尿毒症を知っていますか?猫の尿毒症の症状や原因・治療について

尿毒症とは

腎臓になんらかの障害が起きると、本来排出されるべき血中の老廃物がそのまま残り続けてしまいます。その老廃物が他の臓器に悪影響を与え、最終的には命の危険にも関わる重大な症状なのです。

尿毒症の症状

次のような症状がみられたら注意が必要です。

  • 食欲不振、体重減少
  • 嘔吐
  • 下痢または便秘
  • 動きたがらなくなる
  • 口臭がひどくなる
  • 足がむくむ

徐々に腎臓の機能が低下し、体内に老廃物が溜まり続けるとこのような症状が起き始めます。これらは放置しておくとどんどん悪化していきます。

また急性腎不全などにより急激に腎臓の機能が低下した場合、突発的かつ重篤な症状になります。

  • 痙攣
  • 昏睡
  • 嘔吐
  • 失神

など命に関わるので、注意が必要です。

尿毒症の原因

尿毒症は主に腎臓の機能に障害が起きたとき発症します。また他にも心臓や排尿に関わる臓器の異常でも発症する恐れがあります。

腎臓の障害

  • 急性腎不全
  • 慢性腎不全
  • 急性糸球体腎炎

などです。【尿毒症の症状】でも書きましたが、特に急性腎不全や急性糸玉腎炎は一気に症状が悪化しやすい傾向があります。

心臓の障害

  • 心不全

心臓になんらかの異常が生じ、血液を正常に送り出せない「心不全」になってしまうと、尿毒症を発症する恐れがあります。
腎臓が正常に機能していても、老廃物が含まれている血液が腎臓に届かず、結果的に体内に老廃物が溜まってしまうのです。

排尿に関する障害

  • 尿路閉塞

正常に老廃物を排尿することが出来なければ体内に尿=老廃物が溜まり続け、尿毒症になってしまいます。

尿毒症の治療

症状が軽ければ、点滴・薬の投与・輸血をして症状を軽減させます。
逆に症状が重ければ人工透析や腹膜透析を行い、老廃物を体内から排出させる必要があることもあります。

また同時に尿毒症を引き起こしている腎臓・心臓・排尿器官の基礎疾患の治療もする必要があるでしょう。

尿毒症の予防

絶対的な予防方法はありません。腎臓・心臓などの基礎疾患の予防に気を付けましょう。
また腎臓になるべく負担を与えないよう味付けの濃い人のご飯や、猫が中毒症状になる食べ物は与えないようにしましょう。

重症にならないよう早期発見をこころがけましょう

尿毒症は症状の差が激しい傾向があります。

症状が軽ければ通院するだけで治療が可能ですが、重度になってしまうと入院や手術が必要になるだけでなく命の危険も大きくなってしまいます。

愛猫の日頃の様子を観察し、早期発見・早期治療をこころがけましょう。

知らないうちに感染しているかも?猫免疫不全ウイルス感染症についてまとめてみました

猫免疫不全ウイルス感染症ってどんな病気?

猫免疫不全ウイルス感染症はネコ科のみ感染する病気です。感染すると猫の免疫力が著しく低下し、様々な病気にかかりやすくなってしまいます。人のエイズ(HIV)と似た症状なので、猫エイズウイルスとも呼ばれています。

猫免疫不全ウイルス感染症の症状

感染しても発病しないケースもあります。発病しても初期ではほとんど無症状なので、この時点で発見することは難しいかもしれません。

直ちに命に関わるような症状はありませんが、免疫力が低下するので、傷が治りにくくなる・下痢・体重減少・口内炎などの症状が徐々にあらわれてきます。

加えて鼻炎・腸炎・結膜炎・膀胱炎・皮膚炎など体の各所に異常があらわれることが多いようです。

さらに重篤な症状になると体のあちこちにガンが出来てしまう可能性があります。

死亡してしまうケースも珍しくはありません。ただし個体差が大きく、発症して数日で死亡することもあれば、そのまま寿命を迎えるまで生きることもあります。

猫免疫不全ウイルス感染症の感染源

ウイルスは猫の体液に含まれています。なかでも唾液に多く含まれているので、猫同士の喧嘩による噛み傷から感染してしまうケースがほとんどです。

かなり稀ですが、グルーミングや交尾でも感染した事例があるようです。

猫免疫不全ウイルスの治療

根本的な治療はありません。ウイルスによって発症した病気などの対症療法が主な治療になります。ですので仮に猫免疫不全ウイルスに感染していると認められても、無症状であれば治療する必要はありません。

ただし、万が一のためにも併発しやすい感染症の予防注射をしておくと良いかもしれません。他にも完全室内飼育に切り替えて、他の感染症から愛猫を守ってあげることも大切です。

猫免疫不全ウイルス感染症の予防

現在のところ有効なワクチンは日本では接種することはできません。アメリカでは効果のあるワクチンが開発・接種できるので今後に期待しましょう。

また感染しないため一番有効なのは、愛猫を他の猫と喧嘩させないことです。

完全室内飼育だと感染するリスクはぐっと下がるでしょう。不妊・去勢手術をすると喧嘩をしにくくなるので、選択肢の一つに入れても良いのではないでしょうか。

定期検診は大切です

猫免疫不全ウイルス感染症はきちんと検診しなければ、なかなか気付くことが出来ない病気です。仮に感染してしまった場合でも、他の感染症にかかっていないかどうか、定期的に検診しなければなりません。

感染する前も後も、定期検診をすることをおすすめします。

猫の肥満はリスクがいっぱい!肥満解消のための食事と運動。

猫の肥満は、比較的家で飼っている猫に多く見られます。その要因として、猫の運動量が足りない・食生活の管理・食事の内容などが考えられます。

猫は種類によっては、多くの運動量を必要とすることがありますが、家の中では十分な運動が出来ない物理的な環境もあります。また、食事の内容や一日に与える回数などが肥満を招いているかもしれません。

肥満による疾病

高脂血症、脂肪肝、インスリン抵抗性の増加、グルコース不耐性、麻酔による合併症、内分泌障害クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、下垂体前葉色素嫌性腺腫、関節へのストレス、高血圧、難産、運動能力の低下、筋骨格の痛み、呼吸困難、熱中症、免疫機能の低下。

その他関節軟骨の摩耗等、変形性関節症、心血管系の疾患、転移性細胞癌。

上記のような、疾患にかかりやすいと言われています。

ストレス解消も兼ねて運動させる

猫により、興味を持つものは猫じゃらしや長い紐状のもの、丸い毛糸のようなもの、ぬいぐるみ等で、狭い空間で遊んであげることができます。

また、ダンボール等の小さい箱が好きです。ダンボールを工夫して、遊ばせてあげるのも良いかと思います。

少しでも運動量を増やすことが、必要です。

食事で調整

猫への食事はダラダラとあげてはいけません。しかも、猫は自分の好みをよく知っています。人が食べるものでも欲しがる猫は少なくありません。そこで、一度でもあげてしまうと癖になってしまいます。

理想は、時間を決めて一日に2回若しくは3回に分けて、食べさせることです。その時の体調や体重などにより、獣医師さんと相談しながら、脂分が少ないものや腸内環境を整えるものを与えるとよいでしょう。

まだ若い猫でも、太り出したらシニアの食事も良いでしょう。年齢によって食事量の目安がありますが、それは理想の体型と体重の猫が主であり、肥満の猫には飼い主が調整してあげることが必要なのです。

猫のダイエットで注意点

盗み食い

飼い主の見ていないのを、見計らって盗み食いをする猫がいます。猫が届かない所へ食事を置くようにしましょう。

要求鳴きの増加

食事が欲しいとねだってきます。これには、無視が一番効果的です。

リバウンド

人間と一緒です。痩せて、安心してしまうとリバウンドの可能性があります。体重の維持に努めましょう。

まずは、猫の理想の体重と体型を把握しておくことが重要でしょう。動物病院へ行けば、獣医師さんが教えてくれるでしょう。健康診断を兼ねて、定期的に行くことをオススメします。

猫の体調不良の原因は、寄生虫やウイルス感染かもしれません

猫の様子がいつもと少し違うと感じたら、それは寄生虫やウイルスなどが原因かもしれません。

寄生虫には、体の内部に寄生するモノと、外部に寄生するモノとがあります。中には、人にも感染する恐れがある寄生虫もいますので、注意が肝要です。

症状

呼吸が荒く、フラフラしている、食事の量が減少、嘔吐や下痢、目やにが多くなった、涙目、耳や鼻を気にしている時などは何かしらの問題があると考えたほうが無難です。

病気の原因

猫の病気は大抵、ウイルスや寄生虫が要因となります。

寄生虫は体の中に入り込むと、どんどん成長していきます。寄生虫は自然治癒するものではありませんので、動物病院での治療が必要となります。

外部寄生虫とは

外部寄生虫とは、猫の体外に寄生するノミやダニをいいます。これらの寄生虫は目視では判断できないことが多く、ノミの場合は身体全体に寄生する可能性があり、ダニは耳やノド、首の後ろに寄生することが多くあります。

猫の皮膚をかき分けてよく見ると、毛の隙間に黒い斑点が見られたら、ノミの糞です。また、マダニという寄生虫がいます。マダニは、血を吸い出します。人間の体にも付くことがあり、大きなホクロのように膨らみます。

マダニの場合は、ピンセットで取ったとしても、口だけ残る場合があるので、動物病院で処置しましょう。

内部寄生虫とは

猫の体内に寄生する寄生虫のことです。代表的な内部寄生虫は「線虫」「吸虫」「条虫」「原虫」の4種類あります。

代表的な寄生虫はフィラリア・サナダムシや猫条虫・鉤虫(こうちゅう)・鞭虫(べんちゅう)が代表的なもので、その特徴は、消化器官に寄生することです。原虫にはコクシジウム・トキソプラズマなどがあげられます。

感染

内部寄生虫でも人間に感染するものもあります。特に、幼児や妊婦など大量や抵抗力が弱い人は、特に注意が必要で、感染すると重い症状になる可能性もあるので、飼い猫に寄生虫が見つかった場合は、飼い主も検査に行くようにしましょう。

ウイルスの場合は、伝染性があるので、多頭飼いや屋外に出ることが多い場合は、特に気をつけなければなりません。また、子猫によく見られる腸内の寄生虫を原因とした下痢症は、人間に感染する恐れがあります。

寄生虫に対してはこまめに駆虫を行うことで重症になることを防げます。症状が顕在化する前に動物病院で対策をとる必要があるでしょう。

治療法

寄生虫やウイルスによる病気に関しては、動物病院で治療する必要があります。抗生物質の投与や寄生虫の駆除薬などが、主な治療です。病気は、早期発見・早期治療が重要です。

猫の代表的な病気のひとつ慢性腎臓病、注意すべき症状とは?

猫が高齢になると非常に高い割合で慢性腎臓病になっています。原因は不明と言われていますが、もともと猫の祖先たちは腎臓に負担をかけやすい暮らしをしていました。

現在一緒に暮らす猫たちは、定期的な健康診断、普段の猫の食事や水を飲む量、そして尿の回数や量に気をつけることで、慢性腎臓病の早期発見に努めることができるのです。

慢性腎臓病の原因

高齢の猫に多い病気のひとつとして、慢性腎臓病が上げられます。慢性腎臓病の原因は、未だにわかっていない部分も多く、気づいた時には、すでに病気が進行していることも多いケースです。

もともと、現在の猫の祖先、リビアヤマネコは水をあまり飲まずに砂漠で暮らしていました。しかし、この水分量が猫にとっては、腎臓に負担をかけているのではと言われています。

また、塩分の取りすぎや糖尿病、バランスの悪い食事によって、腎臓病になってしまうケースも多くあります。

慢性腎臓病の症状

そもそも、腎臓は体の血液をろ過することで、体の中の毒素を取り除いています。腎臓を構成するネフロンが壊れてしまうと、腎臓の機能が低下してしまい、体の中の老廃物がたまってしまうのです。

一度壊れてしまったネフロンを戻すことはできず、治療も病気の進行を遅らせるための治療が主なものになります。

猫の様子を見ていて、食欲不振や体重減少が見られた、毛並みがなんだか悪いなと感じたなど、慢性腎臓病の症状には様々なものがあります。

その中でも特に注意したい点は飲む水の量と、おしっこの量です。多飲多尿は、慢性腎臓病の主な症状です。

ドライフードを与えている場合、普段からお水をしっかり飲ませることは腎臓病予防に大切なことですが、明らかに飲む量が増えたり、トイレ掃除の回数が増えたなど、気になることがあれば、すぐに動物病院を受診しましょう。

また、腎臓には、他にも様々な働きがあり、ふらつきや貧血症状が出るなどのサインもあります。

慢性腎臓病の治療

腎臓病の治療は、食事療法がメインになります。猫の腎臓病予防には、栄養バランスの整った食事が大切ですが、早めに腎臓病用のフードに切り替えることで病気の進行を抑えることができます。

手作り食を与える場合は、タンパク質とナトリウムを少なめに与えることが基本です。しかし、量に関してはコントロールが必要な為、必ず獣医師に相談するようにしましょう。

老猫用のフードには、市販の物でも、栄養がコントロールされているものがあります。こういった物と併用しながら与えていってもよいでしょう。

しかし、勝手な判断で食事を与えてしまうと、副作用を起こすこともあり、注意が必要です。また、検査結果によっては、症状に合わせた薬でコントロールしていき、生涯飲み続けることが大切になります。

普段から病気の早期発見の為に気をつけること

慢性腎臓病は猫に多い病気なので、早期発見によって、その後の治療方針も変わります。元気な猫であっても、実際は症状が出ていない段階で、腎臓機能の低下が始まっていることがあるのです。

定期的な健康診断と、栄養バランスの取れた食事、適切な水分量に注意してあげるようにしましょう。

猫の熱中症、症状や応急処置は?予防のための注意点

暑い季節には人の熱中症に注意が必要ですが、猫も熱中症になることをご存知ですか?

猫はほとんど汗をかかないので人と違い体温調節が苦手な生き物で、比較的暑さには強いものの夏の閉め切った室内、車内などでは熱中症をおこす危険があります。

ここでは猫の熱中症の症状や対処法、予防について説明します。

猫の熱中症、どんな症状が出るの?

軽度の時は元気がない、食欲がない、くらいですが、症状が進むとふらふら歩く、立ち上がることができない、口を開けてハァハァと呼吸をする、よだれが出るなどの症状が出てきます。

また、脈拍、心拍も上昇するでしょう。

さらに重症化すると口の中が赤くなる、嘔吐や下痢、けいれんを起こすなどして最悪の場合はそのまま死亡してしまいます。

猫が熱中症にかかった時の応急処置、治療法など

まずは体を冷やしましょう。

日陰の涼しい場所に移動させ、冷たい水で濡らしたタオルで全身をくるみます。この時タオルは固くしぼらずに十分に水を含ませた状態にしてくださいね。

同時に大動脈がある首筋や前後の足の付け根にも、濡らしたタオルをたたんであてがいましょう。その状態でエアコンの冷たい風や扇風機の風をあてて体温を下げます。

水が飲めるようでしたらたっぷり飲ませてください。

軽度の熱中症ならこれで回復しますが、重症だなと思ったらそのまま動物病院へ。

重症の状態が長く続くと命に関わることもあります。病院で適切な治療を受ける必要があるでしょう。

猫の熱中症、どうやって予防する?

室内の風通しをよくする

防犯上問題がなければ窓を開けるのが一番良いのですが、無理な場合は換気扇を複数個所回すことで風の流れを作れますよ。

また、猫が家の中を自由に移動できるようにしてあげましょう。健康な猫なら自分で涼しい場所を見つけて移動するでしょう。

留守番時など、どうしても閉めきった一室だけで過ごさなければならない時は、エアコンが必要です。

猫は人よりも高い気温を好むので、さほど気温を下げる必要はありません。28℃設定、もしくは除湿機能で十分予防できますよ。

いつでも水が飲めるようにする

普段以上に水入れの水を切らさないよう注意してあげてくださいね。猫のよくいる場所、通る場所に水入れを置くことも効果的です。

普段はドライフードだけを食べていても、夏場だけは水分の多いウェットフードを与えて積極的に水分摂取を促すのもよいでしょう。

車で移動する時は?

暑い季節、エンジンを切った車内はあっという間に温度が上昇します。たとえ短時間でも、車を止める時は猫を車内に置いて行かないようにしましょう。

また、運転中は猫を入れたキャリーバッグに直射日光が当たらないようにすることも大切です。

最後に

いかがでしたか?

飼い主さんのちょっとした注意で防げる熱中症、暑い季節にはきちんと対策をして猫が快適に過ごせるよう、心がけてあげたいですね。

知っておきたい猫の腎不全について。症状は?治療法は?予防できる?

猫の病気の中で最も猫がかかりやすい病気とされるのが腎不全です。この腎不全は特に高齢の猫に多い病気で、老齢の猫の主な死因の一つにもなっているほどの病気です。

臓器の一つの腎臓が徐々に壊れていき、機能しなくなってしまった状態を腎不全と言います。一度かかってしまうと完治の難しい腎不全について詳しく調べていきましょう。

腎不全の主な症状

腎不全は飼い主でも気づかないほど静かに進行していく病気です。ですので、症状が出ていてもほとんど分からないという特徴があります。

進行していくにつれ、その症状がより顕著に出るようになり、はっきり症状だと分かる頃には手が施せないほど悪化しているということがあります。そんな気づきにくい初期の症状には、色の薄い尿を頻繁にする、水を大量に飲むと言ったことがあります。

ただ、これらの症状ではほとんど気にかけることもなく、気づかないことが多いです。ここから進行していくに連れて胃液を吐いたり、食欲がなくなったりし、さらに進行するとぐったりし寝て過ごすようになります。

腎不全の治療

腎臓は一度駄目になってしまうと二度と再生することのない臓器です。そしてさらに残念なことに腎不全は、腎臓機能の3分の2くらいが失われてからでないと症状が現れにくく、発見の難しい病気です。

ですので、治療を開始しても完治するということがほとんどない病気です。腎不全の治療は残った腎臓をどれだけ長く生かしていけるかが大きな鍵になります。腎臓病の治療には投薬と食事療法で対応していきます。

さらに進行状況が悪い場合には点滴も行います。点滴をしてもあまり回復が見られない場合には透析を行って延命措置を行うこともあります。

腎不全にならないためには

なぜ猫に腎不全が多いのか?は解明されていないので、こうすれば腎不全にならないとは断言できませんが、可能性を限りなく低くすることはできます。

普段、愛猫に塩分の高いちくわやかまぼこ、干物や煮干しを与えていませんか?塩分濃度の高い食事は腎不全だけでなく様々な病気を引き起こすきっかけになってしまいます。

まずは愛猫の食事をしっかり見直して、愛猫の健康管理を行うようにしましょう。

ベンガルってどんな猫?徹底解説!

野性味あふれる姿が特徴のベンガル。純血種としての歴史はまだ浅いですが、その特徴的な毛並みで一気に人気猫種として注目を浴びるようになりました。

ベンガルはベンガルヤマネコとイエネコとの交配で生まれた品種です。1960年代にジーン・サグデンという女性が最初にこの交配を試みています。

その後カリフォルニア大学で研究のために再びこの交配が行われ、ここで生まれた猫たちはジーンさんに譲られました。

彼女は1983年にこれらの猫をベンガルと言う名前で登録団体に申請、1985年にはキャットショーでセンセーショナルなデビューを果たすのです。

ベンガルの体の特徴

引きしまった筋肉質の体を持ち、非常に優れた運動能力を持つ猫種です。特に高いところにジャンプする時の跳躍力にはすばらしいものがあります。

特徴的な毛並みである豹柄のような模様はロゼットと呼ばれ、異なるカラーや色調を持つスポットのことを言いますが、イエネコでこのロゼットを持っているのはベンガルだけ、とても貴重なものですね。

ベンガルの性格の特徴

名前の持つイメージや見た目の野性的な雰囲気からは想像できないような人懐こさと陽気な性質を持っています。おもちゃで遊ぶのも大好きで飼い主さんが積極的に遊んであげるととても喜びます。

ベンガルは猫としては珍しく水遊びが好きな子が多いのも特徴でしょう。

ベンガルの飼い方、注意点は?

ベンガルは純血種にありがちな固有の病気などもなく、性格も温和で社交的なため猫を飼うのが初めての人でも飼いやすい品種です。

人懐こく甘えん坊なのでいつも誰かがそばにいてくれるような環境が望ましく、にぎやかなファミリー向けの猫と言えるでしょう。

活発で運動を好むため、十分に運動できるだけの広さがある家で過ごすのが理想です。高いところに登るのも大好きなので、キャットタワーやキャットウォークを設置してあげるとよいですよ。

独特の毛並みを美しく保つためには高タンパク、高脂肪のキャットフードを。短毛種なので特別なお手入れは必要ありません。1日1回の軽いブラッシングで十分ですよ。

ベンガルはまだ珍しい猫、飼っている人も少なく、猫好きな人にとってはあこがれの猫種とも言えます。

以前はかなり高価な猫でしたが、ここ最近は国内でもブリーダーが増えだいぶお求めやすい価格になってきたようです。

猫の皮膚病の代表格。皮膚糸状菌症(白癬)について

猫の皮膚糸状菌症(白癬)はこんな病気

皮膚糸状菌症(白癬)は皮膚病の一種で、皮膚糸状菌に感染することで発症してしまう病気です。

注意しなければならないのは猫だけではありません。男性の方は特に馴染みがあるかもしれない「水虫」も、この皮膚糸状菌の仲間によるものなのです。

特段命の危険はありませんが、愛猫が感染しないようしっかりと注意してあげることが必要でしょう。

猫の皮膚糸状菌症(白癬)の症状

猫が皮膚糸状菌症に感染した場合、顔、耳、四肢の一部分に症状があらわれます。

主な症状は脱毛やかさぶたで、このような症状は他の皮膚病でもみられますが、皮膚糸状菌症の脱毛は「リングワーム」という名前を付けられているように、毛が円形に抜け落ちるのが特徴です。

個体差があり、まったくかゆくないこともあれば、多少のかゆみをともなうこともあるでしょう。症状が悪化すると脂漏症や、爪真菌症などを発症してしまう恐れがあります。

猫の皮膚糸状菌症(白癬)の原因

皮膚糸状菌症はその名のとおり、皮膚糸状菌に感染すること発症します。

一言で皮膚糸状菌といっても、30種類以上の仲間がいてそれぞれ人・動物・土(土壌)など感染するものも変わってきます。

猫で最も多いのは「イヌ小胞子菌」です。皮膚糸状菌症になった猫の98%はこの菌が原因です。

残りの2%は「石膏状小胞子菌」「トリコフィトンメンタグロフィテス」によるものです。

猫の皮膚糸状菌症(白癬)の感染ルート

皮膚糸状菌症は接触感染がほとんどです。すでに感染してしまっている動物(犬・猫・人間)と触れ合うことによって感染してしまいます。

ただし、もし感染してしまっていても猫の体調が万全であれば発症することはあまりありません。

注意すべきなのは免疫力が弱い子猫や老猫、または他の病気にかかってしまって体力がない猫です。このような猫は皮膚糸状菌症を発症しやすい傾向があります。

猫の皮膚糸状菌症(白癬)の治療

シャンプーによる薬浴。抗真菌薬の内服または塗布による治療が行われます。治療しやすいよう患部周辺の毛はカットされてしまうことが多いようです。

また健康な猫が皮膚糸状菌症に感染してしまっても、およそ8週間で自然に治癒するとされています。

まとめ:長毛種は特に皮膚糸状菌症にご用心

皮膚糸状症菌症の予防に生活環境・猫の体の清潔さを保つことは欠かせません。
特に短毛種と比較すると長毛種は皮膚糸状菌症にかかり易い傾向があるようです。

毎日のブラッシングをしっかり習慣づけるといいでしょう。

猫の食事、ウェットフードを取り入れるべき3つの理由とは?

猫の食事、ドライフードだけを与えている飼い主さんが多いようですが、最近はウェットフードの良さが見直されているようです。

「ウェットフードっておやつでしょ?」
「栄養にならないでしょ?」

今回はこのような疑問にお答えしつつ、猫にウェットフードを与えるメリットを詳しくご説明します。

ウェットフードは主食にならない?

ウェットフードには大きく分けて「総合栄養食」「一般食(補助食)」の2種類があります。

総合栄養食とは、ドライフードと同じようにそれだけで猫に必要な栄養を満たせる主食となるもの、一般食(補助食)は嗜好性重視のおやつ代わりの食事です。

つまり総合栄養食のウェットフードであれば、ドライフードと同じくそれだけできちんと必要な栄養素を摂取することができるのです。

この表示は缶のラベルやパウチの表面に必ず記載されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ウェットフードって栄養が少ない?

標準的なドライフードだと、タンパク質30%、脂肪15%。
ウェットフードだと、タンパク質10%、脂肪5%。

確かに数字だけを見るとウェットフードは栄養が少ないように見えますが、これは水分量の違いによるもので、実際の栄養価はむしろウェットフードの方が高いこともあります。

栄養価を比較する時は水分を抜いた数値で評価する必要があるのですが、上記の数字からそれぞれ水分を抜いた状態で計算し直すと

水分約10%のドライフードは、
タンパク質30%、脂肪15%

タンパク質33.33%、脂肪16.66%

水分約80%のウェットフードは、
タンパク質10%、脂肪5%

タンパク質50%、脂肪25%

になります。タンパク質も脂肪も、実はウェットフードの方が多いことがわかりますよね。

ウェットフードがおすすめな理由

水分が豊富

猫の膀胱炎やストルバイト結石の予防には十分な水分摂取が大切ですが、猫は自分からあまり水を飲みません。

そこで水分の多いウェットフードを与えれば、食事をしてもらうだけで水分摂取量を増やすことができますよ。

例えば水分80%のドライフードを100g食べると、それだけで80ccの水分が摂取できるのです。

猫本来の食性に近い

ドライフードは形を維持するために炭水化物が一定量含まれていますが、ウェットフードはその必要がないため、肉や魚がそのまま入っているだけ。

肉食の猫にとって本来の食生活に近いのがウェットフードなのです。

添加物が少ない

ウェットフードは缶やパウチなどで保存性が保たれているため、ドライフードのように保存料を使わなくても済みます。

このようにウェットフードにはドライフードにはない特別な利点があります。

おやつ代わりだけではもったいない!
愛猫の健康のために、ウェットフードを食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?

猫が喧嘩をして帰って来た! 気をつけるべき病気と対処法について

猫を外に出している方はご用心

最近は完全に室内で猫を飼う方も増えてきています。それでも一日に一度は猫を外で自由に散歩させている飼い主の人もまだたくさんいるのではないでしょうか。

散歩は手軽に運動不足やストレス解消になる有効な手段ですが、事故や怪我などの危険も潜んでいます。猫の喧嘩もその一つです。

喧嘩で命を落とすことは少ないですが、喧嘩による傷が原因で大きな病気に感染してしまう危険もあるのです。

愛猫が傷を負って帰って来た時に注意すべき病気について調べましたので、いざというときにご参考ください。

猫の噛み傷は細菌の温床です

猫の喧嘩による傷で注意すべきなのは「噛み傷」です。爪による傷は比較的浅く、細菌が入っても重症化することはあまりありません。

それに対し、噛み傷はより深い場所まで細菌が達してしまいます。細菌は空気が少ない体内に入ると爆発的に増殖してしまう性質を持っています。

さらに猫の口内・唾液は細菌の温床。野良猫に噛まれてしまうと、なんらかの伝染病に感染してしまうリスクが高まってしまうのです。

猫の噛み傷により感染する恐れがある病気

噛み傷により感染する伝染病は非常に多くあります。

「猫伝染性腹膜炎」「猫伝染性白血病」「猫エイズ」といった比較的軽い症状の病気もあれば、「猫パルボウイルス」「猫免疫不全ウイルス」「カリシ」といった命の危険がある感染病もあります。

猫が傷を負って帰ってきたときの対処法

もし猫が傷を負って帰宅したとき、飼い主はどうすれば良いのでしょうか。

大きな傷であればすぐに病院へ連れていくべきです。怪我をして12時間以内に正しく対処すれば、大事には至りにくいとされています。早期発見・早期治療が水際対策としてとても大切なのです。

傷が小さくて見つかりにくいこともあります。感染症の中には長い潜伏期間を持つものもあるので、その場で気付いてあげられなければいつの怪我が原因で感染したのか分からなくなってしまうこともあります。

猫が散歩から帰ってきたときは、かならず体の状態をチェックする習慣をつけましょう。

そのときに

  • 出血
  • 穴のあいた傷
  • 皮膚のしこりや、膿、腫れ

などを見つけたときはできるだけ早く動物病院へ連れて行きましょう。

完全室内飼育にすれば感染リスクをぐっと下げることができます

傷を負った猫の対処法としては早期発見・早期治療が重要ですが、そもそも外に出さなければ他の猫と喧嘩することもありませんし、交通事故にあうこともありません。

猫の死因トップ2が伝染病・交通事故なので、この二つの原因を取り除くためにも、完全室内で猫を飼うことをおすすめします。

ただの貧血じゃない! 猫のヘモバルトネラ症について

猫のヘモバルトネラ症はこんな病気

人は生活の乱れや、体調不良などにより貧血を起こすことは珍しくありません。ヘモバルトネラ症とは別名「猫伝染性貧血」という猫特有の病原体による感染症なのです。

通常の貧血はそれほど危ない症状ではありません。しかしこのヘモバルトネラ症による貧血症状は、猫が死亡してしまうこともある危険な病気なのです。

猫のヘモバルトネラ症の症状

初期症状は「歯茎が白くなる」「運動したがらなくなる」といった通常の貧血症状が起こります。

ヘモバルトネラ症の原因となる「ヘモバルトネラ・フェリス」には、小型・大型の二種類があり、小型は上記した症状に「発熱」「食欲不振」などが加わります。

ただしあまり重症化することはなく、命を落とす危険は少ないでしょう。

注意すべきなのが大型のヘモバルトネラ・フェリスによる発症です。

貧血症状が悪化しやすく、「黄疸」や「呼吸困難」などより重篤な症状になってしまう恐れがあるのです。

加えて「猫白血病ウイルス」「猫免疫不全ウイルス」といった感染症も引き起こしてしまうこともあります。

大型のヘモバルトネラ・フェリスによる貧血を放置しておくと、感染した猫のおよそ3割が死亡してしまうというデータもあります。

飼い主だけではヘモバルトネラ寄生虫の大小の判別はつかないので、動物病院で診察を受けることが必須でしょう。

猫のヘモバルトネラ症の原因

症状の項目でも説明しましたが、ヘモバルトネラ症はヘモバルトネラ・フェリスという寄生虫が猫の「赤血球」に寄生することで発症します。

ヘモバルトネラ・フィリスが赤血球に付着すると、その赤血球は「異物」とみなされ免疫系統に攻撃・破壊されてしまい結果的に貧血を起こしてしまうのです。

猫のヘモバルトネラ症の感染ルート

実はヘモバルトネラ・フィリスがどのようにして猫の赤血球に取り付くのかはっきりとわかっていません。

ただ猫同士の喧嘩による血液感染や、ノミやダニによる感染が可能性として挙げられています。

猫のヘモバルトネラ症の治療

完全に治療することは難しいでしょう。初期の頃から抗生物質を投与する投薬治療を中心に行えば、症状はなくなることがほとんどです。

しかし病原体自体は完全に駆逐されず、以前感染したままの「キャリアー」状態になってしまうことが多いのです。

まとめ:元気がなければ病院へ

貧血症状は注意しておかなければ分かりにくいことが多いようです。

歯茎の色のチェックはもちろん、愛猫の雰囲気なども注意深く観察することがヘモバルトネラ症の早期発見・早期治療につながるでしょう。

猫風邪といわれる猫の鼻炎について

少し暖かくなってきたころに、愛猫がくしゃみを繰り返すようなことはありませんか?

風邪にしては少し時期違いのようにも感じられるこの風邪のような症状、実は猫によく見られる病気の一つ、鼻炎かもしれません。

猫は比較的鼻炎にかかりやすい特徴があり、猫風邪と言われることがあるほどです。人間でも鼻炎は結構きついですよね。

ずっと鼻水が出ていたり、呼吸が苦しくなったりとありますが、猫の場合、たかが鼻炎で放っておくと症状がさらに悪化し、他の病気を併発してしまうこともあります。

そんな猫の鼻炎についてよく見てみましょう。

猫の鼻炎の主な原因

猫の鼻炎の多くはウィルスによるもので、猫ウィルス性鼻気管炎、猫カリシウィルス感染症などがあります。

また真菌と言われる細菌による感染症で鼻炎を起こすこともあります。

さらには花粉やハウスダスト、家ダニなどが原因のアレルギーが原因になるものや、排気ガス、煙、刺激性の薬品を吸引してしまったことで鼻炎になることもあります。

治療方法は

鼻炎の治療は一般的には抗生物質などの投与薬を用いた内科的治療が施されます。

症状が軽い場合であれば数日で治ることもありますが、老化による体力低下や、状態が極めて悪いような場合には治療に相当な時間が必要となることもあります。

また、慢性鼻炎の場合、完治はなかなか難しいとも言われています。

ワクチンの定期的接種や寒さや乾燥を防ぐことなどを行い、鼻炎の原因となる元を絶つことも大事です。

また、高齢の猫の場合は容態が悪化してしまうこともあるので、注意が必要です。

猫の鼻炎にワクチン接種

猫に多いこの症状を防ぐには定期的に原因となるウィルスを防ぐためのワクチン接種を行うことが大切です。

また、真菌などの細菌はハトのフンなどが感染源となっていることも多く、特に体力低下の見られる猫では感染しやすいので、注意が必要です。

このワクチンの目的は完全なる予防ではなく、かかりにくくし、かかってしまっても症状を軽く抑える働きがあるものです。

猫の風邪の原因を予防できる混合ワクチンを接種し、病気に対しての免疫力をつけておくことが大事です。

また猫を多頭飼育している場合は飼いネコ同士で流行ってしまうこともあるので、ワクチンの接種を定期的にきちんと受けることが大事です。

一度鼻炎にかかってしまうとなかなか症状が改善されないこともあるので、しっかりと予防を行いましょう。

猫が具合の悪い時にするしぐさや行動とは?

私たち人間は、体調が優れず身体が思うように動かなかったり、いつも出来る事が出来なかったりしたとき、言葉を話せるのでその症状を医者に伝えて適切な診察を受ける事が出来ます。

しかし、人間以外の生き物は言葉を話す事が出来ないので、当たり前の事ですが言葉を使って自分の感じる体調や意思を人間に伝えられません。

動物は私たち人間にしぐさや行動から意思を伝えているのです。

さて、猫の場合はどうでしょうか?具合が悪い時に猫は「具合が悪いから看病して!」とは言いません。むしろ自分でどうにかしようとじーっと大人しくしているでしょう。

軽い症状であれば、動物病院に行かずに自然治癒してくれるかもしれませんが、もし急病や重度の症状だった場合、飼い主がいち早く異変に気がついてあげないと、死に至ってしまったり、取り返しがつかない事態になってしまいます。

猫の身体は神秘的

猫の身体はとても神秘的なのです。怪我や病気の時には猫の脳からは、痛みの自覚作用を制御する効果がある「エンドルフィン」という物質が排出されます。

猫が怪我や病気をした時、痛みの程度に関係なく、オーバーな反応はしないと思います。例えば足を骨折してもふつうに歩こうとしたり、体調が相当悪い状態でも走り回る事もあります。

猫は人間と違い、痛みや症状を表に出さず自分だけで何とかしよう!と本能的に考えます。そのため、飼い主がいかに気づいてあげられるかで、その猫の命が左右されます。

猫のしぐさや行動を知っておこう

猫の具合が悪い時にするしぐさや行動を知っておけば、早いうちに病院へ連れて行けるでしょう。いくつか挙げてみます。

いつもより大人しい

常に元気に走り回っている猫が少しでも大人しいときは、注意が必要です。日頃どれだけ動くのか、比較して下さい。

落ち着きがない

大人しいとは真逆で、いつもより落ち着きが無い時どこか具合が悪いのかもしれません。ずっと鳴き止まなかったり、飼い主の身体にすりすりしたりと、いつもとは違う行動をオーバーにする事があります。

食欲が無い

健康な猫は基本的に食べる事を最優先するため、食欲が無い状態は危険と考えていいでしょう。

少し具合が悪いくらいでは食欲が無くなる事はありませんが、もし、一日中ご飯に手をつけない!なんて事があるのであれば、それは具合が悪い証拠かもしれません。すぐに動物病院で診察を受けたほうがいいでしょう。

触られる事をいやがる

いつもは自分から触って!と擦り寄ってきたり触られる事が大好きな猫なのに、触ってみると嫌がったり、唸ったりする場合はどこかしら体調が悪いのでしょう。

人間も、具合が悪い時には自分の身体を触るだけでもゾワゾワと変な感じがしますよね。それと同じです。そっとしておきましょう。

問題行動を知っておきましょう

猫は一般的に、問題行動といわれる行動をします。それは身体の痛みに反応して起こり、過剰に鳴いたり喉をゴロゴロと言わせたり、飼い主に敵対心を表したり、外の車や他の動物に襲いかかったりします。

具合が悪いことで、トイレの場所を間違えるなど、ふだんから習慣づいている行動が出来なくなる事もあります。

猫の糖尿病とは 猫の糖尿病の症状・原因・予防法

人間と同様に猫も糖尿病になります。特に人間の食べ物や猫用市販の缶詰・キャットフードの与え過ぎには注意が必要です。

避妊・去勢手術後は、太りやすく、与えるご飯の量や質を考えた上で、肥満を予防しなければなりません。

主な症状

初期の段階では、多飲多尿・体重減少などが見られます。たくさん食べているにも関わらず体重が減少する症状が出ます。

この状態を放置していると病状は更に進み、神経系に影響を与えます。歩行時にかかとをつけて歩いたり、歩き方が安定しないなどの症状が出始めます。

飼い主が異変に気づくのはこの辺りではないでしょうか。

また、抵抗力も弱まり細菌性の膀胱炎や皮膚炎を引き起こしやすくなります。

その他、嘔吐や下痢・意識混濁、腎機能障害や脂肪肝などの肝疾患を併発する恐れもあり、黄疸になる場合もあります。早期に発見し治療すれば命に関わる心配はありません。

原因

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモン分泌量が減少することにより、細胞に必要なエネルギー源である糖分(ブドウ糖)が正常に細胞に取り込めなくなることから、血糖値が異常に上がり全身に色々な症状が出ます。

糖尿病には、インスリン分泌が不十分でなる「インスリン依存型糖尿病」と、インスリンの作用が阻害され身体の反応が悪くなる「インスリン非依存型糖尿病」の2種類があります。

インスリン依存型糖尿病

インスリン依存型糖尿病はアミロイドーシス(アミロイドと呼ばれる線維状の異常蛋白が体内に沈着し、それぞれの臓器に機能障害を引き起こす病気の総称)、遺伝的な要因、慢性膵炎などによりインスリンを分泌する組織の破壊が要因となり、インスリンを作れなくなることが原因とされています。

インスリン非依存型糖尿病

インスリン非依存型糖尿病は、ストレスや肥満・運動不足といった環境における要因や、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、慢性的な炎症性疾患が誘因となって発症すると言われています。

治療方法

糖尿病の治療は、血糖値のコントロール(細胞内にブドウ糖を取り込ませること)が主体ですが、ケトアシドーシス(*1)を同時に発症している状態に場合は、入院での治療が必要となります。

血糖値のコントロールは、適切な量のインスリンを毎日注射することになります。また、血糖値の急激な上昇を防ぐために、経口血糖降下剤・食事療法などがあります。

インスリン非依存型糖尿病の場合は、肥満、ストレスなどの改善にて、インスリン注射が不必要な場合もあります。

猫の糖尿病では、インスリンの量が変化することがあるため、インスリン量は定期的な検査によって再決定を繰り返す必要があります。

長期治療が必要な病気なので、動物病院の医師と相談しながら食事及び運動の量、検査の時期を決めていきます。

*1…脂肪の代謝が進むことで、体内にはケトン体が蓄積します。このケトン体が過剰に蓄積することによって、体内は酸性に傾いた状態となります。

予防方法

日頃からのストレスを溜め込まない環境を整え、運動や食事管理をしながら肥満にならないように気をつけることが予防となります。

フライングキャットシンドロームって知っていますか?高所から落ちる猫の危険について。

フライングキャットシンドロームという言葉を聞いたことがありますか?

別名、ハイライズ症候群、猫高所落下症候群とも言われ、高所から飛び降りてしまう猫の症状のことをこのように称しています。

もともと猫は高いところが好きですが、なぜ、高いところが好きなのでしょうか?フライングキャットシンドロームは何故起きるのでしょうか?

今回は、高層マンションにお住まいの飼い主さん必見のフライングキャットシンドロームについてご紹介します。

猫は何故、高いところが好き?

猫は大抵、高いところが大好きです。複数の猫を飼っていると立場が上の猫がより高いところに登っていることが多く、何かしらのヒエラルキーがあるのではと思わされます。

猫が高いところに登るのは、高いところの方が獲物を見つけやすく、また、敵の動きを察知しやすいからともいわれています。

バランス感覚の良い猫にとって、高い場所は自分にとって優位な展開を望める場所でもあるのです。

高いところから落ちても大丈夫な理由は?

猫は空中に飛び出した瞬間に自分が上を向いているのか、下を向いているのかを即座に察知して安全に着地できるように体の向きを調整します。

バランス感覚を司る器官としては三半規管が有名ですが、猫の場合、三半規管だけでなく前庭という器官が非常に発達しているため、ウルトラCの着地が可能なのです。

猫にとって危険な高さ

どの高さからが危険なのかは、猫の運動能力や落ちた場所の状況にもよりますので、はっきりした数字では表現できませんが、一説によれば、2階~3階の高さから落ちるよりも、3階~7階の高さから落ちる方が生存率は高いと言われています。

これは高さが中途半端だと、体勢を立て直す時間がないからで、逆に高さがあると体勢を立て直す時間があると同時に、体を広げてムササビのように飛んで空気抵抗で落下速度を落とせるからだと言われています。

とはいえ、2階の高さからの落下で骨折する猫もいますので、「ウチは5階だから大丈夫」などと油断するのは止めましょう。

落ちた場所が悪ければ、脚の骨折、捻挫、靭帯損傷、肺など内臓損傷などの危険があり、決して「高いから安全」と言う訳でないのです。

フライングキャットシンドロームは何故起こる?

猫がフライングキャットシンドロームに陥る原因はいろいろと推定されていますが、一番多いのが、飛んでいる鳥や虫を獲ろうとして誤って落ちてしまうのではという説です。

猫は獲物を目で追う習性がありますが、飛んでいる鳥や虫との距離が掴めず、落ちることがあるのだそうです。

しかしながら、犬などはそもそも高いところに登る習性がないため落ちることもない訳で、それを考えると、猫は高いところでバランスを取る能力があるからこそ、落ちることもある…という解釈もできるのではないでしょうか。

フライングキャットシンドロームを防ぐには?

フライングキャットシンドロームを防ぐには、とにかく、飛び降りられる場所に出さないことが第一でしょう。

マンションのベランダの柵をネットなどで覆っても、猫は10㎝位しかない柵の上の部分に簡単に飛び乗ってしまいます。どうしても猫をベランダに出したければ、リードを付ける、ケージに入れてベランダに出す、ハーネスを付けるなどした方が安全でしょう。

過保護に思えるかもしれませんが、猫が飛び降りてしまったら、怪我をするだけでなく、どこかへ行ってしまう可能性もありますので、充分な注意が必要です。

猫が中毒を起こす原因と症状・治療方法など

猫の中毒には、薬物や化学物質を食べてしまったり、人間では平気な物を体内に取り込んでしまうことで、身体に機能障害を生じた状態を言います。

人間は大丈夫でも猫は身体が小さいので、少量の物でも中毒を起こす可能性があります。

症状

尿の色がおかしい・よだれが多い・嘔吐や下痢・歩行がおかしい・貧血・痙攣など、中毒となった原因により、症状も異なります。

中毒の原因により、腎不全や肝不全になってしまうこともあります。

特に害虫駆除などに使われる化学物質は、有機リン系の薬剤は皮膚からも吸収されやすく、中毒症状がかなり深刻になるので、早急に手当が必要となります。

また、ネズミ駆除剤のクマリン系の薬剤では止血異常をきたし、内臓やあらゆる器官から出血する場合があるために貧血を起こすことがあります。

また、人間の食べ物のうち、特にネギ類は赤血球が壊れやすくなり、溶血性貧血を起こすことがあります。

原因

人間が飲む薬や観葉植物を興味本意で食べてしまったり、飼い主の管理がずさんなことでキャットフードのカビ、ネギ類などを含んだ食品を経口摂取してしまうことで、中毒になる可能性があります。

猫は注意深いためにむやみに口にすることは少ないのですが、グルーミングの時に誤って身体に付着した毒物を口にしてしまう恐れがあります。

治療方法

中毒の治療は、中毒症状により異なりますが、その原因を特定して大抵の場合は内科療法を中心として行われます。

とにかく、体内から毒性を排出させるための処置として、吐かせたり活性炭の投与・胃洗浄を行います。
また、同時に嘔吐・下痢といった消化器官症状や、痙攣などの神経症状には、その症状に合わせた治療をします。

予防方法

普段から、中毒になるような危ない薬品等は、猫が届かない扉のある所にしっかり保管すると共に、食べ物をむやみにあげたりすることが無いように気をつけることです。

原則的には、人間の食べ物はあげないのが一番です。

また、外に出る猫の場合は飼い主の目が届かないので、外で何かに触れたり食べたりしてしまう可能性があります。

室内飼いを徹底する事で、毒性の物に接触することを防ぐようにします。

しかし、室内飼いでも外で何か薬のような物を散布している場合は、家の中に入ってこないように気をつけるようにしましょう。

まとめ

成猫は用心深いので、誤って毒物性の物を口にすることはありませんが、子猫のうちは好奇心が強いため、いろんな物を遊び道具にしてしまう可能性があります。

特に、夜は家の中を勝手に歩き回れないようにケージなどに入れて、寝かせることも必要でしょう。

猫の中耳炎について。中耳炎の症状・原因・治療を解説

猫の中耳炎は耳ダニや細菌感染によるものが多く、猫種のスコティッシュホールドなど耳が垂れていると、蒸れて細菌が増殖しやすいこともあります。

中耳炎とは

猫の場合は、他の猫から感染するケースが多く、鼓膜の奥にある中耳(鼓膜の振動を耳の奥に伝える部分)に炎症が起きて、耳に痛みを伴う病気です。

猫の中耳炎の多くは感染症で、外耳炎が進行することにより、炎症が鼓膜の奥にまで達することで引き起こされます。

命に関わる病気ではありませんが、継続的な治療が必要となります。

症状

耳に違和感が有るために、耳や頭を振ったり傾けたりする行動・熱が出る・触れられることを嫌がる・元気がなく、疲れやすくなる・歩行がおかしい、などの症状が見られます。

外耳炎から中耳炎に移行することが多く、耳の痛みを伴うことから、極端に触られることを痛がります。

また、人間の場合もそうですが、三半器官に障害が生じすると平衡感を失い、まっすぐ歩けなくなります。

症状がひどくなると発熱や顔面の神経麻痺、目の周辺に異常が見られる場合もあります。

原因

主に外耳炎から発症します。外耳炎の悪化や慢性化のともない鼓膜の奥になる中耳に炎症や感染が広がることによって発症し、咽頭炎や腫瘍が原因となる場合もあります。

また、中耳は耳管から咽頭の奥につながっている事から、咽頭炎になることで中耳炎が起こることもあり、その他の原因としては腫瘍が原因で起こるケースもあります。

治療方法

中耳炎になった原因にもよりますが、炎症が細菌や真菌の場合には、抗生物質及び抗真菌役を投与しながら、炎症を抑えるための抗炎症役を投与します。

点眼薬のような耳に直接投与するものと、経口摂取させる薬とがあります。

また、これらの内科的治療で効果が上がらない時には、手術を行うこともあります。

まとめ

普段は行わない行動は、言葉で表現できない猫のサインです。少しでも変だな?と思った場合は、獣医さんに見てもらいましょう。

猫の急性腎不全とは?主な症状や診断方法、治療方法まとめ

腎臓自体に原因があって発症する場合や心筋症などの心不全・猫下部尿路疾患の病気が引き金となり発症する場合もあります。

放置しておくと命に関わるので、早めの治療が必要となります。

主な症状

尿量の減少や尿が出ない・赤色尿・低体温・嘔吐や下痢・口臭がひどい・食欲不振・脱水症状・元気がなく疲れやすい・痙攣・多飲多尿・口腔内潰瘍・体重減少・粘膜蒼白(貧血)・腰部の痛み・被毛光沢の減少など。

原因とは

腎臓の疾患のみならず、猫下部尿路疾患(尿路閉塞など)及び心筋症、心不全など、原因はいろいろあります。

猫の腎臓が急に機能低下し働きが悪くなる病気としては,雄猫の尿石症によって尿路が大きくなる状態が長く続くものが挙げられます。

また、細菌が尿路から侵入する感染症、腎盂腎炎があります。体内の細菌感染巣から細菌が腎臓に流れ込み化膿性腎炎になることもあります。

診断方法

病院では腎臓自体に病気があるかを検査し、急性または慢性かを判断します。

急性の場合、「腎性」・「腎前性」・「腎後性」のいずれかによる診断を必要とします。3つの原因それぞれに対する治療内容が異なるからです。

不慮の交通事故や落下などの情報は区別するために重要な情報になり、これらに加えて、尿の状態,飲水量,食欲なども重要な判断材料となります。

検査方法は、血液検査・血液化学検査・尿検査やX線・造影・エコー検査などを行う場合もあります。また、細菌よる感染症が疑われる場合には尿の細菌培養がよく検査されます。

治療方法

急性腎不全の場合は、発症してから速やかに集中的な治療を行えば回復の可能性は高まります。

治療内容は、その原因により若干異なるものの基本的には利尿剤や点滴・透析治療、脱水と電解質の改善、尿毒症となる物質の排泄を促進することとなります。

腎後性腎不全の場合には、尿路閉塞や腎臓に関わる器官損傷の修復するための手術が必要となります。

予防方法

急性腎不全の予防には、定期的なワクチン接種や食事及び健康管理、室内飼いの徹底などを行い、
腎不全につながる感染や中毒などを注意することが必要です。飼い始めたら、一度は動物病院で全身の健康診断をしてもらうと安心でしょう。

それにより、病気を持っていても早期発見・早期治療に結びつくからです。

多頭飼いの場合は、特に感染症が問題となりますので、日常的にトイレの清潔を保つことや、定期的な検査も忘れずに行うと良いでしょう。

猫のクリプトコッカス症とは?主な症状や診断方法、治療方法まとめ

カビ(真菌)の感染により発症する病気で、免疫力低下によって引き起こされやすく、猫にかかわらず、犬や人にも感染する人獣共通感染症(ズーノーシス)です。

症状

クリプトコッカス症では、さまざまな症状が見られますが、

  • くしゃみや粘膜膿性・血液の混じった鼻汁
  • いびき
  • 元気がなく、疲れやすい
  • 食欲不振
  • 顔面(特に鼻の周囲)や頭部、肉球などにしこりや腫れが出る
  • 痙攣
  • 運動失調による不自然な歩行

などの症状が見られます。命に関わる危険性は比較的低いですが、放置していれば命に関わります。

中枢神経から眼まで感染が広がった場合は、網膜剥離や視神経炎・ブドウ膜炎を引き起こして、失明を起こすケースもあります。

原因

クリプトコッカス症の原因であるクリプトコッカスという真菌は、特にハトなどの糞便に多く存在します。

ハトが媒体の役割をしているケースが多く、この感染源を吸い込むことで感染にいたります。

したがって、ハトが多い場所で生活する猫には、このクリプトコッカス症に感染する事が多く、発症に至ります。

また、猫免疫不全ウイルス(猫AIDS)や猫白血病ウイルスに感染していたりして、持病を抱えている猫の場合は免疫力が低下しているために、健康な猫と比較すると感染しやすいのが現状です。

治療方法

クリプトコッカス症の治療は、主に抗真菌剤の投与が行われ、その他、呼吸器や皮膚、神経系などのそれぞれの各症状に合わせて対症療法が適用されます。

予防方法

クリプトコッカスは環境中に多く浮遊しているので、確実な予防法はありません。

日常から猫の健康仮に気を配り自己免疫力の維持や向上、周囲の生活環境の衛生面での配慮を徹底することで、感染の可能性が低くなることはあります。

飼い主が日々の様子をきちんと観察し、異常が見られたら獣医師に相談や診断を受けることをオススメします。

まとめ

先の記載通り、これは猫だけが感染する病気ではありません。自己免疫力の低下が見られる小さいお子さんや妊産婦さん、持病をお持ちの方、高齢の方などは特に注意が必要です。

人間の場合は、どの様な症状が出るか個人差もありハッキリとしたことは言えませんが、発熱などがある場合は自己診断で終わらせずに病院での診察を行いましょう。

また、小さなお子さんや妊産婦さんがいる場合は、身体が通常の状態や子どもの免疫力が上がるまで、動物を飼うことは避けた方が無難です。

もし、以前から動物を飼っている場合は、両親や親戚に一時的に預けることも検討しましょう。