2017年 8月 の投稿一覧

どうして太りやすい?猫の避妊・去勢の影響と肥満対処法。

みなさんの猫は避妊・去勢の手術を受けていますか?避妊・去勢はノラ猫を増やさないためにも、愛猫を乳腺ガンなどの病気から守るためにも、必要な手術ですよね。しかし、避妊・去勢手術をすると太りやすくなると言われています。ここでは、避妊・去勢によって太りやすくなる理由と対処についてご紹介したいと思います。

猫の避妊去勢の状況

避妊・去勢を受けたネコは世界的に多いことが報告されてきました。各国の避妊去勢状況はこの通りです。
アメリカ:95%
ニュージーランド:85%
オーストラリア:84%
スコットランド:83%
フランス:61%
猫は避妊・去勢の影響によって肥満のリスクが高くなるようです。避妊去勢された猫の肥満リスクは1.5〜9.3倍高くなるという研究報告もあります。

避妊・去勢で太りやすくなる理由

避妊・去勢手術を受けると、体重維持に必要な摂食カロリーが減少します。これまで報告された研究では、10〜30%減少したそうです。つまり、避妊・去勢を受ける前と同じ量の食事を与えてしまうと、10〜30%カロリーを余計に摂食しまうことになり、その分太ってしまうんです。

また、日本の多くの飼い猫は置きエサですよね。避妊・去勢すると自然な摂食量も増えてしまうことが報告されていますので、食べすぎしやすくなります。食事中の脂肪をよりおいしく感じるようにもなるので、高脂肪なプレミアムフードは食べすぎに注意しなければなりません。さらに、脂肪蓄積を予防するためか、脂肪組織が血中の脂質を取り込みにくくなり、高脂血症も生じやすくなります。

避妊・去勢による肥満の対処方法

避妊・去勢前と同じ食事を与える場合、10〜30%食事を減らしてください。
食事を変更するならば、10〜30%カロリーが低いものに切り替えてください。
置きエサをやめることも必要です。
食事はなるべく低脂肪なもの(8〜9%)を選ぶとよいでしょう。
食事回数を多くすれば、自発的な運動量も増やすことができます。毎日ねこじゃらしで遊ばせることも運動量を増加させることができます。

まとめ

避妊・去勢は猫とヒトの関係をより良いものにしてくれる半面、猫を太らせてしまうリスクもあります。肥満は猫の寿命を縮める可能性もあるため、避けなければなりません。リスクをきちんと理解して、毎日の食事管理をしっかりしてあげてくださいね。

猫の下部尿路疾患。原因と対策、症状

猫がなかなかトイレから出てこなかったり、踏ん張ったままオシッコが出ないとなると、とても心配になりますよね。下部尿路疾患は猫によくおこる病気です。再発することも多いため、上手に付き合っていかなければならない病気です。ここでは、病気をよりよく理解するため、原因と対処方法についてご紹介していきたいと思います。

発生状況

運動不足や飲水不足のため、冬場に発症が多くなります。
動物病院に来院した猫のうち、1〜10%が下部尿路疾患と診断されます。下部尿路疾患の内訳は以下のようになります。
・特発性膀胱炎60%
・尿路結石症15〜20%
10歳以上になると尿路感染症が約半分を占めます。

発症要因

特発性膀胱炎

原因不明。ストレスの多い環境でよく発症します。臆病で神経質な猫ほど発症しやすいと報告されています。
精神に関連する神経の反応システムに異常が生じていると考えられており、尿中のカリウムやナトリウムイオンが膀胱壁を通過することで炎症が生じると考えられています。

尿路結石症(ストルバイト尿石症)

1〜10歳の猫でよく発生します。生後1週間の子猫でも生じることがあるようです。
尿のアルカリ化(pH6.5以上)、食事中のマグネシウム、リンがリスクを高めます。
しかし、尿の酸性化(pH6.5未満)により、溶かして治療をすることが可能です。

尿路結石症(シュウ酸カルシウム尿石)

加齢(7〜10歳)で最も多く発生します。オスはメスよりも発症リスクが1.5倍高いといわれており、バーミーズ、ヒマラヤン、ペルシャの発症リスクが高いそうです。
尿の酸性化(pH5.99〜6.15)によりリスクが高まりますが、結石は溶かすことができないため、外科的に取り除くしかありません。

対処方法

最も重要なことは尿量を増やすことです。尿量さえ十分であれば、尿のpHはそれほど重要ではなくなります。
尿量を増やすため、最も効果的なのは飲水量を増加させることです。そのため、カリカリよりも缶詰やレトルトパウチを与えることが効果的です。また、食事中の塩分が高いもの(1000kcal中1〜4gの食塩)を与えると飲水量を増やすことができます。塩分の高い食事を心配される方もいますが、カリカリなら100g中1g程度の塩分量であれば病気になることなく飲水量を増やすことができます。

猫が好む飲水方法を見つけることも効果的です。水道から流れた水、陶器に入った水が好きなネコもいるので、試してみてください。
さらに、オシッコをためて濃くさせないため、頻繁にトイレに行きやすい環境も作ってあげてください。部屋を暖かくしたり、トイレの数を増やしたり、猫が嫌がらない砂にしたり、毎日掃除して清潔に保つことが効果的です。

まとめ

オシッコがでなければ、急性尿毒症で急死してしまうこともある怖い病気です。猫のことを正しく理解すれば、避けられる病気のはずです。お互いに幸せに暮らすため、猫が小さい人間ではないことを正しく理解し、猫にとって幸せな生活を考えてみてください。

猫の慢性腎不全。原因と対策、症状

猫も高齢になると毛艶が悪くなってきたり、食欲がなくなってきたり、体重が減ってきたりします。これらは単なる老化現象ととらえることもできますが、猫が10歳を過ぎたら気をつけたい症状でもあります。「慢性腎不全」という病気でも上記のような症状が現れるからです。
この病気の発症率は10歳前後では約10%ですが、15歳になると約30%と増加します。またこの慢性腎不全は高齢猫の死因の上位に挙げられるほどポピュラーな病気です。そのため高齢猫で上記のような症状が現れたら一度「慢性腎不全」を疑って動物病院に行き、検査してもらいましょう。
ここではそんな「慢性腎不全」についてみていきたいと思います。

猫の腎臓

人間同様、猫にも腎臓があります。腎臓は2つあり人間同様、血液中の老廃物をろ過し、尿として排出する役割を果たしている臓器です。

猫は元々、乾燥した地域で育った動物なので、本来あまり水を飲まない動物であるといわれています。そのため水量の少ない濃いおしっこを作り、もともと腎臓に負担がかかりやすいといわれています。しかし、腎臓に負担がかかって、ある程度ダメになってしまっても症状に出ることはほとんどありません。もう一方の腎臓が、ダメになった部分をフォローする働きをしてくれるからです。事実、慢性腎不全を疑って検査して異常が見つかるのは腎機能の約7割が既にダメになってしまっている時なのです。

慢性腎不全を疑ったら

冒頭にも触れたとおり、毛艶が悪くなったり、食欲がなくなったりして元気がないなと思ったら、動物病院に行きましょう。慢性腎不全の疑いありと診断されたら、ほぼ間違いなく血液検査を行います。慢性腎不全の場合BUN、クレアチニン、P(リン)といった値が上昇します。初期なら規定値を少しオーバーした程度なのですが、前節でも触れたとおりそれでも腎臓の約7割が機能しなくなっている状態です。

慢性腎不全になった場合、脱水等の症状が現れるので輸液を行い体内の水分を補います。初期から中期の慢性腎不全なら食事と輸液で少しでも腎不全の進行を遅らせる治療を行います。残念ながら、現段階ではダメになった猫の腎臓を再生させるような医療技術はありません。そのため進行を遅らせるといった対処療法しか手立てがありません。

末期になりますと腎臓がほとんど働かなくなり、腎性貧血や尿毒症の危険があります。特に尿毒症になりますと、体に毒素が回り痙攣等を起こし予断を許さない状況になります。このような場合、残念ながら予後不良です。

以上のように大変怖いのが猫の慢性腎不全です。高齢になった猫を飼っているのであれば、一度この病気について向き合ってみましょう。

猫アレルギーの人が、猫と両思いになる5つの秘訣

アレルギーと言えば「猫アレルギー」がパッと浮かぶ人も少なくないでしょう。
時期が去れば症状が治まる花粉症と違い、こちらは食物アレルギーと同じで年中無休です。一番悩ましいのは、猫が好きで飼いたいけど、自分や家族が猫アレルギーで近づくこともできない、仕方なく写真や映像でその姿を愛でている片思いな皆さん。今回は、そんな皆さんが猫と両思いになるための秘訣を伝授します。

猫アレルギーはなぜ起こる?

アレルギーはアレルゲンと呼ばれる本来無害なものなのに、個人の体質に合わない物質が原因となります。このアレルゲンがlgE抗体と結合したときにヒスタミンなどの免疫系物質が撃退するよう放出されるために起こるもので、基本の原理は風邪と一緒です。猫アレルギーは猫の唾液に含まれるタンパク質などがアレルゲンとなっているそうです。

猫アレルギーの主な症状

・目(かゆみ、充血、腫れ、涙)
・鼻(くしゃみ、鼻水、かゆみ、鼻づまり)
・喉(咳、痛み、喘鳴)
・皮膚(発疹、かゆみ)

猫アレルギー対策

①部屋は常に清潔に

・敷物・布団・カーテン・枕など、布製の家具は頻繁に洗うか取り替えます。
・掃除機をかける前に床や壁、天井などを拭き掃除するのも大事。いきなり掃除機をかけると、掃除機からの排気でアレルゲンが舞ってしまい、危険です。
・掃除機や空気清浄機には空気の清浄効果のあるHEPAフィルターを使うとより効果的です。
・目が細かくアレルゲンが付きやすいカーペットは敷かない。フローリングにしましょう。どうしても敷きたいなら、ビニール製のものを。

②ウール系の衣類を着ない

・ウールは目が細かいのでアレルゲンが吸着しやすく、中々取れません。

③猫に触ったら手を洗う

・特に首や顎の下は猫が自分でグルーミングできないのでアレルゲンが豊富です。

④ブラッシングとシャンプーは頻繁に

・ブラッシングで毛が抜け落ちる前に取り除くのは有効な抜け毛対策です。もちろん、その後のコロコロやワイパーでの掃除もお忘れなく。
・シャンプーを週1回ペースですると、1ヶ月ほどで空気中のアレルゲンが半減します。ただ、猫は水を嫌がるので難しいかもしれません。

⑤専門医の診察・治療を受ける

・適切な治療を受け、薬を処方してもらいましょう。

いずれにしろ、猫アレルギー持ちの家庭が猫を飼うには大変な努力が必要ですが、中には10匹以上の猫と住んでいる猫アレルギー持ちの方もいます。
無理するのはよくないですが、様々な対策を講じれば大好きな猫と一緒に暮らすこともできるのです。

犬もうつ病になる!知っておきたい犬のうつ病の原因と、予防対策

人間社会で多く問題とされる精神的な病であるうつ病。しかし意外に思われるかも知れませんが、犬も、人間と同じようにうつ病に悩まされることもあるんです。
『そもそも犬がうつになる原因』『愛犬がうつ病になったら、どうすればいいのか』今回、ご紹介したいと思います。

犬のうつ病の原因

犬は、飼い主が感情的であったり、落ち込んでいたり、家庭内の雰囲気が悪かったり、ずっと留守にしていたりして会えない状態が続いたりすると、人間と同じようにうつ病になります。
わたしたちもストレスを抱えすぎてしまうと体に出たり、無気力になりますよね。犬も同じように、ストレスにさらされすぎると、散歩に行くのも動くのすらも嫌がるようになり、“引きこもり”の状態になります。食欲を無くしたり、お腹をこわしたり、吐くようになり、無駄吠えや遠吠え、自傷行為もみられたりします。

人間であれば気分転換したり、人と話をしてストレス発散させることができますが、もちろん犬とは話せません。
そのため、飼い主が一番よく接してあげて感情を察してあげなければ、気づかれないままうつ病となってしまうケースが多いそうです。

犬のうつ病の対処法

そのようになってしまったときの対処法は、どうすればいいのでしょうか。
犬は、他の動物とは違って ひとり遊びが得意ではありません。つまり、孤独にあまり耐えられないのです。そのため、長時間ひとりぼっちにしないことや、毎日、名前をよく呼んで抱っこしたり、いいこいいこしてあげたりと、スキンシップをとってあげることで精神的に癒されてゆくそうです。飼い主が愛犬と一緒に時間を過ごしてあげることが大切ですね。

しかし、仕事や用事ももちろんありますので、飼い主も毎日ずっと一緒にいるということはできませんよね。
留守に慣れさせる手段として、寂しくないように音楽やテレビをつけてあげたり、興味を引くおもちゃやリラックスできるスペースを作ってあげること、部屋を快適な温度にしてあげることで、お留守番に対するストレスも変わってくるようです。
もし、ずっと治らないようであれば 動物病院に連れていってあげましょう。
犬も家族です。できるだけ接してあげて過ごしてコミュニケーションとってゆきましょう。

春に多い車内の愛犬の熱中症!起こってしまう原因と対策方法

そろそろ愛犬の熱中症に気を付けてあげないといけない季節になりました。
まだ早いと思っていませんか? 実は犬にとっては四月から十一月にかけて熱中症の恐れがあるシーズンなのです。重症になれば死の恐れもある熱中症。キチンと対策をとる必要があります。

春の熱中症

夏と比べると春の気温はそんなに暑くないのに、どうして犬は熱中症になってしまうのでしょうか。

春の熱中症は車内限定

春に熱中症になってしまう場所はほぼ限定されています。それは「車内」です。
春は行楽シーズンです。陽気に誘われ、愛犬も同伴し遠出する機会も多くなってきますね。ご飯を食べるときや、買い物をするとき、愛犬を車の中に残しておく方も多いのではないでしょうか。
実はこの車内でお留守番している時間、春の熱中症のリスクが非常に高いときなのです。

車内温度を甘く見てはいけません

ちょっとの間だけだから……。と油断してはいけません。直射日光などの条件が重なると車内温度は、外気温のプラス20度も上がってしまう可能性があるのです。例えば外気温が23度だと、車内温度は43度。真夏以上の温度ですね。
しかもたった30分で20度も上がってしまうのですから、愛犬の為にも対策は必須です。

春の熱中症対策

直射日光は避ける

前述したように直射日光が当たると、車内温度は飛躍的に上がってしまいます。愛犬を待たせる場合は必ず陰に車を止めましょう。
フロントガラスに日光避けのカバーをつけることをおすすめします。

クーラーをかけましょう

一番大切なことですね。また荷台にケージを置くよりも、一つ前の後部座席にケージを置いて上げる方がクーラーの冷気が良く当たり効果的です。

風通しをよくしましょう

窓を開けるなどして車内に風通しが良い環境を作りましょう。
ベストなのはバックドアを全開にしておくことです。難しい場合は左右の窓を半分以上開けておきましょう。その際は貴重品を車内に忘れないよう気をつけて下さい。

留守番の時間は短く

本来ならば、愛犬の車内でのお留守番はあまり推奨される行為ではありません。出来るだけ早く用事を済ませ、愛犬の元へ戻ってあげて下さい。

まとめ

ワンちゃんに適切な車内環境を作っておけば、春の熱中症になってしまうことはほとんどありません。油断や対策を怠らないよう愛犬に気をかけてあげて下さい。