない

ウェットフードは缶やパウチなどで保存性が保たれているため、ドライフードのように保存料を使わなくても済みます。

このようにウェットフードにはドライフードにはない特別な利点があります。

おやつ代わりだけではもったいない!
愛猫の健康のために、ウェットフードを食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?

猫のゴハン。種類と与える回数、必要なカロリーや注意点とは?

動物にとって生きていく上で最も大事なものは食事です。これが疎かになると病気の原因となるばかりではなく、命の危険が生じてしまうこともあります。

市販されている猫の餌には様々な種類があり、メーカーも様々です。猫の健康に配慮して与える食事を選択するようにしましょう。

ここでは、猫の食事に関する注意点をご紹介します。

基本的な食事

猫の基本的な食事はキャットフードで問題ありません。キャットフードにはドライフードとウェットフードの2種類があります。

ドライフードを主食として扱い、必要に応じてウェットフードを与えるようにしましょう。

ウェットフードは美味しいので、そればかり与えているとドライフードを食べなくなるので注意してくださいね。

1日の摂取カロリーに関しては、猫の体重によって変動します。

成猫であれば70キロカロリー、幼少期の猫であれば200キロカロリーに猫の体重(kg)を掛けた分のカロリーを計算して与えてあげましょう。

猫の食事の回数

成猫であれば、1日2食を固定化する形で問題ありません。朝食と夕食の時間帯に餌を与えるようにしましょう。

しかし、幼少期の猫の場合は、多くの食事量を同時に確保することが困難なので、1日に3回から4回の食事回数を確保しなければなりません。

目安としては、生後1年を過ぎるまでは幼少期として扱い、その後は成猫として扱うようにしましょう。

餌を選ぶ際の注意点

まず大事なことは、キャットフードの成分表をチェックしてから購入するようにすること。

選ぶ際の目安は、尿管結石の原因となってしまうマグネシウムの量が少ないかどうか、その他の栄養素がバランスよく含まれているかどうかを確認してから購入してください。

加えて、タンパク質の割合が3割以上のものを選ぶと良いと言われています。

猫に与えてはいけない食べ物

基本的に人間の食べ物を猫に与えてしまうと肥満や病気の原因となるのでやめましょう。

ついつい与えてしまいがちですが、例えば甲殻類や貝類は消化に悪いですし、チーズ等のように脂質、塩分が多いものは病気の原因になるので注意してくださいね。

さらに、猫といえば魚を食べるというイメージを持っている方が多いですが、生の魚を与えてはいけません。ビタミンB1欠乏症になってしまうだけではなく、アニサキス等の寄生虫のリスクがあるので絶対に与えないでくださいね。

猫に与えても良いおやつ

猫用のおやつが多数市販されているので、それらの中から猫が気に入ってくれたものを選んで与えるようにしましょう。

猫は好き嫌いがはっきりしているので、嫌いなものは食べません。試しに色々与えてみて、積極的に食べるものを選ぶようにしましょう。

猫がご飯を食べない。その理由と対処方法とは?

もともと、猫は自分に必要なエネルギーを得るために、少しずつでもごはんを食べてくれます。野生時代の名残から少しずつ食べる習性は持っているのです。しかし、猫は普段の生活の中でちょっとした変化にも敏感です。その変化から食欲が落ちてしまうこともあるのです。まずは、猫ちゃんが食べなくなった理由を考えてみるようにしましょう。

猫の「あとでまた食べよう!」という思い

猫は、食生活にムラがあるのもよくあることです。ちょっとしたことでも、気分が変わり、フードを食べることやめてしまったり、猫の成長や体重に合わせてフードのパッケージに書いてある量を与えても残してしまうなど、飼い主さんとしては、心配になることもあるかもしれません。

猫が急にごはんを食べなくなってしまった時は何か原因があるのかもしれません。もともと、猫は野生の時代に、食べ残した物を埋めていました。「あとでまた食べよう」と大切なごはんを数回に分けて楽しみに食べていた猫は、食べないからといって突然片付けられてしまうと、とてもがっかりしてしまうのです。他にも何か変わったことはないか、様子を探ってみることが大切です。

環境の変化や季節によって食欲が異なる

猫自身は、少しの変化にもとても敏感です。例えば、いつもとごはんをあげている時間が異なったり、食器を変えるだけでも、気になってしまう猫もいます。また、気温や季節によっても食欲が変わることがあります。夏は、暑いために食欲も低下しますが、気温が下がってくるとまたよく食べるようになります。

しかし、お部屋が寒すぎると、動くことをせずに、また食欲が低下することもあるのです。季節による食欲の変化は、気温だけでなく、日照時間にもよって変わりますし、猫自身の運動量によっても変わります。個体差もあるので、日頃からどのくらいの量を食べているのか、季節によって食べる量に差が出ているか、チェックしておくと安心です。

フードのにおいや種類が原因で食欲が落ちる

猫がいつも食べているフードを突然食べなくなってしまった時は、フードの酸化やにおいが無くなってしまったことも原因として考えられます。猫は、フードに関してもとても敏感で、種類を変えるとさっぱり食べなくなってしまうという猫もいます。ドライフードは、保存状態にも気をつけておく必要があります。

また、置いておいたフードもニオイが消えて食べなくなってしまうこともありますので、新しい物に交換してあげましょう。缶詰やパウチのフードは、冷蔵庫で冷やしすぎると食べなくなってしまうこともあります。においも消えてしまいますので、少し常温に戻してあげるとよいでしょう。猫自身は、同じフードを与えていると、飽きてしまって食べないということもあります。補助的におやつやふりかけをかけてあげたり、ドライフードに少しだけウェットフードをかけるなどの工夫で、食欲が戻ることもあります。

万が一の時は、獣医さんに相談を

猫自身は、環境の変化などで一時的に食欲が落ちても、お腹が空くとやはり食べるものです。しかし、猫が1日ごはんを食べないという時は、獣医師に相談するようにしましょう。何か病気を発症していることも考えられますが、その時は、他にも症状がないか振りかえってみましょう。元気があっても胃腸炎で食べられなくなっている場合や、歯周病など口の病気で食べられなくなっていることもあります。24時間様子を見ていて、食欲が全く無い時は、早めに動物病院を受診することが大切です。