2017年 8月 の投稿一覧

うさぎにキャベツ賛否両論はなぜ?何に注意が必要?

学校で飼われているうさぎの小屋に、キャベツが置いてあるのは良くある風景。でも、うさぎにキャベツを食べさせない方が良いという説もあります。ちょっと驚きですが、いったいそれはなぜ?ここでは、キャベツとうさぎの関連性と、食べさせるときの注意点について見ていきましょう。

キャベツが悪いといわれるのはなぜ?

キャベツは一般家庭でも、もっとも良く利用される野菜のひとつですね。手元にいつもあるだけに、うさぎに食べさせたいと考えるのももっともです。与えればうさぎは、パリパリとおいしそうに食べてしまいます。たいして害のなさそうなキャベツが良くないといわれる根拠のひとつは、甲状腺への影響。キャベツに多く含まれるゴイトリンという成分が、甲状腺ホルモンを生成する機能に影響するといわれています。これは実際には、検証された結果があるわけではないようです。キャベツのみを毎日大量に与えるという、極端な飼育をしなければさほど神経質になる必要はありません。もうひとつは、キャベツの水分によってうさぎが下痢をしやすくなるという説です。こちらも、正常なうさぎであれば、水を飲む量を自然調整するので、多少おしっこの量が増える程度です。ただ、それまでペレットのみ与えていた場合、急に野菜食に切り替えると下痢が続く場合がありますので注意が必要です。

キャベツをうさぎに食べさせても大丈夫?

人間がバランスの良い食事を推奨されるように、うさぎの食事にもバラエティが必要です。どんなに良い野菜であっても、そればかりを食べさせると障害となります。キャベツは、食物繊維が豊富で、疲労回復や抵抗力向上に効果のあるビタミンCも豊富です。その他、骨の形成に働くビタミンK、キャベジンと呼ばれるビタミンUも含まれています。ジャスターゼは大根おろしよりも多く、胃腸の調子を整える効果があります。キャベツを与えるときには、量に注意します。1日に食べさせる量としては、小さ目の葉っぱ1枚程度がめやすとなります。糞の状態を良く観察し、キャベツを食べさせたときに限って下痢気味になるなどの変化がないか確認してください。

うさぎにキャベツを食べさせるときは

うさぎにキャベツを与える際に気になるのは、農薬の存在です。虫食いだらけの葉っぱであれば逆に安心ですが、通常売られているキャベツはきれいであるほど、農薬の心配があります。キャベツはしっかりと葉が巻いている玉の固いものを選び、外側の葉を外します。内側の葉であれば、農薬の影響はかなり低くなります。できればしばらく水にさらした後、流水で良く洗ってから与えましょう。このとき、良く水を切ります。また、冷蔵庫から出したては冷え過ぎで、おなかを壊しやすいので常温に戻してから与えてください。幼体や、年齢の高いうさぎに与えるときには、小さ目に刻んで与えると良いでしょう。

ひとつのものを与え過ぎないことが大切

身近なキャベツを利用できれば、うさぎの食生活にも変化がつけられます。与え過ぎなければ、さほど神経質になる必要はありません。もっとも一般的なうさぎの食事内容としては、チモシーと野菜を中心にし、ペレットを少量与えるという飼い主さんが多いようです。個体の年齢・体力や飼育環境によって、ベストバランスを見つけてあげると良いでしょう。

うさぎににんじんはビジュアル的にかかせない!注意点は?

うさぎといえばセットのように描かれるのが、にんじん。白いうさぎとオレンジ色のにんじんは、心和むカラーの取り合わせでもあります。うさぎの食べ物として当たり前のように思われるにんじんですが、果たしてそれほど与えても良い野菜なのでしょうか。ここでは、うさぎににんじんを食べさせる際の注意点などについて見ていきましょう。

実よりもたくさん葉をあげよう

にんじんはうさぎに優しい食べ物として、トップクラスに挙げられます。甘味があるためにんじんを好むうさぎが多いことも、間違いないでしょう。ただし、栄養が高すぎるため、肥満につながるという指摘もあり、ひんぱんに与えない方が良いという説もあります。また、にんじんを好まない固体もいます。うさぎは自然界では、一種類の植物のみを食べ続けることはありません。さまざまな草を食べ、一日中移動をしています。ペットとして飼われているうさぎは、どうしても運動不足になりがちです。にんじんのように糖分が多く、栄養価の高い食べ物だけ与えることは、うさぎにとって良い結果となりません。にんじんは実そのものよりも、葉を与えることで栄養とカロリーバランスが良くなります。

にんじんはうさぎにとってどんな食べ物?

緑黄色野菜の代表格であるにんじんは、人間にとっても健康効果の高い野菜として知られています。うさぎにはどんな栄養効果があるのでしょうか。

  • βカロテン
  • ビタミンB1、B2
  • ビタミンC
  • カリウム
  • リン

βカロテンは抗酸化作用が強く、体内のサビといわれる活性酸素の除去に効果があります。抵抗力を高め、ガンの抑制効果も報告されています。うさぎは腫瘍ができやすい動物ですが、防止効果が期待できそうです。また、体力全体を底上げし、感染症などにかかりにくくなります。目の健康にも働きかけ、うさぎの生き生きとした表情を守ってくれるでしょう。豊富なミネラル分は、余分な塩分を排出し、骨や歯の強化に役立ちます。

うさぎににんじんを食べさせるときの注意点

にんじん独特の甘みが感じられるのは、蔗糖とブドウ糖がたくさん含まれているからです。
うさぎの味覚に関する細胞は人間の2倍、美味しいものには敏感です。でも嬉しそうだからといって与えすぎると、うさぎにとってはすぐにカロリーオーバーとなります。もともとうさぎは、栄養価の低い牧草などの植物から上手に必要な成分を摂取できるシステムをもっています。他の野菜や、にんじんの葉を混ぜながらバランス良く食べさせてください。また、市販のにんじんの場合、気になるのは農薬です。できれば有機栽培のものを与えたいところですが、心配であれば良く洗った後、皮をむいて食べさせると良いでしょう。

切ってもきれないにんじんですが…

昔からうさぎとにんじんとは切っても切れない図柄ですが、ただ食べさせれば良いかというとそうではありません。にんじんだけでうさぎの食事としないこと、量に気をつけてあげることが大切です。固体によってはにんじんを食べないこともありますが、無理強いする必要はまったくありません。

うさぎが肉を食べるのは間違い!重い病気の原因に

一般に知られている通り、うさぎは肉食ではありません。肉類をあげたら食べたからといって与え続けると、大変な病気になる可能性が。草食動物であるうさぎは、基本的に動物性タンパク質を消化するようなしくみは備わっていません。うさぎの身体と肉類の関係について、正しく知っておきましょう。

稀にあるうさぎの肉食とは?

うさぎの子どもが食べられてしまうというケースは、良く耳にします。これにより、うさぎを肉食と勘違いする場合もあるでしょう。しかし、うさぎが子どもを食べてしまうのは、母うさぎにストレスがかかったり、生まれたばかりの子うさぎにヒトの臭いなどがついてしまった場合だけです。また、他のオスが子どもを襲うこともあります。いずれについても、食餌として食べているわけではなく、邪魔者を排除しようとする本能的な行為です。うさぎの消化器官は、肉食動物とまったく異なり、体の約10倍もの長さの腸をもっています。口内もまた、肉を切り裂く犬歯はなく、植物をすりつぶす臼状の歯が発達しています。栄養の乏しい牧草などからでも、エネルギーを摂取できるように腸内にはバクテリアが常に活動しています。肉食をさせるとこれらの働きが弱まり、何も消化できずに死に至ることもあります。また、腫瘍や膿腫が発生する原因ともなるのです。

肉の成分はうさぎに必要なし

草ばかりで可哀想、と考えるのはうさぎにとっては大きなお世話です。うさぎの消化のしくみを知れば、肉のタンパク質がまったく必要がないことがわかります。うさぎの食物の消化のしくみには次のようなものが挙げられます。

  • 前歯で固い植物を切断し奥歯ですりつぶす
  • 長い腸で固い繊維を消化
  • 盲腸は胃の10倍の大きさ
  • 大量に食べ続けることでバクテリアを養う
  • 盲腸便を食糞する

うさぎには犬歯こそありませんが、噛まれるとかなり出血するほどの、薄く鋭い前歯を持っています。硬い繊維をもつ植物をかみ切っては、奥歯で良くすりつぶして消化しやすいかたちにします。胃は人間や肉食動物のように大きくはありません。代わりに腸が発達しており、うさぎの場合は特に盲腸がかなりの部分を占めています。ここで作られるバクテリアこそが、うさぎの健康の元となっています。うさぎを初めて飼った人は、自分の糞を食べる姿にショックを受ける様ですが、これは正常なうさぎの行動です。うさぎは、栄養価の低い草を体内で発酵させます。盲腸内のバクテリアによって合成されるたん白質、ビタミン豊富な糞を再利用することで、生きるのに十分な栄養としているのです。

うさぎに肉を食べさせるとどうなるの?

うさぎは基本的に植物しか食べませんが、固体によっては肉を食べたという話も聞きます。肉の脂のにおいを好むうさぎもいるようです。が、体のつくりそのものが、肉を消化できません。消化できない食べ物が、そのまま腸内に詰まってしまう可能性もあります。また、大切な体内のバクテリアが死滅してしまい、消化力が大幅にダウンします。その後、植物を食べても消化できなくなると、栄養が摂れず死に至ります。うさぎにとって、肉は本来入ってくるべきではない異物です。与え続けると、内臓に大きなストレスになります。うさぎは腫瘍のできやすい動物ですが、体内バランスを失うことで発症率が高くなります。

自然本来のあり方に合わせて

人間の生活の中にいるペットは、どうしてもヒト目線で見られがちです。が、どれほど可愛くても、うさぎは人間と同じものを食べられません。愛するうさぎの健康を守るためには、本来の生態に合わせた食生活を与えるべきなのです。うさぎは、肉食動物ではありません。

うさぎの野菜食は一番自然に近いカタチ?

ご存知の通り、うさぎは草食動物です。野生下では、毎日大量の草を食べて過ごしています。栄養をバランスよく配合したペレットを与えるのはごく一般的となっていますが、最近、野菜を主体とした野菜食による飼育にも注目が集まっています。うさぎの生態を考えると、野菜食はより自然に近いと考えられます。ここでは、うさぎに野菜を与える意味や、注意する点について見ていきましょう。

野草にあって牧草にないもの

うさぎをケージから出して遊ばせているとき、ちょっと目を離したすきに、ベランダの植物を全滅させてしまったという話は良くありますね。せっかく育てていたお花には可哀想ですが、うさぎは「生」の植物が大好きです。それもそのはず。うさぎがいる本来の自然環境の中では、乾燥した草も、ペレットもありません。うさぎたちはみずみずしい野草を、毎日たっぷりと食べてきたのです。野生のうさぎは水分を植物で補うため、ほとんど水を飲むことがないといいます。ペレットや牧草を食べて水を飲むのは、食べ物から水分を摂るのが難しいからなのですね。より自然に近い、というと牧草のように感じますが、かさかさに乾いた草を自然の中で食べるのは逆に稀です。また、さまざまな野草を取り混ぜて食べているうさぎにとって、たった一種類の草ですべての栄養バランスを補うのは難しいことなのです。

野菜をうさぎに食べさせるメリットって?

バリエーション豊富な野草に一番近い食べ物は、やはり野菜ということになります。うさぎにとって野菜を食べることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

  • 歯やあごを丈夫にする
  • ビタミンミネラルが豊富
  • 胃腸の健康
  • 自然治癒力
  • 免疫力
  • 血液の浄化作用

自然界では、うさぎは大量の草を良くかみ、良く粉砕しています。ペレットもある程度かみごたえはありますが、歯石を作りやすく、組成も自然の草の繊維とは異なります。生の野菜をサクサクと噛むことで、自然に咀嚼が多くなり口腔内の健康が保たれるのです。また、熱を通さない野菜は、ビタミンの破壊もなく、ミネラル分も豊富です。そのために、抗酸化作用が働き、自然治癒力や免疫力が向上します。ペレット食から野菜食に切り替えたところ、被毛の状態や目やにが改善した例もあります。

うさぎに野菜を食べさせるデメリットってあるの?

水分たっぷりの野菜はうさぎの健康に良さそうですが、逆に野菜を与えることのデメリットはないのでしょうか。

  • 餌代がかかる
  • 野菜についての知識が必要
  • 手間がかかる
  • うさぎの尿量が増える
  • 農薬の心配がある

農家でもない限り、野菜は購入する必要があります。家庭菜園があれば助かりますが、1年を通して安定的に餌にするのは難しいでしょう。スーパーなどで購入する場合には、農薬の心配もあります。また、野菜は何でも良いわけではなく、うさぎにとって害となるものもあります。栄養バランスと合わせ、野菜についての知識がなければ、完全な野菜食は良い結果となりません。その他、野菜食にすることで食事の準備やケージの掃除など、手間がかかるといった面もあります。

理想的だけど意識が必要

うさぎフードが一般的になったのは、それだけ手軽に適度な栄養状態が維持できるからです。一方でうさぎの幸せを考えるとき、バラエティに富み、楽しんで食事ができる野菜食は理想的です。飼い主としては、大変な面も多く知識も必要となります。ある程度の覚悟で、うさぎのために取り組む気持ちが大切ですね。

意外!うさぎにレタスは良くないの?成分と水分に要注意

薄緑のサクサクとしたレタスは、あまり身体に悪そうな感じがしませんよね。でも、うさぎに食べさせない方が良いとされる野菜に入っているのです。うさぎにとって、レタスの何がいけないのでしょうか。ここではレタスがうさぎに与える、思わぬ影響について見ていきましょう。

レタスをあえて与える必要はない?

レタスを始めとする淡色野菜は、水分量が多く、うさぎに必要な栄養素がほとんど含まれていません。レタスを与える意義は少なく、うさぎの体調を崩す要素の方が多いといわれています。また、微量ではありますが、毒性のある成分も存在しています。身体の小さなうさぎにとっては、影響がまったくないとは言えません。一見、柔らかい葉っぱで害のなさそうなレタスですが、知識を持たずに与えるとうさぎを弱らせてしまうことに。植物が主体のうさぎの食生活にとって、野菜の豊富な食物繊維は絶対不可欠なものです。しかし、身近な野菜の中にもあまり好ましくない種類があることを、しっかりと覚えておきましょう。

レタスのうさぎが避けるべき成分って?

レタスの中にある、うさぎには好ましくない成分と影響は次の通りです。

  • 大量の水分:下痢や軟便の原因となる
  • 硝酸塩:特に水耕栽培、ハウス栽培のレタスに注意
  • ラクッコピコリン:鎮静・催眠効果がある

一説にはうさぎは野菜の水分によっておなかを壊すことがないともいわれます。が、これまでペレット中心の食生活をさせているうさぎの場合、水分量の多い野菜によって一時的に下痢をするのは良くあることです。硝酸塩はあまり聞きなれない成分ですが、うさぎの体内に蓄積しやすく、がんを誘発する可能性が指摘されています。また、流産の原因となることもあるようです。眠りの質を高めるためにレタスを利用する、という話題がありました。人間にとっては、快眠につながる成分でも、うさぎにとっては害となりかねません。

うさぎにレタスは絶対にだめ?注意点は?

うさぎにレタスを常食させたり、大量に食べさせる理由はありません。しかし、場合によっては少量であれば、うさぎの健康に役立つこともあります。夏場の食欲が落ちる時期、また体内の水分が減少しているときには、レタスを野菜に混ぜて与えると脱水を防ぐことができます。できれば直栽培で、無農薬のものがベスト。また、レタスにはたくさんの種類があります。レタスと名がついていても、緑黄色野菜に分類されているものもあります。緑の濃いサニーレタス・サラダ菜やロメインレタス・グリーンリーフなどを選ぶようにしましょう。ビタミンE、ビタミンCの含有は約4倍、カロテンは約9倍もの違いがあります。

レタスが良い、とはいえない

サラダなどで人間の食卓ではおなじみのレタスですが、意外なことにうさぎにはおすすめの野菜ではありません。食べさせない方が良い野菜に分類されてはいますが、ごく少量を効果的に使う方法もあります。飼い主としてうさぎの健康を考えるのであれば、与え方・選び方に気をつけなければなりませんね。

うさぎの安心野菜 小松菜 カルシウム過剰の心配は?

青々とした小松菜はうさぎの大好物のひとつ。でも、ほうれん草に良く似た外見で、うさぎにあげても良いのか迷っている飼い主さんもいるのでは?ここでは、小松菜の成分からうさぎに与えても良いのか、注意点などについて見ていきます。

小松菜はうさぎの食事として合格ライン

小松菜はほうれん草と比較すると、シュウ酸が少なく人間でも生で作るスムージーなどの食材として推奨されるほど。では、小松菜について問題となっているのは何でしょうか。良くいわれているのが、豊富に含まれているカルシウムです。カルシウムが過剰になり、結石の原因となるというのがその根拠。しかし、最新の研究によると、尿の排泄が正常なうさぎであれば、野菜からのカルシウム摂取は問題ないと報告されています。一生伸び続ける歯の持ち主であるうさぎにとって、むしろカルシウム不足は命に関わる問題です。研究によると意図的にカルシウム量を抑えたうさぎは、逆に結石になりやすいと結論づけられています。水分とともにカルシウムをたくさん摂れる小松菜は、うさぎの健康食餌といえるでしょう。

小松菜をうさぎに食べさせるメリットって?

うさぎにとって小松菜にはどのような栄養効果があるのでしょうか。人間の食材としてもすすめられることの多い小松菜の栄養の実力は次の通りです。

  • タンパク質
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ナトリウム
  • カルシウム
  • カリウム

小松菜のアミノ酸は、「プロリン」という成分です。身体のエネルギー源として即効性をもち、うさぎの活発な活動を支えます。豊富なカルシウムは骨粗しょう症を防止し、うさぎの心臓機能を向上させます。ミネラルバランスが良く、全身の体力を底上げします。高い抗酸化作用によって、抵抗力が高まり、感染症予防につながります。女性の肌を美しくするといわれる小松菜ですが、ビタミンAやビタミンCはうさぎにとっても、被毛や目の健康を守り、生き生きとした外見を作ります。

うさぎに小松菜を食べさせるときの注意点

これまで問題とされてきた小松菜の豊富なカルシウムについては、さほど心配することはないようです。しかし、どんなに良いとされる野菜であっても、そればかり与えていては逆に健康を損ねます。うさぎは自然界では、さまざまな植物を混ぜて食べながら、それぞれの栄養を取り込んでいます。野菜食はうさぎにとってより自然な食生活に近いものですが、ひとつの野菜で補えるものではありません。小松菜もできるだけ多くの種類の野菜と混ぜて与えることで、健康効果が発揮されます。小松菜ばかりを毎日食べさせるような、不自然な与え方であってはいけません。

うさぎの健康生活には小松菜が必要

美味しそうに緑の葉っぱを食べているうさぎには、とても癒されますね。小松菜は一年を通して手に入りやすく、比較的農薬量も少ない野菜です。それでも与えるときには、しっかりと洗浄するなど、できる限りうさぎの健康に気を遣ってあげたいものですね。

うさぎにきゅうりは大丈夫?水分補給のおやつ向き

きゅうりは淡色野菜に分類される、もっとも栄養価の低い野菜といわれています。うさぎに食べさせても特に問題はないとされていますが、与え方には注意が必要です。ここでは、きゅうりの成分についてと、うさぎに食べさせるときに気をつけたい点について見ていきましょう。

きゅうりの主な成分は水分?

夏場の厚い盛りに旬を迎えるきゅうりは、身体を冷やす野菜として知られています。95%以上が水分でできているため、栄養価はそれほど高くありません。うさぎにとっては、害になる成分がないので、食べさせても大丈夫です。が、口当たりが良く栄養がないため、きゅうりばかり好んで食べるようになるのも問題です。うさぎは元々身体を冷やす植物が主食のため、体温が高めになっているといわれています。ペレット食が中心である場合、この機能がうまく作用せず、病気の原因となります。適度に身体を冷やすきゅうりは、調整をするのには適した野菜です。大量に食べさせるようなことをせず、上手に与えることでうさぎの健康に役立つ野菜となります。

きゅうりにはうさぎにとって良い成分はないの?

栄養価が低いといわれるきゅうりですが、まったく健康成分に恵まれていないというわけではありません。その主な成分となっているのは、βカロテンとカリウム。βカロテンには抗酸化作用が認められ、抗発ガン作用や免疫力のアップが期待されます。体内ではビタミンAに代わり、瞳や粘膜へ働きかけます。カリウムは余分なナトリウムを排出する手助けをし、腎臓の働きをサポートします。利尿作用があり体内の水分量を調節します。うさぎは結石のできやすい動物ですが、尿の排泄機能が正常であればリスクが下がります。きゅりに含まれている豊富な水分は、効率よく吸収され排泄されるので、夏場に与えるおやつとしては最適です。

うさぎにきゅうりは食べさせる意味はあまりない

食べさせ過ぎなければさほど神経質になることもありませんが、どちらかといえばきゅうりを肯定的に見ない意見がほとんどです。うさぎにとってさほど有用な栄養素をもたないきゅうりよりも、積極的にあげたい野菜はたくさんあります。とはいえサラダを作った際にちょっとおすそわけしたり、夏場に家庭菜園でたくさん取れたときにあげる程度であれば、問題はないでしょう。旬の時期でもない季節に無理やり食べさせる必要はありません。うさぎの身体が自然のものであるように、野菜も自然に従い、うさぎの必要とする栄養豊富なものを種類多く与えることが大切です。きゅうりが身体を冷やすこと、水分が多く栄養が少ないことを知っておきましょう。

うさぎの状態を良く見て

きゅうりは健康なうさぎには、あまり意味のない野菜といえます。水分が上手に摂れていなかったり、夏場で脱水症が心配なときなどには、うまく活用することもできます。野菜であれば何でも良いというわけではありません。うさぎの状態を良く観察し、その時々にあった食生活を考えてあげましょう。

うさぎにほうれん草を食べさせても良い?賛否の理由と注意点

ほうれん草はアクと呼ばれる、シュウ酸が多いことで知られています。人間でも生食ではなく、必ず加熱してシュウ酸を除去するのが普通ですね。生食が基本のうさぎに、ほうれん草を与えても大丈夫でしょうか?ここではうさぎとほうれん草の関係や注意する点について見ていきましょう。

必ずしもダメとはいえないほうれん草

うさぎについて、ほうれん草の取り上げ方はさまざまです。ほうれん草がうさぎに良くないという説は、シュウ酸の含有量の多さにあります。一方で、ほうれん草の持つ豊かな栄養に目を向けている意見もあります。結論としては、シュウ酸の影響は食べてすぐに出るものではないということ、少量を他の野菜と組み合わせることで危険は回避されるということです。ほうれん草を食べさせたからといって、即、危険性があるわけではないのです。食べさせる量をひとつかみ程度とし、シュウ酸の排出効果があるカルシウムが多い食材と混ぜて与えれば、ほうれん草によるデメリットはかなり少なくなります。

ほうれん草をうさぎに食べさせるメリットって?

それでは、ほうれん草をうさぎに食べさせたい理由とは何でしょうか?ほうれん草は旬となる冬場に多くの栄養をたくわえ、身体づくりに有用な成分をたくさんもっています。

  • βカロテン
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • カリウム
  • 葉酸

ほうれん草は総合栄養野菜と呼んで良いほど、栄養価の高い野菜です。レバーに匹敵するほどの鉄分は、赤血球の働きを良くして血液の浄化に作用します。抗酸化作用の高いβカロテンは、抵抗力を向上させて抗がん作用、感染症対策が期待できます。同様にビタミンCも活性酸素の除去に働き、若々しさを保ちます。ミネラルバランスが良く、身体全体の機能を底上げし、体力アップにつながります。

うさぎにほうれん草を食べさせるときの注意点

うさぎにほうれん草を食べさせるときには、次のような点に注意をしましょう。

  • 量はひとつかみ程度とする
  • 5種類以上の野菜と混ぜる
  • 旬のものを与える
  • 連食させない

ほうれん草は量を控えめにして、毎日食べさせないようにする必要があります。また、気になるシュウ酸は、旬に近く、新鮮なものほど少なくなります。カルシウムを多く含む野菜と混ぜることにより、シュウ酸はカルシウムと結合して素早く体外へ排出されます。これらのことに気をつけて、バラエティ豊かな食生活になるよう心がけましょう。ほうれん草のもつ栄養効果を上手に利用すれば、うさぎの健康を守ることができます。

的確な判断が大切

うさぎは体質や環境にによって、結石ができやすい個体もいます。心配があるときには、ほうれん草を与えるのを控えてください。新鮮で無農薬のほうれん草が手に入ったら、少量を他の野菜と混ぜて与えましょう。うさぎの健康生活を見守るのは、飼い主さんのもっとも重要な役割なのです。

猫の甲状腺機能低下症〜原因・症状と対策

猫の甲状腺機能低下症は猫の喉に位置する甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンのはたらきが弱くなっている状態のことを指します。甲状腺ホルモンは全身の代謝を上げる機能を担っており、その機能が低下すると体温や心拍数、血圧の低下などの症状が表れます。甲状腺機能低下症の原因には免疫系の異常などのような深刻なものが含まれているので特に注意しなければならない病気のひとつといえるでしょう。猫の甲状腺機能低下症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の甲状腺機能低下症の原因

猫の甲状腺機能低下症の主な原因は免疫系の異常や甲状腺の摘出や放射性ヨウ素治療による影響などが考えられます。ただそれらの原因については未だにわかっていないことが多く、甲状腺機能低下症の原因を特定できないことがあります。また稀なケースではありますが先天的な要因によって甲状腺機能低下症が発症する可能性も0ではありません。先天性の甲状腺機能低下症の場合は子猫のうちに発症してしまうことが多く、子猫が甲状腺機能低下症を発症すると骨や筋肉の発育に異常がでる可能性があります。

猫の甲状腺機能低下症の症状

猫の甲状腺機能低下症の主な症状については下記のものが考えられます。

  • 体温の低下
  • 心拍数の低下
  • 血圧の低下
  • 全身のむくみ
  • 元気がなくなる
  • 左右対称性の脱毛
  • 脱毛部への色素の沈着
  • 食欲不振
  • フケの増加(脂漏症の併発)

猫の甲状腺機能低下症の主な症状は体温や心拍数、血圧の低下が挙げられます。甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンには代謝を上げる機能があり、それが低下しているためそれらのような症状が表れます。またそれに伴って元気がなくなり、全身のむくみが見られるようになります。それらのような症状が見られたときには甲状腺機能低下症の疑いがあるので適切な検査を受けさせてあげてください。甲状腺機能低下症の症状を放置してしまうと、食欲不振に伴って栄養状態が悪化し、その他の病気の引き金となる可能性もあります。早期発見が特に大事になるので、日頃から猫の健康状態について注意深く観察することを心掛けましょう。

猫の甲状腺機能低下症の対策

猫の甲状腺機能低下症は原因がわかっていない部分が多いので事前に予防することも適切な対処をすることも難しい病気といえます。もし飼い猫から甲状腺機能低下症の症状が見られたときには獣医さんの診察を受けさせ、その後の治療方法などについても相談してみてください。猫の甲状腺機能低下症の治療については以下の通りです。

猫の甲状腺機能低下症の治療

猫の甲状腺機能低下症の主な治療方法は投薬治療になります。甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの機能が低下している状態になっていることを示しているので、それを補うために甲状腺ホルモン製剤を投与し、甲状腺ホルモンの機能を回復させるようにもっていきます。ただそれを投与しすぎてしまうと、逆に甲状腺ホルモンの機能が強くなりすぎてしまい、甲状腺機能亢進症を引き起こすことがあるので薬を投与しすぎてしまわないように注意してください。また基礎疾患によって甲状腺機能低下症が引き起こされていることが認められる場合にはそれに対する治療を施します。

まとめ

猫の甲状腺機能低下症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の甲状腺機能低下症の原因については未だに解明されていない点が多いので適切な予防方法が確立されていません。もし甲状腺機能低下症を発症してしまったときには早期の段階で治療を受けさせてあげることが大事になります。甲状腺機能低下症の症状を察知し、いち早く対処してあげられるようにしてください。病気の症状は猫から発せられているSOSのサインです。特に甲状腺機能低下症のように重症化すると命に関わる病気は早期発見が大事になるので、飼い猫から発せられているサインを見落とさないようにしてあげましょう。

猫の鼻腔狭窄〜原因・症状と対策

猫の鼻腔狭窄は何らかの原因によって鼻腔が狭まってしまった状態のことを指します。鼻腔狭窄を引き起こしやすい猫は鼻先の短い描種です。そのような猫を飼っている方は特に注意してください。鼻腔が狭まっていると呼吸が困難になることがあり、酸素不足に陥ることがあります。また熱中症にかかりやすくなるという弊害もあるので気を付けてください。猫の鼻腔狭窄の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の鼻腔狭窄の原因

鼻腔狭窄の主な原因は先天的な奇形です。特に鼻の短い描種はそのような奇形が生じやすいので鼻腔狭窄を引き起こすリスクが高くなっています。特に先天的な鼻腔狭窄を引き起こしやすい描種はペルシャやエキゾチックショートヘア、ヒマラヤンなどです。それらの描種の猫を飼っている方は特に注意してあげてください。

猫の鼻腔狭窄の症状

猫の鼻腔狭窄の主な症状は鼻から音が出る、鼻水を飛ばす仕草を頻発する、呼吸が荒くなるなどです。また呼吸困難状態になっていると酸素が不足してチアノーゼを発症することもあります。猫の鼻腔狭窄の症状を察知したときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。鼻腔狭窄は場合によっては手術しなければならない場合があります。症状が悪化していると命の危機が生じる可能性も否定できないので、早急に対処してあげるように心掛けましょう。

猫の鼻腔狭窄の対策

猫の鼻腔狭窄は先天的なもので引き起こされることが多いものなので予防方法は特にないと言わざるをえません。鼻腔狭窄を引き起こしているときにはまず動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげることが最も効果的な対策となります。ただ鼻腔狭窄を引き起こしている猫は体温調節が上手くできないということがあり、熱中症のリスクが他の猫に比べて高くなります。そのため熱中症に対する対策をすることは効果的です。具体的には室内の温度を一定に保ち、水分補給をこまめにさせてあげることが有効です。夏場にエアコンなどで気温調節をしていないとあっという間に30度を超えてしまい、熱中症を引き起こしてしまうリスクが高まります。適切な対処を心掛けてください。

猫の鼻腔狭窄の治療

猫の鼻腔狭窄の治療は症状の度合いによって異なります。症状が軽度なものであれば保存療法が基本となります。ただ症状が軽度であるとはいっても熱中症のリスクや睡眠中の呼吸不全などのリスクは他の猫に比べて高くなっているので、それらに対しては注意する必要があります。鼻腔狭窄の症状が重度なものであるときには外科手術で物理的に鼻腔を広げる必要があります。たとえば呼吸困難に陥っているなどのように急を要する場合は外科手術の必要性が高いので手術をすることになります。具体的には鼻の軟骨や皮膚の切除をして鼻腔を広げる方法や、ガスレーザーで扁桃の後ろの部分から切除をする方法が考えられます。適切な治療を施してあげてください。

まとめ

猫の鼻腔狭窄の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の鼻腔狭窄の主な原因は先天的なものになります。特に鼻の短い描種は鼻腔狭窄を引き起こす可能性が高いので、そのような描種の猫を飼っている方は特に注意する必要があります。鼻腔狭窄の症状は鼻水を飛ばす仕草や鼻から出る音、呼吸困難などです。症状から鼻腔狭窄を引き起こしていることを察知し、動物病院に連れて行ってあげてください。また鼻腔狭窄を引き起こしているとチアノーゼや熱中症のリスクが増してしまうので対策をする必要があります。呼吸は生命活動をする上で欠かすことのできないものです。鼻腔狭窄を引き起こしていると呼吸がしづらいので苦しくなります。重度の鼻腔狭窄を引き起こしている場合には外科手術を検討してあげましょう。

猫の歯根吸収〜原因・症状と対策

猫の歯根吸収という言葉に馴染みのある方は少ないのではないでしょうか。歯根吸収とは歯が乳歯から永久歯に生えかわる際に乳歯にはたらきかけて乳歯を溶かす細胞が永久歯を溶かしてしまうことを指します。歯根吸収は進行性の病気なので、早期のうちに発見して適切な治療を受けさせてあげることが大事になります。歯根吸収は症状が悪化すると最終的に歯が歯茎の中に埋まった状態になってしまう病気です。早期発見できるように心掛けてください。猫の歯根吸収の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の歯根吸収の原因

猫の歯根吸収の原因は未だ解明されていない点が多く、確かなことはわかっていません。ただ歯根吸収の原因となっている可能性が高いと考えられているものがあるのでそれについてお伝えします。猫の歯根吸収は栄養バランスの偏り、口内環境、遺伝などが関係していると考えられています。カルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養バランスが崩れていたり、歯垢や歯石が蓄積していると歯根吸収のリスクが高まる可能性があるので注意してください。またアビシニアンやシャム、ペルシャなどの描種は好発品種とされているのでそれらの描種の猫を飼っている方は特に気をつけましょう。

猫の歯根吸収の症状

猫の歯根吸収の症状は歯茎の腫れや偏食、歯の縮小などです。また食欲不振やよだれを垂らすなどの症状が表れることもあります。猫の歯根吸収は歯茎から広がっていく形で進行していきます。歯茎側から歯の先端にかけて次第にピンク色に染まっていき、最終的に歯が歯茎の中に埋まります。猫の歯根吸収を早期発見するためには歯茎の色で見抜くことが適切な方法となります。症状が軽度な段階であれば歯を抜かずに済む場合があるので早期発見を心掛けてください。

猫の歯根吸収の対策

猫の歯根吸収は原因が定かではないので適切な対策についても確かなことはわかっていません。ただ歯垢や歯石が溜まっていると口の中の病気の原因になることがあるので、歯根吸収の原因と思われるものを排除し、同時にその他の病気を予防できるようにしてあげましょう。歯垢や歯石が溜まらないように日々の歯磨きを徹底し、またカルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養素が不足しないようにバランスの良い食事を与えて

猫の歯根吸収の治療

猫の歯根吸収の治療は症状の進行具合によって異なります。歯根吸収の範囲がエナメル質だけで済んでいれば歯垢を溜めないようにしてあげれば症状が治まる場合があります。ただ歯根吸収に関する適切な治療方法は確立されておらず、大抵の場合は抜歯してしまうことになります。それは歯根吸収による歯の痛みが生じることがあるためです。まずは歯根吸収が疑われれるときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげることが大事になります。

まとめ

猫の歯根吸収の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の歯根吸収は歯垢や歯石の蓄積、カルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養バランス、遺伝などが原因で引き起こされる可能性があります。猫の身体に表れている症状から歯根吸収が発症していることを見抜き、早期発見できるように心掛けてください。猫の歯根吸収は早期発見できれば抜歯せずに済む場合がありますが、大抵の場合は抜歯することになってしまいます。そうならないために早期発見を心掛け、また歯根吸収を発症しないための対策を実践してください。歯根吸収を引き起こさないために大事なことは歯垢や歯石が蓄積しないようにしてあげることです。日々の歯磨きを習慣化しましょう。ただ猫は押さえつけられることことを嫌う傾向が強いので大人しく歯磨きをさせてくれないことが多いです。子猫のうちから慣れさせておくことが大事になるので実践してみてください。

猫の脂漏症〜原因・症状と対策

猫の脂漏症はマラセチアという猫の身体に常在している酵母が引き起こす皮膚炎のことを指します。マラセチアが常在している部位は外耳道、指の間、唇、皮膚粘膜、肛門などです。健康な状態であればマラセチアが原因で炎症が起こることは考えにくいですが、免疫力の低下や脂質の過剰分泌などが原因となって突発的に症状が表れ始めることがあります。またマラセチアは病原体に突然変異して炎症を引き起こすこともあります。猫の脂漏症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の脂漏症の原因

猫の脂漏症の原因はわかっていないことが多く、様々な要因が絡み合って発症することがあると考えられています。脂漏症を引き起こす可能性についてお伝えしていきます。

アレルギーによる場合

マラセチア自体がアレルゲンになってアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

食生活による場合

ビタミンやミネラルが不足していたり、脂質に過不足があると脂漏症を引き起こす可能性があります。キャットフードを活用して栄養のバランスに偏りが出ないようにしてあげてください。

ホルモン異常による場合

ホルモンの分泌に異常が見られると脂漏症を引き起こす可能性があります。

内臓疾患による場合

脾臓や肝臓に疾患があることによって脂漏症が引き起こされる可能性があります。

ブドウ球菌による場合

ブドウ球菌はマラセチアと同様に猫の身体に常在している菌です。ブドウ球菌が異常繁殖したり減少したりすることによってマラセチアが異常に繁殖してしまうことで脂漏症を発症させる可能性があります。

皮膚環境による場合

皮膚表面の温度や湿度の上昇や皮脂の異常分泌などによって脂漏症が引き起こされることがあります。

遺伝による場合

デボンレックスやセルカークレックス、コーニッシュレックスなどの描種は遺伝的に脂漏症を発症するリスクが高いと言われています。

猫の脂漏症の症状

猫の脂漏症の主な症状は被毛のべたつきやフケの増加、脱毛、発疹などです。また脂漏症が原因で外耳炎を引き起こすこともあります。猫の身体を注意深く観察し、フケや脂っぽい手触り、脱毛などが見つかったときには脂漏症の疑いが強いので獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の脂漏症の対策

猫の脂漏症の原因は様々で、未だにわかっていないことが多いので脂漏症を未然に防ぐということは難しくっています。とはいえ栄養バランスに関しては対策をすることができるので、栄養のバランスに偏りがでないように配慮してあげてください。猫の脂漏症は有効な対策が少ないからこそ、脂漏症の症状が出ているときにはそれを早めに察知して有効な治療を受けさせてあげることが大事になります。

猫の脂漏症の治療

猫の脂漏症の治療は症状に応じて施されます。たとえばホルモン異常が見られるときにはホルモン剤を投与し、脂質が不足しているときには脂肪酸製剤を投与し、ビタミンやミネラルが不足していればそれらを補います。また脂漏症の症状を緩和するための抗脂漏シャンプーがあるのでそれを用いて治療する場合もあります。

まとめ

猫の脂漏症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の脂漏症はホルモン異常や栄養バランス、アレルギーなどの要因が絡み合って発症すると言われています。猫の脂漏症を完全に予防するということは難しいので、もし脂漏症を発症してしまったときには早急に獣医さんの診察を受けさせて適切な治療を施してもらってください。猫の脂漏症は被毛が脂っぽくなっていたりフケや脱毛の症状が出ることが多いので症状から脂漏症の可能性を比較的容易に察知できます。日頃から猫の身体を観察するように心掛け、猫の身体から発せられている脂漏症のサインを見落とさないようにしてください。

猫の刺咬症〜原因・症状と対策

刺咬症とは蚊などの虫に刺されて炎症を起こしている状態のことを指します。猫の身体を指す可能性のある虫には様々なものが考えられますが、特にフィラリアを媒介する可能性がある蚊や、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性のある蜂などには注意する必要があります。虫刺されは患部の小さな範囲だけに表れていることが多いです。被毛に覆われている猫の身体から虫に刺されている箇所を発見することは難しいのでどうしても見落としがちになります。それを防ぐためには猫の仕草から刺咬症を見抜くことが大事になります。猫の刺咬症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の刺咬症の原因

猫の刺咬症の主な原因は蚊や蜂、ツツガムシ、クモ、ムカデ、ブヨなどに刺されることです。特に蚊はフィラリアの媒介者になる可能性があり、蜂はアナフィラキシーショックを引き起こす怖れがあるので注意してください。またあまり馴染みがないかと思われますがツツガムシというダニの仲間は感染症を引き起こす可能性があり、猫だけではなく人間にも寄生します。

猫の刺咬症の症状

猫の刺咬症の主な症状はかゆみや痛み、腫れ、発赤、患部を掻くなどです。被毛に覆われている描種の刺咬症をパッと見て見抜くことは難しいので、飼い猫が身体を掻く仕草が不自然であったり頻発しているなどの異変から刺咬症の症状を感じ取り、猫の身体に刺咬症がないかどうかをチェックするようにしてください。また猫がアナフィラキシーショックを引き起こしている場合はぐったりして動かなくなるので、そのような場合は早急に動物病院に連れて行ってあげなければ命に関わります。猫の刺咬症を軽く扱わないようにしてあげてください。

猫の刺咬症の対策

猫の刺咬症の対策は猫の身体に蚊や蜂などの虫が近寄らないようにしてあげることが大事になります。特に夏のシーズンは蚊や蜂と接触する可能性が高まるので特に注意してあげてください。またツツガムシは10月から12月頃に活動的になるので猫を山林に連れていくときなどは注意するようにしてください。また蚊が媒介するフィラリアはワクチンを接種して予防できるので、蚊が表れやすくなる季節が近づいてきたら予防ワクチンの接種を検討してみてください。

猫の刺咬症の治療

猫の刺咬症はたいていの場合は自然に治癒します。ただ中には蚊のフィラリアや蜂のアナフィラキシーショック、ツツガムシの感染症などのように治療を行わなければならない場合もあります。それらのような症状が見られたときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。特にアナフィラキシーショックは蜂の毒によって強いアレルギー症状が出ている状態になるので、ひどい場合には多臓器不全を引き起こし死に至ることもあります。アナフィラキシーショックは急を要するので、猫がぐったりして元気がない状態になっていたらすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

まとめ

猫の刺咬症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の刺咬症は蚊や蜂などに刺されることによって発症します。たいていの場合は数日で自然治癒しますが、中には重症化するケースもあるので症状を軽く扱い過ぎることのないように気を付けてください。猫の刺咬症が重症化するケースの主なものは蚊が媒介するフィラリアや蜂の毒が引き起こすアレルギー反応のアナフィラキシーショックなどです。それらを引き起こしていると最悪の結果まで考えられるので早急に対処しなければなりません。蚊や蜂が活発に動く夏のシーズンには特に気を付けるようにしてください。猫の刺咬症は部分的に症状が表れていることが多く、被毛に覆われている猫は特に発見しにくくなります。猫の仕草から刺咬症の可能性を察知し、患部を見つけてあげられるようにしてください。

猫の肝硬変〜原因・症状と対策

猫の肝硬変は命に関わる深刻な病気です。肝臓はホルモンや消化酵素の生成、栄養素の合成や分解、解毒などのはたらきをする非常に重要な器官です。肝硬変になると肝臓の線維組織が増え、肝臓が硬くなってしまった状態になります。肝臓の線維組織が増えている状態のことを肝繊線維症といいますが、肝硬変はそれが慢性化して肝臓の細胞全体の構造が変質してしまった状態となるので深刻です。猫の肝硬変の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の肝硬変の原因

猫の肝硬変の主な原因は肝炎です。肝炎が慢性化していると線維組織が増えつづけてしまい、最終的に肝硬変になる可能性が高まります。また肝細胞が大量に死滅することによって線維組織が過剰に増えてしまうこともあります。

猫の肝硬変の症状

猫の肝硬変の主な症状は食欲不振に伴う体重の減少に始まり、黄疸、腹水、肝性脳症へと進行していきます。特に黄疸の症状が見られたら危機的なサインとなるので早急に動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。とはいえ肝硬変になってしまった肝臓を元に戻すことは難しく、肝硬変になる前に治療を施してあげることが大事になります。猫が体調不良を示しているときには軽く扱わないように心掛けてください。たとえば食欲がないだけだから大丈夫だと思っていたら肝硬変になって取り返しがつかないということもあります。まず大事なことは、身体の不調の原因が何であるのかを検査によって調べてもらうことです。猫の身体を気遣い、適切な処置をしてあげましょう。

猫の肝硬変の対策

猫の肝硬変の原因の中にはまだわかっていないこともあるので完全に予防するための対策は難しいです。ただ肝炎が引き金となるケースが多いので、肝炎を予防するための方法を実践することが大事になります。肝炎は肝臓に炎症が起こっている状態のことです。肝臓に負担をかけないように気をつけてあげてください。特に人間の食べ物を猫に与えてしまうと肝臓に負担をかけてしまうリスクが高まるので注意しましょう。

猫の肝硬変の治療

猫の肝硬変の治療は基本的に対症療法になります。肝硬変に至ってしまった肝臓を修復することは難しいので症状を緩和するための治療を施すことが精一杯な部分があるためです。主な対症療法は食事療法や栄養補給などです。肝硬変に伴って腹水の症状が見られるときには利尿剤を投与し、症状が治まらない場合は腹部に注射器を指して直接水を抜き取ります。また場合によっては投薬治療が施されることもあります。肝炎の症状の緩和に有効な抗酸化剤、銅キレート剤、免疫抑制剤、抗線維化物質、亜鉛などを投与して投薬治療を施します。ただそれによって肝硬変が治るということではなく、あくまでも症状に応じた対処療法という意味合いが強いので、長期的に継続して治療を行う必要があります。

まとめ

猫の肝硬変の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の肝硬変は慢性肝炎や肝細胞が大量に死滅することで引き起こされることが主な原因となります。黄疸や腹水が主な症状となるので、それらの症状が見られたときには肝硬変や肝炎を患っている可能性が高いので早急な対処を求められます。ただ肝硬変になってしまっている場合には肝臓を元に戻すことが難しいので対症療法で症状を緩和する治療に偏りやすいです。継続的に治療をしなければならない場合が多いのでその点は覚悟してください。大事なことは肝硬変に至る前の早期の段階で肝臓の疾患を見つけてあげることです。猫の身体に表れている体調不良のサインを軽く扱わず、その都度獣医さんの診察や検査を受けさせてあげてください。体内で起こっていることを完全に見抜くことは困難を極めます。適切な方法で検査してあげなければわからないことが多いので不調の原因がわからないときには獣医さんを頼るようにしてください。

猫の内耳炎〜原因・症状と対策

猫の内耳炎とは内耳に炎症が起こっている状態のことです。内耳は鼓膜の奥にある蝸牛(聴覚に関係している器官)と三半規管(バランス感覚に関係している器官)で構成されている部分です。そのためそれらのうちのどちらに炎症が起こっているかによって症状が異なります。内耳を構成している器官は非常に重要なはたらきをしています。内耳炎を引き起こしているときには早急な対処が必要になるので、症状から内耳炎を見抜き、適切な治療を施してあげてください。猫の内耳炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の内耳炎の原因

内耳炎の原因はいくつかあります。感染症などが原因で突発的に内耳炎の症状が出ている場合や、耳の病気が原因で派生的に症状が出ている場合など多岐に渡っているのでそれぞれの原因について詳しく触れていきます。

耳の病気が原因のもの

中耳炎を患っているとそれが波及する形で内耳に炎症が見られることがあります。また内耳にポリープや腫瘍ができていることによって炎症を起こしている場合もあり、深刻な疾患が関係して内耳炎が引き起こされている可能性があるので注意してください。

感染症が原因のもの

感染症を患っていると、その原因となっているウイルスや細菌などが血液中に入り込み内耳にたどり着いてしまうことで内耳の炎症を引き起こしていることがあります。その場合は内耳炎の治療と共に感染症の治療を行うようにしてください。

耳の洗浄液が原因のもの

中耳炎や外耳炎を患っているとその治療が施されます。その中で使用する洗浄液が内耳に入り込むと炎症を起こすことがあります。洗浄液が内耳に入り込む原因は鼓膜が破れていることです。鼓膜が破れているにもかかわらずアミノグリコシドなどの消毒液を使用してしまうと内耳炎を引き起こす可能性があります。

猫の内耳炎の症状

蝸牛に炎症が起きていると耳が聞こえにくくなり、難聴になります。猫に呼びかけたり大きめの音を出しても反応がないなどの症状が見られた時には蝸牛に炎症が見られる内耳炎の可能性があります。また歩行がふらついていたり頭の角度が水平ではなかったり嘔吐を繰り返すなどの症状が見られた時には三半規管に炎症を起こしている可能性があります。いずれの場合も早急に対処をしなければならないので動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の内耳炎の対策

内耳炎の対策を事前に行うことは難しいです。ただ中耳炎や外耳炎など耳の病気を患っているときに内耳炎を引き起こしてしまわないように配慮することは可能なので、他の耳の病気が原因で内耳炎を引き起こさないように気を付けてあげてください。また感染症が原因で内耳炎を引き起こすこともあるので、感染症を患っている症状が見られたときには放置したりせずにすぐに感染症の治療を施してあげてください。

猫の内耳炎の治療

猫の内耳炎の治療を引き起こしている原因によって治療方法が異なります。感染症によって内耳炎が引き起こされていれば抗菌薬や抗生物質を投与して感染症の治療を行い、内耳炎の症状を抑えます。また腫瘍やポリープによって内耳炎が引き起こされているときはその原因となっている腫瘍やポリープを外科手術によって手術しなければならない可能性があります。猫の内耳炎は他の病気が関係して引き起こされていることが多いので、獣医さんの診察を受けさせて原因を特定してもらってください。

まとめ

猫の内耳炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の内耳炎は外耳炎や中耳炎から波及して内耳に炎症を起こしている場合や、内耳に腫瘍やポリープができて炎症を起こしている場合、感染症が原因で内耳に炎症を起こしている場合などがあります。内耳炎の症状が見られたら動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせ、内耳炎の原因を特定して適切な治療を施してあげてください。内耳炎を引き起こす原因の中には最悪のケースまで考えられるものが含まれています。それが悪化してしまう前に猫から発せられている病気のサインを見抜くことは飼い猫の命を守るために大事になります。日頃から飼い猫をしっかりと観察し、不調のサインを見過ごすことのないように心掛けてください。

猫の急性胃炎〜原因・症状と対策

猫の急性胃炎とは突然発症する胃の粘膜の炎症のことを指します。慢性胃炎が1週間以上続くのに対し、急性胃炎は通常であれば1週間以内に完治することが多いです。だからといって治療をせずにいると急性胃炎の症状によって食道などを傷つけてしまう可能性があるので自然治癒をただ待つことは適切ではありません。また寄生虫やウイルス、細菌などが関係しているときはそれらを駆逐する必要があります。猫の身体を気遣い、適切な治療を受けさせてあげましょう。猫の急性胃炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の急性胃炎の原因

猫の急性胃炎の原因には様々なものが考えられます。寄生虫やウイルス、細菌などが感染することで引き起こされている場合や、薬剤の投与による副作用、食べてはいけないものを口にするなどの理由で急性胃炎は発症します。寄生虫やウイルス、細菌などによって胃の炎症を起こしているときは寄生虫の駆除やウイルスや細菌に効く薬剤を投与して治療しなければなりません。急性胃炎と思われる症状が出ているときには早急に動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の急性胃炎の症状

猫の急性胃炎の症状は嘔吐、脱水症状、嘔吐物に血が混じるなどです。また嘔吐を繰り返すことによって食道に傷がつき、逆流性食道炎を引き起こす原因となる場合もあります。急性胃炎が原因で嘔吐をしているときには猫が腹を伸縮させて嘔吐をするという症状が見られます。それは急性胃炎になって胃に炎症を起こしていると胃の中を空にしようとするからです。猫が嘔吐する原因には様々なものがありますが、そのような症状が見られたら急性胃炎になっている可能性が高いです。すぐに適切な治療を受けさせてあげましょう。

猫の急性胃炎の対策

猫の急性胃炎を予防するための対策は猫が誤って食べてはいけないものを口にしてしまわないようにしてあげることが大事になります。特に子猫は社会性に乏しい上に活発的なので誤飲誤食をしてしまう可能性が成猫に比べて高いので注意してあげてください。また寄生虫やウイルス、細菌に侵されてしまわないように気を付けてあげることも大事です。とはいえ目に見えないものを完全に予防するということは現実的に難しいので、もしもそれらに感染してしまったときには適切な治療を施してあげてください。

猫の急性胃炎の治療

猫の急性胃炎の治療は原因によって異なります。猫が口にしてはいけないものを口にしてしまって急性胃炎を引き起こしているときは催吐剤で体外に排出することを促したり、内視鏡と鉗子を用いて物理的に除去します。また寄生虫症や感染症が原因の場合はそれらに対する治療をして回復を待ちます。場合によっては急性胃炎を引き起こしている原因に対処し、症状が治まった後には胃を休ませ、輸液によって嘔吐で失われてしまった体液を補う治療を行うこともあります。

まとめ

猫の急性胃炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の急性胃炎は誤飲誤食や感染症によって引き起こされる急な胃炎のことです。腹を伸縮させて無理矢理に嘔吐をするという症状が見られた場合は急性胃炎を引き起こしている可能性が高いのですぐに動物病院に連れて行ってあげてください。獣医さんに適切な治療を施してあげれば大抵の場合はすぐに治ります。ただそれをせずに放置してしまうと嘔吐物が食道を傷つけて逆流性食道炎を引き起こしたり、感染症が悪化してしまう可能性があるので注意してください。急性胃炎を予防するために飼い猫が誤飲誤食をしてしまわないように気を付け、もしも急性胃炎が発症してしまったときには適切な治療をしてあげましょう。特に子猫は急性胃炎を発症するリスクが高いので十分に気を付けてあげてください。

猫のツメダニ皮膚炎〜原因・症状と対策

猫のツメダニ皮膚炎とはツメダニというダニが原因となって発症する皮膚炎のことを指します。ツメダニはその名の通り手先がツメのようになっています。ツメダニ皮膚炎の特徴はフケが大量にでるという点です。飼い猫の身体にフケが見られていたらツメダニ皮膚炎を発症している可能性があるので注意してください。猫のツメダニ皮膚炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫のツメダニ皮膚炎の原因

猫のツメダニ皮膚炎の原因はツメダニというダニの一種です。ツメダニにはネコツメダニの他にイヌツメダニ、ウサギツメダニなどもいます。ツメダニは爪で引っ掻くようにして猫の体液を摂取して生命活動を行います。ツメダニはサイズが非常に小さく、大きさは1ミリ未満しかないので肉眼で確認することは難しいですが、虫眼鏡で確認することは可能です。猫の皮膚に異常が出ているときには虫眼鏡を利用してツメダニが居るかどうかを確認するようにしてください。

猫のツメダニ皮膚炎の症状

猫のツメダニ皮膚炎の主な症状はフケや皮膚のただれ、かゆみなどです。特にフケが多くでるという特徴があるので、そのような症状が見られた時には早急にツメダニの駆除と治療を行ってあげてください。猫のツメダニ皮膚炎の症状が見られやすい部位は背中、耳の裏、腹部、尻尾の付け根などです。ツメダニは体内に寄生するタイプの寄生虫ではなく体外に寄生しているだけなので身体から駆除してあげれば症状がなくなります。しかし猫の生活環境の中にツメダニが残っていると改めて猫の身体にツメダニが寄生して繁殖を繰り返してツメダニ皮膚炎の症状が再発する可能性があります。猫の身体だけではなく部屋の中にいるツメダニを駆除するところまで意識してください。

猫のツメダニ皮膚炎の対策

猫のツメダニ皮膚炎の対策は猫の身体にツメダニが寄生してしまわないようにすることがすべてです。猫の生活環境を清潔な状態に保つようにしてあげてください。とはいえツメダニは動物に寄生していなくても数日であれば生き延びられるので、猫が外からツメダニを持ち帰ってしまう可能性は考えられます。もし猫の身体にツメダニが寄生してしまったときには適切な方法でツメダニを駆除してください。またツメダニは人にも寄生します。かゆみや発疹の症状が出るので気を付けてください。

猫のツメダニ皮膚炎の治療

猫のツメダニ皮膚炎の治療はまずツメダニを駆除するところから始まります。殺虫効果のあるシャンプーやスプレーの利用や薬剤の投与によってツメダニを駆除します。ただ中には副作用がでるものもあるので、獣医さんからの説明をしっかりと受けるようにしてください。ツメダニを駆除するための治療を行えばツメダニ皮膚炎は完治する可能性が高いです。そしてツメダニ皮膚炎が再発してしまうことのないように猫の生活環境の中に残っているツメダニの駆除も併せて行ってください。殺虫剤を散布するなどの方法が効果的です。適切な治療を行いながら経過を観察し、獣医さんの指導をしっかりと守りながら猫のツメダニ皮膚炎を完治させてあげてましょう。

まとめ

猫のツメダニ皮膚炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫のツメダニ皮膚炎はツメダニによって引き起こされる皮膚炎です。ツメダニが猫の身体に寄生してしまうと発症するので、もしツメダニが寄生してしまったときには適切な方法で駆除してあげてください。ツメダニは猫の体液をエサにして生きていますが、宿主が居なくても数日間は生き延びることができるので、猫の身体だけではなく猫の生活環境の中に潜んでいるツメダニも併せて駆除する必要があります。猫にツメダニが寄生すると多くのフケが出てしまい、またツメダニは人にも害を及ぼす害虫です。猫にツメダニ皮膚炎の症状が見られたらツメダニを完全に駆除することに努めましょう。

ハムスターになすは百害あって一利なし 毒成分に要注意

焼きなすなどにすると、とても美味しいなすですが、ハムスターにはおよそ用のない野菜です。下痢の原因となる水分量が多く、ハムスターへの害となる成分を含んでいます。ここでは、なすの有害性とハムスターの関係について見ていきましょう。

有効成分以上に危険性がある

なす紺、といわれる皮の色はナスニンと呼ばれる色素が含まれています。これはアントシアニン系の物質で、毒素ではありません。強い抗酸化作用のある有益な成分です。でも、ナス科の植物には、ハムスターにとって中毒症状をおこしかねない物質も含まれているのです。じゃがいもの芽の有害性は良く知られていますが、なすの種子には同じアルカロイド系物質であるソラニンが含まれています。じゃがいもの芽やトマトのヘタほどの強い毒性はありませんが、身体の小さなハムスターに与える影響を考えると避けるべきです。また、比較的安全な部分には水分しかないので、あえて食べさせる意味がありません。

なすに含まれる成分の中毒性とは

ハムスターのような小さな動物が、野菜に含まれる成分によって中毒をおこすとどのような症状になるのでしょうか。

  • 下痢
  • 血色異常
  • ふるえ
  • 痙攣
  • 呼吸困難

ハムスターはおう吐することがありません。身体中で呼吸をするような状態であったり、異常なふるえがおこります。下痢をおこし、血便が出ることも考えられます。また、なすに含まれるソラニンは、運動中枢に影響を及ぼし、血液中の赤血球の欠損がおこります。動きがいつもと違ってくる、皮膚や鼻先の血色が悪くなるなどの症状がみられる場合があります。ことばを話せないハムスターは、自分で苦痛を訴えることができません。日常的に観察を行い、異常に早く気づいてあげることが重要です。

なすの水分

皮はなすの栄養分が集結している部位ですが、同時にアクもあります。なすのどの部分であっても、ハムスターに適しているとはいえません。また、なすは非常に水分が多く、中毒でなくても下痢をおこしやすい野菜です。身体を冷やす作用があるため、人間でも妊婦さんなどには控えるよう指導されます。ハムスターは下痢をおこすと、脱水症状となり、重症化しやすい傾向があります。下痢が見られる場合には、まず身体を温めてあげてください。小動物用のヒーターなどで、おなかの下が冷えないようにすると良いでしょう。いつもより多めに敷材を入れ、暗いところでそっとしておいてあげます。下痢が続くようであれば、すぐに専門医に相談してください。

なすはハムスターに与えない

なすはハムスターにとってメリットよりも、デメリットが大きい野菜です。必要な成分は、他の安全な食べ物でも補うことができます。残念ですが、なすの美味しいシーズンだからといって、ハムスターに分けてあげるのは止めた方が良さそうです。

ハムスターにオレンジを食べさせても大丈夫?注意点は?

今は年中を通して、オレンジ類が手に入ります。可愛いハムスターにも食べさせてあげたい、でも大丈夫なのでしょうか?甘くてすっぱいオレンジは、ハムスターも好みそうですが。ここでは、ハムスターにオレンジを食べさせる場合の注意点などについて、考えていきましょう。

オレンジは糖分と水分に注意

みかんなどのオレンジ類については、ハムスターにとっても害となる成分はなさそうです。でも、元々のハムスターの食環境には、果物はありませんでした。飼育されているハムスターの場合、専用のペレットと水、野菜があれば栄養的には十分です。糖分と水分が多いオレンジは、おやつとしてほんの少しだけ味を楽しませてあげましょう。オレンジの種類によっては、酸味がきつく刺激があるものもあります。ハムスターは甘味が大好きですが、柑橘系の香りが苦手だったり、酸味を嫌うこともあります。日本の温州みかんであれば、薄皮も柔らかく甘味が強いので大丈夫なようです。グレープフルーツには見向きもしないハムスターでも、みかんならば喜んで食べるでしょう。

オレンジの栄養って?

いかにもビタミンカラーのオレンジですが、世界中にさまざまな種類があります。ここでは身近なみかんの栄養について見てみましょう。みかんに含まれる栄養素には、次のようなものがあります。

  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンP
  • カルシウム
  • カリウム

冬にみかんを食べると風邪をひかないといいますが、豊富なビタミンCとともに、みかんに含まれているシネフィリンの働きでもあります。この成分は、温州みかん特有のもので、他のオレンジ類にはほとんど見られません。あまり聞き覚えのないビタミンPですが、血管壁を丈夫にし、体内の血流を正常にします。ハムスターには乾燥する冬場の水分補給として、与えると良いかもしれませんね。

ハムスターにオレンジを食べさせるときは

飼い主さんによっては、ハムスターにみかん以外にもはっさくやいよかん、ポンカンなど比較的酸味のないオレンジ類をあげている人もいます。量としては、みかんのひと房の1/3程度で良いでしょう。糖分が多いので、毎日あげていると肥満になる恐れがあります。また水分が多いので、食べ過ぎると下痢をおこしてしまいます。ハムスターにとって、下痢は重症化をまねく危険性があります。おなかを冷やさないように、小動物用の低温ヒーターなどで温めてあげましょう。便がゆるめのときには、果物・野菜を控えてください。みかんのように汁が多いおやつを与えた時には、ケージが汚れていないか毎回チェックしましょう。カビが発生する原因となります。

オレンジはちょっぴりだけ楽しませて

可愛いハムスターを見ていると、自分が食べているオレンジをついあげたくなります。でも与えるものや量によってはおなかを壊したり、肥満の原因をつくることもあります。ハムスターの健康を考えて主食と野菜、そしておやつのバランスを調整しながら、与えるようにしましょう。

ハムスターにパイナップルを与えても良いの?種類による利点とは

甘くて良い香りのパイナップルは、ハムスターが喜んでくれそうな果物。でもあまり食べさせない方が良いようです。ここではハムスターにパイナップルを食べさせることについての注意点と、パイナップルが必要な場合を見ていきましょう。

パイナップルの要注意点は糖質と酵素

パイナップルはお肉を柔らかくする食材としても、知られていますよね。これは、パイナップルがもつタンパク質を分解する酵素の働きによるもの。ブロメラインと呼ばれ、人によっては刺激が強すぎて、汁がついた部分で肌荒れがおきることもあります。食べ過ぎて口の中がピリピリとした経験を持つ人もいるでしょう。ハムスターにとっては、かなり強力な刺激となります。食べさせるとしても、ほんのひとかけらだけ、が鉄則です。また、パイナップルは糖質が高く、水分も多い果物。肥満や下痢の原因となります。パイナップルはドライフルーツとしても利用が多い果物ですが、人間用のものはさらに糖分が加えられているのでハムスターに与えるのはやめましょう。

長毛種にはメリットも

ハムスターにとって、もともと果物はおやつの範囲です。パイナップルについては、わざわざ食べさせる必要がないという解釈で間違いありません。が、おなかの中に毛玉のたまりやすい長毛種のハムスターには、パイナップルを食べるメリットがあります。ハムスターは猫のように、吐き戻しができず、何らかのきっかけで毛玉が消化器内にたまることがあります。パイナップルやパパイヤなどの南国の果物は、毛玉の蓄積を防ぐ効果が期待できます。酵素の働きは、缶詰などになると失われてしまいます。必ず生のパイナップルを、週に1度程度、少しだけ与えます。また、100%果汁であれば、パイナップルジュースでも良いでしょう。

ハムスターにパイナップルを食べさせるときは

新鮮で良く熟したパイナップルを飼い主さんが食べる際に、ハムスターにも分けてあげたいというのであれば、次のようなことに注意をしてください。

  • 生のパイナップルであること
  • ごく少量にすること
  • 体調をみること
  • 食べ残しはすぐに片づける

糖分が多く、嗜好性が高い食品なので、食事に影響が出ない程度の量を考えます。また、水分が多いので下痢に注意をしてください。生の果物は傷みやすく、汁の糖分はカビを発生させます。食べさせた後は、ケージなどをよくふき取っておきましょう。
ドライタイプは、小動物専用のおやつを利用してください。食事代わりにはなりません。こちらも肥満になりやすいので、量に注意をして与えてください。

長毛種以外にメリットはない

パイナップルは果物の中でも、ハムスターへのメリットは特にありません。楽しいおやつとしてごく少量を与えるのであれば、問題はないという程度です。短毛種であれば、毛玉ができる恐れもないため、パイナップルジュースもあえて飲ませる意味はありません。