うさぎに梨は良い果物?でも食べ過ぎには注意

草を主食としてきたうさぎは、野菜を主体とした食事が基本です。果物はうさぎも好みますが、必ずしも必要な食べ物ではありません。しかし、最近の研究から、梨に含まれる成分がうさぎの骨に良い影響を与えるという説もあります。うさぎに梨を食べさせることについてのメリットや、与えるときに気をつけたいポイントについて見ていきましょう。

うさぎは梨を食べたい?

うさぎは一般的に果物が大好きです。みずみずしく甘い梨も与えれば、食べるうさぎがほとんどでしょう。ただし梨は水分が多いため、食べ過ぎると下痢をしてしまう個体もいます。また、果物には果糖が含まれているため、毎日与えていると肥満や虫歯の原因となります。与える場合は、旬の良く熟したものを少量とします。糞が固い場合や、水分量が足りないといううさぎには、効果があります。うさぎにとってそれほど梨の成分に問題はありませんが、どうしても必要というものではありません。特別なおやつとして位置づけ、癖にならない程度にしておきます。果物ばかり食べさせていると、栄養が偏り、他の野菜を食べなくなることもあります。

梨はうさぎに良い果物?

90%以上が水分の梨ですが、意外な健康効果があります。

  • 解熱作用
  • 塩分の排出
  • 豊富な食物繊維
  • 便秘の改善

うさぎは体温の高い動物ですが、それは草類を食べることで身体が冷えるのを補うためだと言われています。現在、ペットして飼われているうさぎでペレット中心の食生活を送っている場合には、身体を冷やす食べ物を摂る必要があります。梨に含まれるアルブチンやカテキンは、こうしたうさぎの体内環境を整える役割が期待できます。また、カリウムやアスパラギン酸は余分なナトリウムを排出し、腎臓の働きを助けます。梨の糖分であるソルビトールには、便を柔らかくし、腸のぜんどう運動を促すため消化力をサポートします。

うさぎに梨を与えるときには

うさぎの健康に役立つ成分にも恵まれた梨ですが、前述にもあるようにうさぎに必須の食べ物ではありません。効果的に利用することで、補助的に役立てることができます。うさぎは果物を好むので、与えられればそれだけ食べてしまいます。梨の水分と成分は適量であれば胃腸の働きを整えますが、多すぎると下痢をします。うさぎにとっての適量の10gとは、人間から見ればほんのひとかけらです。しかし、うさぎの身体や1日の食事の量からは、十分なのです。旬の時期に特別なおやつとして、少量を与える。毎日はあげない。など与える際には、ルールが必要です。うさぎの食事の全体量から管理を行い、与え過ぎには注意しましょう。

梨の食感を楽しませて

梨の独特の歯触りは、うさぎにとっても心地良いようです。喜ぶからといって、与え過ぎは禁物。糞の状況などを確認しながら、楽しいおやつとして利用しましょう。うさぎは人間と違います。梨の糖分や水分についての知識をもち、健康管理のひとつとして食べさせてください。

猫の脂漏症〜原因・症状と対策

猫の脂漏症はマラセチアという猫の身体に常在している酵母が引き起こす皮膚炎のことを指します。マラセチアが常在している部位は外耳道、指の間、唇、皮膚粘膜、肛門などです。健康な状態であればマラセチアが原因で炎症が起こることは考えにくいですが、免疫力の低下や脂質の過剰分泌などが原因となって突発的に症状が表れ始めることがあります。またマラセチアは病原体に突然変異して炎症を引き起こすこともあります。猫の脂漏症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の脂漏症の原因

猫の脂漏症の原因はわかっていないことが多く、様々な要因が絡み合って発症することがあると考えられています。脂漏症を引き起こす可能性についてお伝えしていきます。

アレルギーによる場合

マラセチア自体がアレルゲンになってアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

食生活による場合

ビタミンやミネラルが不足していたり、脂質に過不足があると脂漏症を引き起こす可能性があります。キャットフードを活用して栄養のバランスに偏りが出ないようにしてあげてください。

ホルモン異常による場合

ホルモンの分泌に異常が見られると脂漏症を引き起こす可能性があります。

内臓疾患による場合

脾臓や肝臓に疾患があることによって脂漏症が引き起こされる可能性があります。

ブドウ球菌による場合

ブドウ球菌はマラセチアと同様に猫の身体に常在している菌です。ブドウ球菌が異常繁殖したり減少したりすることによってマラセチアが異常に繁殖してしまうことで脂漏症を発症させる可能性があります。

皮膚環境による場合

皮膚表面の温度や湿度の上昇や皮脂の異常分泌などによって脂漏症が引き起こされることがあります。

遺伝による場合

デボンレックスやセルカークレックス、コーニッシュレックスなどの描種は遺伝的に脂漏症を発症するリスクが高いと言われています。

猫の脂漏症の症状

猫の脂漏症の主な症状は被毛のべたつきやフケの増加、脱毛、発疹などです。また脂漏症が原因で外耳炎を引き起こすこともあります。猫の身体を注意深く観察し、フケや脂っぽい手触り、脱毛などが見つかったときには脂漏症の疑いが強いので獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の脂漏症の対策

猫の脂漏症の原因は様々で、未だにわかっていないことが多いので脂漏症を未然に防ぐということは難しくっています。とはいえ栄養バランスに関しては対策をすることができるので、栄養のバランスに偏りがでないように配慮してあげてください。猫の脂漏症は有効な対策が少ないからこそ、脂漏症の症状が出ているときにはそれを早めに察知して有効な治療を受けさせてあげることが大事になります。

猫の脂漏症の治療

猫の脂漏症の治療は症状に応じて施されます。たとえばホルモン異常が見られるときにはホルモン剤を投与し、脂質が不足しているときには脂肪酸製剤を投与し、ビタミンやミネラルが不足していればそれらを補います。また脂漏症の症状を緩和するための抗脂漏シャンプーがあるのでそれを用いて治療する場合もあります。

まとめ

猫の脂漏症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の脂漏症はホルモン異常や栄養バランス、アレルギーなどの要因が絡み合って発症すると言われています。猫の脂漏症を完全に予防するということは難しいので、もし脂漏症を発症してしまったときには早急に獣医さんの診察を受けさせて適切な治療を施してもらってください。猫の脂漏症は被毛が脂っぽくなっていたりフケや脱毛の症状が出ることが多いので症状から脂漏症の可能性を比較的容易に察知できます。日頃から猫の身体を観察するように心掛け、猫の身体から発せられている脂漏症のサインを見落とさないようにしてください。

うさぎにスイカは大丈夫?水分と与える量に注意が必要

夏の果物といえばスイカですね。飼っているうさぎにあげるという飼い主さんも多いようです。スイカは水分が多いので、夏場の水分補給には良いのですが、おなかを壊しやすいという面もあります。ここではうさぎにスイカを食べさせるときの注意点などについて、見ていきましょう。

スイカはあげても良い果物

草食動物であるうさぎですが、野菜のうさぎが果物を食べるという機会はあまりありません。うさぎの食生活の中では、果物は特に必要としない食べ物です。人間と暮らしている場合、おやつに果物を与えることもあるでしょう。スイカにはうさぎにとっても、特に問題のある成分は含まれていません。ただし、水分量が90%以上のスイカは、食べさせ過ぎるとおなかを壊す原因になります。また、考える以上に糖分が多いため、カロリー過多も心配です。一方でスイカの利尿作用は解毒作用があり、またスポーツ飲料なみに熱中症予防にもなるといいます。これらの特性を十分に知り、夏のおやつとして少量を与えるのであれば、問題はありません。

スイカがうさぎにもたらすメリットって?

水分ばかりのように思われているスイカは、思っている以上に健康成分に恵まれています。スイカの持つ主な効果には次のようなことが挙げられます。

  • 血流状態の改善
  • 新陳代謝の促進
  • 活性酸素の除去
  • ナトリウムの排出

スイカのアミノ酸はシトルリンという物質で、血液の循環を良くします。このため、スイカにはむくみ改善の効果があります。うさぎにとっても、血流が促されることは大切です。さらに、ビタミンA、リコピンなどの成分は、体内の活性酸素の除去に働き、疲労回復力を高めます。夏場にスイカが良いとされるのは、このような健康効果があるからです。水分の補給以外にも、スイカの効用が認められています。

うさぎにスイカを食べさせるときの注意点

なんといっても、スイカは水分量が多い果物です。このくらいと思って与えると、下痢をして体力を奪うことになりかねません。しかも、果物の甘味はうさぎにとっても魅力的。スイカの甘さに慣れてしまうと、野菜をあまり食べなくなり、栄養が偏ることに。ウサギに与える量としては、10~20g程度が目安です。また、うさぎはスイカの皮も好んで食べますが、こちらも実と同様に水分が多いため食べ過ぎるとおなかを壊す可能性があります。スイカの糖分は果物の中では重量比としては低く、カロリーも控えめ。それでも、小さなうさぎにとっては、野菜などの植物と比較すれば十分です。スイカを食べさせるときには、糖分と水分に配慮して、量を決めて与えるようにしましょう。

スイカで上手に水分補給を

うさぎはたくさんの水分を必要とする動物です。ただの水を与えるよりも、食物から摂るのが良いとされています。脱水症状が心配な夏場には、スイカをおやつにすることも必要な場合があります。うさぎの状態や体重に合わせ、上手に与えてくださいね。

猫の歯根吸収〜原因・症状と対策

猫の歯根吸収という言葉に馴染みのある方は少ないのではないでしょうか。歯根吸収とは歯が乳歯から永久歯に生えかわる際に乳歯にはたらきかけて乳歯を溶かす細胞が永久歯を溶かしてしまうことを指します。歯根吸収は進行性の病気なので、早期のうちに発見して適切な治療を受けさせてあげることが大事になります。歯根吸収は症状が悪化すると最終的に歯が歯茎の中に埋まった状態になってしまう病気です。早期発見できるように心掛けてください。猫の歯根吸収の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の歯根吸収の原因

猫の歯根吸収の原因は未だ解明されていない点が多く、確かなことはわかっていません。ただ歯根吸収の原因となっている可能性が高いと考えられているものがあるのでそれについてお伝えします。猫の歯根吸収は栄養バランスの偏り、口内環境、遺伝などが関係していると考えられています。カルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養バランスが崩れていたり、歯垢や歯石が蓄積していると歯根吸収のリスクが高まる可能性があるので注意してください。またアビシニアンやシャム、ペルシャなどの描種は好発品種とされているのでそれらの描種の猫を飼っている方は特に気をつけましょう。

猫の歯根吸収の症状

猫の歯根吸収の症状は歯茎の腫れや偏食、歯の縮小などです。また食欲不振やよだれを垂らすなどの症状が表れることもあります。猫の歯根吸収は歯茎から広がっていく形で進行していきます。歯茎側から歯の先端にかけて次第にピンク色に染まっていき、最終的に歯が歯茎の中に埋まります。猫の歯根吸収を早期発見するためには歯茎の色で見抜くことが適切な方法となります。症状が軽度な段階であれば歯を抜かずに済む場合があるので早期発見を心掛けてください。

猫の歯根吸収の対策

猫の歯根吸収は原因が定かではないので適切な対策についても確かなことはわかっていません。ただ歯垢や歯石が溜まっていると口の中の病気の原因になることがあるので、歯根吸収の原因と思われるものを排除し、同時にその他の病気を予防できるようにしてあげましょう。歯垢や歯石が溜まらないように日々の歯磨きを徹底し、またカルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養素が不足しないようにバランスの良い食事を与えて

猫の歯根吸収の治療

猫の歯根吸収の治療は症状の進行具合によって異なります。歯根吸収の範囲がエナメル質だけで済んでいれば歯垢を溜めないようにしてあげれば症状が治まる場合があります。ただ歯根吸収に関する適切な治療方法は確立されておらず、大抵の場合は抜歯してしまうことになります。それは歯根吸収による歯の痛みが生じることがあるためです。まずは歯根吸収が疑われれるときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげることが大事になります。

まとめ

猫の歯根吸収の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の歯根吸収は歯垢や歯石の蓄積、カルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養バランス、遺伝などが原因で引き起こされる可能性があります。猫の身体に表れている症状から歯根吸収が発症していることを見抜き、早期発見できるように心掛けてください。猫の歯根吸収は早期発見できれば抜歯せずに済む場合がありますが、大抵の場合は抜歯することになってしまいます。そうならないために早期発見を心掛け、また歯根吸収を発症しないための対策を実践してください。歯根吸収を引き起こさないために大事なことは歯垢や歯石が蓄積しないようにしてあげることです。日々の歯磨きを習慣化しましょう。ただ猫は押さえつけられることことを嫌う傾向が強いので大人しく歯磨きをさせてくれないことが多いです。子猫のうちから慣れさせておくことが大事になるので実践してみてください。

うさぎは香りの強いパセリが大好き!でもあげる量には注意して

くせのあるパセリが苦手な人も多いですよね。でも、うさぎにとっては興味をそそられる野菜のようです。パセリは栄養が豊富で、うさぎに食べさせたい野菜。一方でカルシウムが多いという心配も。ここではパセリをうさぎに食べさせるとき、気をつけたいポイントを見ていきます。

うさぎは意外なほどパセリ好き

人間にとっては強すぎるほどのパセリの香りですが、うさぎにはたまらない魅力があるようです。それまであげていなかったうさぎが、最初警戒しつつも食べたら病みつき、という話を良く聞きます。料理の飾りのように思われているパセリには、実はとんでもない栄養があります。うさぎにとっても効果の高い野菜のひとつ。うさぎの食生活に是非取り入れたいものです。気をつけたいのは、カルシウム量が高いこと。カルシウムが過多になると、結石ができやすい状態となります。また、パセリには覚せい作用のある物質が含まれているともいわれています。いずれにしても、パセリだけを大量に与えるのではなく、他の野菜とともに適量を食べさせることに留意してください。

パセリにはどんな栄養効果があるの?

他の野菜と比較して水分も少なく、パサパサとした感じを与えるパセリ。パセリにはいったいどんな栄養があるのでしょうか。

  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンB1、B2
  • 鉄分
  • カルシウム
  • 亜鉛

亜鉛、βカロテン、ビタミンCは抗酸化作用を向上させ、免疫力強化に役立ちます。食欲増進作用があり、解毒殺菌作用にも恵まれています。身体全体の抵抗力をアップさせて、病気にかかりにくい体質を養います。肺の機能を高める効果にすぐれるため、活発で良く運動するうさぎとなることが期待できます。パセリは比較的他の野菜よりも水分が少なく、おなかを壊しにくいので、野菜を与え始めのうさぎには最適です。

うさぎにパセリを与える際には

パセリにはくるくると葉が丸まったカーリー種とイタリアンパセリのような平葉種があります。どちらのパセリもうさぎが食べても、問題はありません。いずれもカルシウム量が多いので、パセリだけを与えず、他の野菜と混合で食べさせます。また、スーパーなどで売られているパセリには、農薬が残留している恐れがあります。食べさせる時には、流水にしばらく浸して良く洗い、水気を取って与えます。パセリは自家栽培にも向いています。うさぎのために無農薬のパセリを育ててみるのも良いですね。ベランダのプランターのパセリを一度に食べられた、などということが無いように気をつけましょう。

適量のパセリをうさぎの食事に

うさぎが好んで食べるパセリは、栄養価としても申し分ありません。カルシウムもうさぎにとっては、必須の栄養素です。適量を食べさせることで、うさぎの身体づくりに役立ちます。どんなものでも一種類だけを与えるのでは、害となります。大好きなパセリを上手に与えて、うさぎの健康生活に役立てましょう。

猫の鼻腔狭窄〜原因・症状と対策

猫の鼻腔狭窄は何らかの原因によって鼻腔が狭まってしまった状態のことを指します。鼻腔狭窄を引き起こしやすい猫は鼻先の短い描種です。そのような猫を飼っている方は特に注意してください。鼻腔が狭まっていると呼吸が困難になることがあり、酸素不足に陥ることがあります。また熱中症にかかりやすくなるという弊害もあるので気を付けてください。猫の鼻腔狭窄の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の鼻腔狭窄の原因

鼻腔狭窄の主な原因は先天的な奇形です。特に鼻の短い描種はそのような奇形が生じやすいので鼻腔狭窄を引き起こすリスクが高くなっています。特に先天的な鼻腔狭窄を引き起こしやすい描種はペルシャやエキゾチックショートヘア、ヒマラヤンなどです。それらの描種の猫を飼っている方は特に注意してあげてください。

猫の鼻腔狭窄の症状

猫の鼻腔狭窄の主な症状は鼻から音が出る、鼻水を飛ばす仕草を頻発する、呼吸が荒くなるなどです。また呼吸困難状態になっていると酸素が不足してチアノーゼを発症することもあります。猫の鼻腔狭窄の症状を察知したときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。鼻腔狭窄は場合によっては手術しなければならない場合があります。症状が悪化していると命の危機が生じる可能性も否定できないので、早急に対処してあげるように心掛けましょう。

猫の鼻腔狭窄の対策

猫の鼻腔狭窄は先天的なもので引き起こされることが多いものなので予防方法は特にないと言わざるをえません。鼻腔狭窄を引き起こしているときにはまず動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげることが最も効果的な対策となります。ただ鼻腔狭窄を引き起こしている猫は体温調節が上手くできないということがあり、熱中症のリスクが他の猫に比べて高くなります。そのため熱中症に対する対策をすることは効果的です。具体的には室内の温度を一定に保ち、水分補給をこまめにさせてあげることが有効です。夏場にエアコンなどで気温調節をしていないとあっという間に30度を超えてしまい、熱中症を引き起こしてしまうリスクが高まります。適切な対処を心掛けてください。

猫の鼻腔狭窄の治療

猫の鼻腔狭窄の治療は症状の度合いによって異なります。症状が軽度なものであれば保存療法が基本となります。ただ症状が軽度であるとはいっても熱中症のリスクや睡眠中の呼吸不全などのリスクは他の猫に比べて高くなっているので、それらに対しては注意する必要があります。鼻腔狭窄の症状が重度なものであるときには外科手術で物理的に鼻腔を広げる必要があります。たとえば呼吸困難に陥っているなどのように急を要する場合は外科手術の必要性が高いので手術をすることになります。具体的には鼻の軟骨や皮膚の切除をして鼻腔を広げる方法や、ガスレーザーで扁桃の後ろの部分から切除をする方法が考えられます。適切な治療を施してあげてください。

まとめ

猫の鼻腔狭窄の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の鼻腔狭窄の主な原因は先天的なものになります。特に鼻の短い描種は鼻腔狭窄を引き起こす可能性が高いので、そのような描種の猫を飼っている方は特に注意する必要があります。鼻腔狭窄の症状は鼻水を飛ばす仕草や鼻から出る音、呼吸困難などです。症状から鼻腔狭窄を引き起こしていることを察知し、動物病院に連れて行ってあげてください。また鼻腔狭窄を引き起こしているとチアノーゼや熱中症のリスクが増してしまうので対策をする必要があります。呼吸は生命活動をする上で欠かすことのできないものです。鼻腔狭窄を引き起こしていると呼吸がしづらいので苦しくなります。重度の鼻腔狭窄を引き起こしている場合には外科手術を検討してあげましょう。

うさぎにとうもろこしを食べさせても良いの?カビは猛毒注意

とうもろこしはいかにもうさぎが好きそうな食べ物。でも、炭水化物はうさぎにとって必要な食品ではありません。糖分が多く、大事な歯を虫歯で失う原因に。さらにとうもろこしに付くカビは、うさぎにとって猛毒です。ここではうさぎととうもろこしの関係や、注意点について見ていきます。

とうもろこしをあげればうさぎは喜ぶ

甘味のあるとうもろこしの実を食べさせれば、うさぎは喜んで食べるでしょう。しかしそれがうさぎにとって良い食べ物とは限りません。穀類であるとうもろこしは、うさぎにとって糖分が多すぎ、肥満や虫歯の原因となります。とうもろこしを与えて、草類を食べなくなると食物繊維が不足します。元々うさぎは腸が長く、栄養価の低い草を食べても十分に必要なエネルギーを作り出すことができるしくみをもっています。高カロリーの炭水化物を食べ続けることで、大腸菌やクロストリジウムなどの悪玉菌が増え、正常な消化活動ができなくなります。実際に病院でも、このようなケースで死に至ることが多いのです。

とうもろこしは絶対食べさせてはいけないのか?

とうもろこしの実が良くないとはいっても、一粒二粒与えたからといってすぐに影響があるわけではありません。ごほうびやおやつとして、ごく少量をたまにあげる分には問題はないでしょう。常食させたり、まるごと食べさせるなどということは避けましょう。また、とうもろこしに生えるアフラトキシンというカビはうさぎにとって、強い毒性をもっています。とりがけの新鮮なもの以外、与えてはいけません。実ではなく、皮やひげといった部分であれば、糖質も低く、食物繊維が豊富です。こちらも好んで食べるので、良く洗ったものを与えると良いでしょう。芯は水分が多いのでカビが生えやすいため、食べさせない方が無難です。

うさぎにとうもろこしを与える際には

とうもろこしは、実ではなく皮やひげを生のまま、きれいに洗って与えます。市販のとうもろこしは農薬散布がされている恐れがあります。できれば、無農薬や自家製のものが理想的です。葉や茎も柔らかいところを食べさせても構いません。うさぎに関するほとんどの情報では、とうもろこしを与えるべきではないとしています。その多くは、でんぷん質である果実部分の問題点やカビの発生を指摘しています。皮や葉については、農薬の問題さえクリアできれば、通常の野菜と同様の扱いをしても大丈夫です。旬の季節に新鮮なとうもろこしが手に入ったら、うさぎにもおすそわけしてあげてください。内側の皮であれば、農薬の心配も少なく、柔らかいので良く食べてくれるでしょう。

うさぎが必要な栄養を知ろう

うさぎはとうもろこしの実のような、おいしいものが大好きです。ただ彼らには、それが身体に良いものかどうかはわかりません。うさぎの消化のしくみを知り、身体に合った食生活を与えるのは、飼い主の役割です。何が必要で何が健康に役立つのか、知識を高めていく必要があります。

ハムスターは小松菜を食べても良いの?注意が必要な成分とは

小松菜はほうれん草と比べてアクも少なく、何となく安心して食べさせてしまう野菜ではないでしょうか。でも、小松菜にもハムスターにとっては注意が必要な成分が含まれているのです。ここでは小松菜をハムスターに食べさせる際、知っておきたい注意点についてご紹介していきます。

毎日大量に与えなければ大丈夫

小松菜には確かに気をつけなければならない成分が含まれていますが、一方で獣医さんが食べさせて良い野菜として挙げるものでもあります。小松菜を日常的に、ハムスターに食べさせている飼い主さんも多いようです。小松菜は、アブラナ科に属しておりシュウ酸やゴイトロゲンといった有害成分を微量に含んでいます。また、カルシウムが非常に豊富なため、大量に常食させると、尿路結石の原因となります。ただ、ペレットを主食として他の野菜と混ぜながら与える分には、それほど神経質になる必要はありません。有害物質については、心配であれば軽く湯がくことで、無害化されます。ハムスターは身体が小さいので、どのような成分でも影響が大きくなります。一種類だけを与え続けずに、さまざまな食べ物をあげることで危険性が分散されます。

見逃せない小松菜の栄養

最近では一年中を通して、身近な野菜となった小松菜ですがどのような栄養があるのでしょうか。

  • βカロテン
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 葉酸
  • カルシウム
  • カリウム

小松菜は葉物野菜として、抗酸化作用の高い栄養素を多く含んでいます。旬となる冬季には抵抗力を向上させるので、感染症予防として効果が期待できます。問題となりがちな硝酸塩は血中酸素を減らしてしまう成分ですが、ゆでることで影響をなくすことができます。尿路結石の原因をもたらすカルシウムも非常に多く含まれているので、ハムスターには連食を避けて、他の野菜とバランスよく食べさせることが大切です。

ハムスターに小松菜をどう与えれば良い?

小松菜はカルシウムの多い野菜です。おやつに煮干しやチーズなど、カルシウムを多く含むものを与えている場合には、重ならないように注意しましょう。適量としては、小さな葉を1枚程度で十分です。有毒成分が心配な場合は、ゆでればほとんど問題はありません。茎にも栄養がありますが、ハムスターによっては上手に葉っぱだけを食べる個体も見かけます。どのような野菜であっても、連食を避け、栄養価を知って上手に組み合わせる工夫が必要です。できれば無農薬のものを、良く洗って水分を拭き取ってから与えましょう。小松菜は比較的栽培がたやすいようです。ハムスター用にプランターで、無農薬の野菜を育てるのもステキですね。

知識をもって与えよう

青々とした健康野菜の小松菜も、ハムスターにとっては有害となることがあります。その成分を知ることは、ハムスターの長生きにつながります。雑食性のハムスターは、自分では食べられるものを選べません。飼い主の責任として、しっかり管理をしてあげてくださいね。

ハムスターにアスパラガスを与えてはいけない!その理由とは

鮮やかなグリーンのアスパラガスは、栄養も豊富。ハムスターに食べさせたいと思う飼い主さんもいるでしょう。でも、アスパラガスは意外にも、ハムスターに与えてはいけない野菜に入っています。ハムスターがアスパラガスを食べると、どうしていけないのか?詳しく見ていきましょう。

アスパラガスはユリ科の植物

ネギや玉ねぎ、にんにくなどが多くの動物にとって有害な野菜であることは、わりと知られていますね。実はアスパラガスもこれらと同じ、ユリ科の植物。玉ねぎやらっきょうほどには毒性はなく影響も少ないといわれますが、それでも中毒症状が全くないとはいえません。他のユリ科の野菜と比較して、アスパラガスを危険な野菜と記述しているものは少ないようです。しかし、アルカロイド系の毒成分の危険性がある以上は、与えるべきではありません。身体の小さなハムスターは、耐性も少なく、少量でも死に至る可能性があります。お弁当やさまざまな調理で出番が多いアスパラガスですが、味わえるのは人間だけと覚えて置いた方が良いでしょう。

ユリ科植物の中毒とは

ネギや玉ねぎに代表されるユリ科植物には、どのような中毒症状が見られるのでしょうか。

  • 貧血
  • 血尿
  • 下痢
  • 震え
  • 動きが悪くなる

猫などでは、おう吐症状がみられる場合もあります。ハムスターは身体の構造上、おう吐しづらくできています。それでも吐いている様子があれば、相当な重症と考えられます。表面上はわかりづらいですが、身体の内部では脱水症状が起こっていることもあります。ほとんどのユリ科植物の毒性は強く、急性です。ハムスターの場合は、症状が現れたときには手の施しようがないというケースが多いようです。可哀想な目に合わせないためにも、危険性のある野菜は避けるのが得策です。

個体差はあるけれど

アスパラガスは、ユリ科の野菜の中では比較的毒性が弱く、うっかり食べさせたけれど大丈夫だったという飼い主さんもいます。が、これらの中毒に対しては、固体差が大きくどのハムスターが反応するかはわかりません。危険性があるとわかっている食品には、近づけないことが一番です。例えば、一度では発症しないことがあっても、次回も絶対大丈夫という保障はありません。小さいハムスターの繊細な体調は、悪化したとたんに手遅れにならないとも限りません。大型動物である人間や、比較的体力のある犬猫と同じように考えては、取り返しがつかないこととなります。

見かけではわからない

一見、ネギや玉ねぎ、らっきょうなどの仲間とは思えないアスパラガス。そのため気づかずに、安全な野菜として与えてしまうことも考えられます。ハムスターを飼っている以上は、知らなかったでは済まされないことがたくさんあります。大切なハムスターのために、食物への知識を高めておきたいものですね。

かぼちゃはハムスターに与えたい野菜 注意するポイントは?

かぼちゃはハムスターに安心して与えられる野菜のひとつです。甘味がある割には、カロリーも低く、栄養価は十分。でも食べさせるときは、生?皮はどうしたら良いの?ハムスターにかぼちゃを与える際の、それらの疑問について見ていきましょう。

加熱すると甘味が増すかぼちゃ

かぼちゃには、ハムスターに害を与える成分は含まれていません。栄養価が高く、皮・実・タネまで利用できる、最適な野菜です。生でも食べさせられますが、蒸したりレンジにかけると甘さが増し、嗜好性が高くなります。緑の皮の部分も、若いハムスターならば生でもかじることができます。幼年や老齢のハムスターには、加熱して与えた方が良いでしょう。ほとんどのハムスターはかぼちゃが大好きなので、与えるほど食べてしまいます。さつまいもほどには糖分が高くありませんが、食べ過ぎには注意が必要です。かぼちゃ自体であれば、1cm角ほど、タネであれば5粒までにしておきましょう。

かぼちゃの栄養はかなり優秀

かぼちゃは、緑黄色野菜として高い栄養価を誇ります。かぼちゃに含まれている主な栄養素には、次に挙げられるようなものがあります。

  • βカロテン
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カルシウム

かぼちゃは高い抗酸化作用をもつ食材ですが、その秘密はβカロテンの含有量。風邪や感染症、ガンの発症などを抑制し、身体全体の抵抗力をアップさせます。細胞の若返りをはかり身体の中から、体力の底上げをしてくれる働きがあります。ビタミンCやビタミンEにも同様の作用があるため、さらに相乗効果が高まります。目や皮膚など粘膜も強化され、ハムスターにとっても元気の素となりそうです。

ハムスターにかぼちゃを与えるときは?

ハムスターは栄養バランスに優れたペレットを主食とし、副食として野菜を与えます。どのように良い野菜であっても、一種類を与え続けてよいわけではありません。かぼちゃは野菜のローテーションに加えても問題ありませんが、量を調整し、連食させないようにします。嗜好性が高いので、かぼちゃばかり与えると他のものを食べなくなる可能性もあります。タネは、良く乾燥させると長期のおやつになります。フライパンで炒る方法もありますが、天日干しをすることで内部まで良く乾燥し、栄養価も高まります。良く洗ってから3~5日ほど干せば出来上がります。ハムスターによっては、かぼちゃの実よりもタネを好むという個体もいるようです。

かぼちゃは丸ごと使える野菜

ハムスターに与える野菜については、いろいろと悩む飼い主さんも多いでしょう。かぼちゃは丸ごとどの部位も、すべて問題なく食べさせられるお助け食材です。丸のままであれば、かなり日持ちもします。ですが火を通したものは悪くなりやすいので、食べ残しはすぐに片づけてあげてくださいね。

ハムスターに春菊を食べさせても大丈夫?気をつける点は?

春菊といえば栄養豊富な鍋の具材として、思い浮かびます。緑黄色野菜の少なくなる冬場、ハムスターにあげてみようかと考える人もいるでしょう。でも、ハムスターに春菊を与えても良いものでしょうか。ここでは春菊の気になる成分や注意点について、ご紹介していきます。

差し迫った毒性は見られない

春菊にはいくつか気になる成分はありますが、ハムスターにとっていきなり毒性が高いというほどではないようです。葉もの野菜の春菊には、シュウ酸や硝酸塩が含まれます。シュウ酸についてはほうれん草の4%程度と、あまり神経質になる必要はありません。また、体内でガンを誘発するといわれる硝酸塩も、連日大量に与えるのでなければ問題ありません。気になるようであれば、加熱することで無害化されます。尿路結石の原因となるカルシウムが多く含まれていますが、ごくたまに食べさせる程度であれば心配はないでしょう。ただ、春菊には独特の苦みがありますので、ハムスターによってはあまり好まないこともあります。

春菊の驚くべき栄養

鍋料理の脇役となりやすい春菊ですが、その栄養は主役級です。ほうれん草のようなアクも少なく、サラダにも推奨されるほど。春菊に含まれる主な栄養素は次の通りです。

  • βカロテン
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • マンガン
  • カルシウム
  • カリウム

冬場に旬を迎える春菊には、感染症対策となる栄養分が豊富に含まれています。βカロテン、ビタミンCはともに抗酸化作用が高く、体内のサビといわれる活性酸素の除去に働きます。粘膜や皮膚を強化し、抵抗力を高めます。ビタミン群、ミネラルがバランス良く含まれ、身体全体を内側から整えていきます。独特の香りの成分は、α-ペネン、ペリルアルデヒドで胃腸の調子を改善し、食欲を増進させる働きがあります。

ハムスターに春菊を与えるときは

春菊などのくせのある野菜は、ハムスターによって好き嫌いがあります。個体差があり、まったく口にしない可能性もありますが、好んで食べるようであれば連食させずに日を空けて与えるようにします。春菊を食べさせた日は、カルシウム分の多い煮干しなどを与えるのは避け、バランスが取れるように気をつけてください。どのような食べ物でも、同じものをたくさん与えるのは良くありません。種類を多く少しずつ、がハムスターにとってベストです。基本はペレットと水ですが、野菜に含まれる有用な栄養素もうまく取り入れたいもの。葉もの、根菜などそれぞれの特性を知り、健康的な食生活を提供してあげてください。

たまに少量なら問題なし

飼い主さんによっては、特に気にせずに春菊を食べさせていた、という人もいるようです。カルシウムやその他の成分について留意し、与え過ぎないようにします。同じ成分をもつ葉もの野菜が重ならないように、工夫してあげてくださいね。

ハムスターに枝豆を与えるときには要加熱!塩分にも注意して

夏のおつまみの定番といえば枝豆ですね。ハムスターにも、ついお皿から一粒二粒あげたりしていませんか?でも人間の食べ物は、ハムスターにとってふさわしくない味付けです。その他にも枝豆には注意する点が。ハムスターに枝豆を食べさせるときの、ポイントについて見ていきます。

塩分・糖質・脂肪過多に注意

夏に食欲が落ちても、枝豆を食べていると不思議とやせないものですが、それだけ枝豆には栄養があります。元々は大豆である枝豆には、糖質・脂肪の割合がかなり高め。ハムスターには、肥満の元になりやすい食べ物です。また、おつまみにする際に加える塩分も、ハムスターにとっては大敵。人間の口に合わせた枝豆をハムスターに食べさせても、良い事は何もありません。一方で、生のままの枝豆には、身体の機能を低下させる成分が含まれています。症状としては、赤血球が固まったり、タンパク質の分解を妨げる、体内でビタミンが機能しなくなるなどで、体力低下につながります。ハムスターに与える際には、塩分なしでしっかり加熱し、少量とすることが大切です。

枝豆の栄養素は?

畑の肉、といわれるのが大豆ですが、枝豆も同じく高タンパクの食品です。枝豆の主な栄養素には次のようなものが挙げられます。

  • タンパク質
  • ビタミンB1
  • ビタミンC
  • カリウム
  • 鉄分

エネルギー源となる豊富なタンパク質と、それを効率よく変換するビタミンB1が含まれているため、枝豆は夏の元気を与える食品として親しまれています。また、カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、疲労回復につなげます。ただ、尿酸値を高めるプリン体が多いので、人間にとっても食べ過ぎは禁物。食物繊維が豊富なため、ハムスターによっては下痢をおこす個体もいます。

ハムスターに枝豆を食べさせるときには?

いかにも良い香りのする枝豆を、嫌いなハムスターはあまりいないようです。与えればどんどん食べてしまいます。ハムスターへの1回分の適量は1粒。豆類の中でも高タンパクで栄養豊富な枝豆は、体重を増やす元です。連食をさせないように、週に1度程度のお楽しみにするくらいで良いでしょう。ハムスター用には塩を入れずに、しっかりとゆでたものを与えます。枝豆の外皮に関しては賛否両論がありますが、柔らかくゆでたものを食べるハムスターもいるようです。食物繊維がより多いので、下痢をする可能性もあります。ハムスターの体調を良く観察して判断してください。豆部分も、先に記したように生の枝豆は有害成分が多いので、必ず十分に加熱してから食べさせることが重要です。

枝豆を与えると大喜びするけれど

丸い枝豆を抱えて楽しそうに食べる姿には、心がなごみます。が、枝豆はハムスターにとっては栄養過多になりすぎる食べ物。扱いにも注意が必要です。愛するハムスターのために、きちんとした知識をもって食生活を考えてあげたいものです。

ハムスターは酸味が苦手?レモンはあげる必要のない食べ物

爽やかな酸味のレモンは、人間の食生活にはとても良い効果のある果物です。でも、ハムスターにとって、大きな害はないものの特別に食べさせる必要はありません。ここでは、ハムスターとレモンの関係について考えてみましょう。

ハムスターはすっぱいと感じる?

ハムスターの味覚センサーは、かなり感度が低く、ヒトの5分の1以下です。味を感じる味蕾(みらい)と呼ばれる細胞の数は、人間で1万個、犬では2000個。ハムスターは、さらにそれよりも少ないと言われています。それでも、危険性のある食べ物を見分けるための味覚はそれなりにもっています。ハムスターの好むのは、甘味。そして苦手なのは、苦味と酸味です。ハムスターが特に好むのは、果物の中でもメロンなどの甘味の強い果物。ほとんど甘さを感じず、強烈にすっぱいレモンは与えても食べない可能性が高いのです。ハムスターの食生活は、ペレットと水、少量の野菜で十分満たされます。果物は、ほぼお楽しみとして考えて構いません。あえて好まないレモンを、ハムスターに与える意味はありません。

レモンのビタミンC

いつの頃からか、レモンはビタミンCの代名詞のように扱われています。が、すっぱさイコールビタミンC、というわけではないようです。実はレモン以上にビタミンCが豊富な食べ物はかなりあります。

  • パセリ
  • ブロッコリー
  • ピメント
  • みかん
  • いちご

上記の食品は、ハムスターが食べても問題がないものばかりです。しかも、レモンよりもずっとハムスターに好まれます。さらにハムスターは糖類のグルコースを元にして、ビタミンCを体内でつくることができます。よほど体力が落ちていない限り、ペレットを食べさせているだけでもビタミンCが不足することはありません。ハムスターが病気をしたり、元気がないときには、ビタミンを多く含む嗜好性の高い果物や野菜を与えると良いでしょう。

ハムスターと果物

柑橘系の果物全般がハムスターに悪いわけではありませんが、グレープフルーツやレモンは苦味や酸味が強すぎるので、避けた方が良いものとされています。甘味を好むハムスターは、与えられると大抵の果物を食べますが、中にはまったく口にしないものもあります。逆に、例え毒性のものであっても、気づかずに食べてしまうことも。果物のタネの中には、ハムスターを死に至らせるほどの毒性があるものも多く存在します。ハムスターにとって、果物はお楽しみのおやつのようなもの。愛情から思わぬ結果を引き起こさないように、しっかりとした知識の下で、与えるようにしてください。

人間とは異なるハムスターの食生活

健康の象徴のように感じるレモンですが、ハムスターには必ずしも必要とされません。さまざまな味を与えたいと思っても、やはりハムスターにも好みがあります。「与えても良いが与える必要がない」という食品は、意外とたくさんあります。人間とハムスターの食生活はまったく違う、を大前提にすることが大切です。

ハムスターはメロンが大好き でもたっぷりの水分にはご用心!

みずみずしくて甘いメロンは、ハムスターにも人気があるようです。でも、その水分の多さから、下痢をしてしまうことも。ハムスターにメロンはどのくらいあげて大丈夫なのでしょうか。ここではハムスターにメロンを食べさせる際の注意点について見ていきましょう。

メロンの糖質と水分には注意が必要

ハムスターにとって、果物は必ず必要なものではなくあくまでおやつの位置づけです。雑食性のハムスターは何でも食べますが、甘味に対して嗜好性が高いのでメロンも大好きです。ただ、メロンはほとんどが水分の上、糖分が多いので食べさせ過ぎると下痢や肥満の恐れがあります。与えるときには軟便などになっていないことを確かめ、ほんのひとかけらにしてください。甘さに慣れると、主食のペレットや野菜の食いつきが悪くなることもあります。また、メロンやスイカのタネに関しては、乾燥させてあげている飼い主さんもいるようですが、ハムスターへの影響が明確になっていません。念のため、避けた方が良いようです。

メロンって何でできてる?栄養はあるの?

あまりにみずみずしいので、あまり栄養価に期待されていませんが、メロンにも意外な効能があります。メロンには次のようなものが含まれています。

  • βカロテン
  • GABA
  • カリウム

メロンに多く含まれているβカロテンは、強力な抗酸化作用で体内のサビといわれる活性酸素を除去します。また最近、脳の活性化作用で知られてきたGABAの含有量も果物の中では抜きんでており、神経細胞を鎮め、精神の安定に働きかけます。メロンの甘味は果糖・ショ糖・ブドウ糖。これらはすばやくエネルギーに代わるため、疲労回復に役立ちます。実は同量であれば、リンゴやみかんよりもカロリーが低いという意外な一面があります。ただし、ハムスターにとってはやはり糖分・水分ともに過多になりやすいのも事実です。ヒトと同じようには考えず、量を調節して与えなければなりません。

ハムスターにメロンを与える際の注意点

メロンを与えられたハムスターはとても嬉しそうにほおばりますが、食べさせ過ぎるとすぐに下痢を起こします。一度に与える量はせいぜい1cm角というところ。身体の小さなハムスターは、下痢などでいったん体調を損ねると脱水症状を起こして重症化する可能性もあります。夏場のあまり食欲のないときや、水分補給をさせたいときなどに与えると効果的です。水分の多いメロンは、とても傷みやすいのでケージに食べ残しがないように気をつけてあげてください。汁がついていると、そこからカビが発生する恐れがあります。水分の多い果物を与えた後には、必ずふき取り掃除をしておきましょう。

美味しいメロンはほんのちょっぴりに

高級品だったメロンも、最近は手の届きやすい価格の種類が増えています。大切なハムスターにもあげたい気持ちはわかりますが、何がハムスターにとって幸せなのか判断するのは飼い主さんの大きな役割。メロンは特別なおやつとして、ちょっぴりだけ楽しませてあげてくださいね。

ハムスターは水菜を食べても大丈夫 与えるときの注意点は?

しゃきしゃきとした歯触りの水菜は、1年を通して手に入りやすく、ハムスターにも食べさせたい野菜です。葉もの野菜として気になる成分もありますが、大量に与えなければ問題はないようです。水菜をハムスターに食べさせるときには、どんな点に注意したら良いのでしょうか。

獣医さんの推奨野菜入りする水菜

水菜はほうれん草などと比較するとアクが少なく、サラダでも食べられる野菜です。ただ、アブラナ科の葉もの野菜である水菜にも、ガンを誘発する硝酸塩や甲状腺に影響を及ぼすゴイトロゲンといった成分は存在します。しかし、ハムスターに毎日大量の水菜を与え続けるということがなければ、それほど神経質になる必要はありません。ペレットとともに野菜を与えるよう指導している獣医さんも、水菜を推奨野菜に加えています。水菜は96%が水分。冬場に旬を迎えるので、あまり水を飲まなくなる季節にはハムスターの水代わりとなります。ほとんどのハムスターが水菜を好んでいるようです。鍋用などに購入したら、ハムスターにも1本あげてみると良いですね。

水菜は水分だけの野菜?

薄緑色で、か細い水菜。あまり栄養分が期待できそうにもありません。でも、実は意外なほど健康効果のある野菜です。水菜の主な栄養素には次のようなものがあります。

  • βカロテン
  • ビタミンB1・B2・B6
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンK
  • マグネシウム
  • カルシウム
  • カリウム

水菜にはわさびの辛み成分と同じアリルイソチオシアネートが含まれていて、強力な抗菌作用があります。大腸菌やカビの発生防止に効果があります。βカロテンは体内のサビといわれる活性酸素を抑制し、血液や細胞の再生サイクルを促します。人間には美肌作用などが期待される水菜ですが、ハムスターにとっても粘膜や皮膚に好影響があるかもしれませんね。

ハムスターに水菜を食べさせるときには

水菜には少量であっても、葉もの野菜特有の成分が含まれています。水菜をハムスターに食べさせる日は、同じ成分をもつ野菜との食べ合わせに気をつけてあげてください。人参などの異なる種類と組み合わせれば安心です。水菜だけを大量に与えたり、連食させないようにします。水分が多い野菜や果物も、下痢の心配があるので同じ日には避けた方が良いでしょう。ハムスター用のペレットと水だけでも、栄養的には十分といわれていますが、雑食性のハムスターにとってはさまざまな食べ物を食べることはより自然です。できるだけ偏りがないように、野菜の種類を考えてあげることが、ハムスターの食生活には大切です。

水菜を上手に与えよう

ハムスターは野菜だけでは生きられませんが、水分やビタミンを補う意味でも野菜は大切な食餌です。水菜を上手に取り入れて、ハムスターの食生活をバラエティに富んだものにしてあげてくださいね。水菜のように簡単に栽培できる野菜を数種類、ハムスターのために育てるのも楽しい作業となるかもしれませんね。

ハムスターにもやしを与えてもOK 傷みやすいので管理に注意

もやしはハムスターによってはまったく食べないという、好き嫌いの多い野菜です。基本的には、ほとんどが水分で問題となる成分は含まれていません。ここではハムスターにもやしを食べさせる際、注意する点について見ていきましょう。

もやしは低カロリーでほぼ水分

多くの野菜はとても水分が多いものですが、もやしもその筆頭に入る野菜。低カロリーのダイエット食となるのもうなずけます。ハムスターにとっては害となる成分がないので、与えても大丈夫な食物です。栄養的なバランスの良いペレットを主食としている場合、野菜はビタミンや水分補給として考えます。一見なんの栄養もなさそうなもやしにも、役立つ成分は含まれています。ハムスターに与える野菜のローテーションに加えるには、価格的にも優れています。気をつけたいのは、もやしがとても傷みやすいこと。購入した後は、日をおかずに与え、食べ残しはすぐに片付けましょう。また、ハムスターによって、もやしを食べない固体もかなりいるようです。

もやしって栄養はあるの?

ひょろひょろとした体形をもやしっ子、と呼ぶほど頼りない外見ですが、実は意外と栄養素を含んでいます。

  • タンパク質
  • ビタミンB2
  • ビタミンC
  • アスパラギン酸
  • カリウム
  • カルシウム

あまり知られていませんが、もやしにはポリフェノールや良質のタンパク質も含まれており、美肌の効果があります。ハムスターにとっても皮膚の健康を守る成分です。また、疲労回復物質のアスパラギン酸、抗酸化作用の高いビタミンCも豊富です。さらに利尿作用を促し、腎臓の働きをサポートするカリウムにも恵まれています。水分ばかりと考えられていますが、もやしには見逃せない健康効果があります。

ハムスターにもやしを与える際に気をつけたいこと

ハムスターは身体の大きさに対して、水分を多く必要とする生き物です。あまり水を飲まないようであれば、野菜や果物で補給すると良いでしょう。とはいえ、大量にもやしの食べさせれば、下痢をする危険もあります。どのような野菜でもそれだけを与えれば良いというわけではありません。栄養的にはペレットと水だけでも十分といわれますが、雑食性のハムスターにとっては、さまざまな食感の食べ物を知ることに意味があります。もやしを食べさせるときは、1日あたり1本で十分です。良く流水で洗い、キッチンペーパーなどで水分を取って与えましょう。雑菌を気にしてゆでるという飼い主さんもいますが、より新鮮なものを、清潔な環境で与えることを心がけてください。

もやしは健康野菜

もやしを食べないハムスターもいますが、好みはそれぞれです。大切なのは固体の状態を良く知り、年齢や体調にあった食生活を管理してあげること。逆に良く食べるからといって、与え過ぎても良くありません。もやしの特性を知って、ハムスターの健康に役立ててあげてくださいね。

どんぐりはハムスターにとっては毒の実!与えてはいけません

秋の風景写真として、リスがどんぐりを抱えている可愛らしいイメージを良く見かけます。同じげっ歯類のハムスターもどんぐりを食べられるでは?と考えてしまっても、不思議ではありません。でも、ハムスターにとってどんぐりは、強力な毒となる危険性のある食べ物です。どんぐりの何が悪いのか、良く調べてみましょう。

どんぐりの渋みはタンニン

どんぐりを口にしたことはありますか?見かけはとてもカワイイのに、ものすごい苦味と渋みを感じて思わず吐き出したくなります。これは、柿やお茶にも含まれているタンニンという成分によるもの。強い消炎作用、殺菌力をもつことで知られ、さまざまな生活用品の中で利用されてきました。植物は動物への防御として、このタンニンの量を増やしてきたといわれます。タンニンはそのままの形で体内に取り込まれると、消化器官を破壊したり、大切なタンパク質を排出させてしまいます。人間は、だ液中にタンニンを無害化するPRPという成分をもっています。そのため、多少渋みのあるものを口にしても、すぐに身体を壊すことはありません。しかし、このPRPをもたないハムスターは、タンニンの害を直接受けてしまいます。

なぜリスはどんぐりを食べられるの?

野生の動物たちは、良くどんぐりを食べているようですが、やはりPRPを持っているからなのでしょうか。
まず考えられることとして、どんぐりの木の種類によるタンニンの量の多少の差異です。どれも同じように見えますが、タンニンの含量はミズナラの実では平均で8.6%、コナラでは2.7%。野生動物はこの違いを知っているのでしょうか。それでもPRPがなければ、食べ続けることで死に至る確率が高いことは、実験で明らかにされています。
もうひとつは、すぐに食べずに地面に埋没させていわゆる「あく抜き」をしているのではないかという意見です。確かに、リスたちは冬の食糧とするためにどんぐりを地面に埋めて貯蔵します。これにより、古代の人間たちが「どんぐり餅」や「どんぐりせんべい」を作るとき、水にさらしてあく抜きをしたのと同様の効果が得られているのかもしれません。

野生下にはないハムスターにどんぐりはNG

さらに野生のアカネズミを実験・観察した記録では、どんぐりが落ち始めた頃から少しずつどんぐりを食べて、身体を「慣らしている」ことが報告されています。ヒトが渋みに対抗できるのは、タンニン結合性唾液たんぱく質のおかげです。タンニンの有毒な働きを抑えるこの物質は、必要に応じて分泌量が変わります。野生のネズミたちは、生き残りをかけて、この物質を獲得してきているようです。さらに、同じコナラのどんぐりでも、タンニンの量は0.1~31.5%と幅があることがわかっています。野生動物たちは先にわずかに実をかじり、タンニン量の差異を敏感に感じ取った後、貴重な食料としているようです。
ペットであるハムスターたちは、このような耐性も見分ける能力ももっていないのが当たり前です。飼い主さんが手渡せば、よろこんで木の実を食べてしまうでしょう。また、どんぐりに含まれるタンニンの量を、確実に知っている飼い主さんがいるとは考えられません。ハムスターにとっては、どんぐりは猛毒であると認識しておいて間違いないでしょう。

ハムスターは野生動物とは違う

人間の飼育下にあるハムスターと野生の動物たちは、例え姿が似ていても、生き方がまったく違います。失われた能力も多く、それが死に至る食べ物かどうか判断できないものも、たくさん存在します。飼い主としては、ハムスターの命をしっかり守る責任があるのです。

ハムスターにヤングコーンを食べさせても大丈夫?注意点は?

ヤングコーンはその名の通り、とうもろこしが未成熟なうちに早く摘んだものです。とうもろこしが大好きなハムスターは、ヤングコーンも好んで食べます。とはいえ、生のヤングコーンはそれほど一般的ではありません。ここでは、ハムスターにヤングコーンを食べさせる際のポイントについてご紹介していきます。

糖質はとうもろこしより控えめ

ヤングコーンはとうもろこしから見れば、栄養的にも未成熟です。そのため、とうもろこしよりも糖分が少なく、またハムスターに与えても問題となるような毒性も見られません。ハムスターに食べさせても、安心な野菜のひとつです。ただ、ヤングコーンの旬の時期は5~7月と短く、どちらかというと水煮や缶詰の方が身近です。このような人間用の加工品の場合には、塩分や処理剤が添加されています。わざわざ危険をおかしてまで、ハムスターに食べさせる意味はありません。旬の時期に新鮮な生のヤングコーンが手に入ったら、しっかり加熱して与えましょう。生のヤングコーンにはシュウ酸が含まれていますが、ゆでることで無害化されます。

ヤングコーンの栄養は?

いわばとうもろこしの赤ちゃんとも呼べるヤングコーンですが、それなりに栄養はあります。ヤングコーンに含まれている成分には、次のようなものが挙げられます。

  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンE
  • マンガン
  • カルシウム
  • カリウム
  • リノール酸

ヤングコーンの特徴としては、マンガンやカリウムなどのミネラル分が豊富なことです。骨の形成を促し、身体の芯を支えます。リノール酸やビタミンEは、血管の柔軟性を高め動脈硬化の防止にも効果があります。カリウムは腎機能を高め、老廃物や余分なナトリウムを体外に排出します。小さなハムスターにも、健康効果が期待できる栄養が含まれています。

ハムスターにヤングコーンを食べさせるときは

とうもろこしと同様にヤングコーンを好むハムスターは多いようです。ヤングコーン一本でも、ハムスターにとっては十分な量となります。食べる姿が可愛いからといって、あげ過ぎるのは良くありません。生のヤングコーンの場合には、塩を入れずに十分にゆでます。良く水気を拭いてから与えてください。また、小動物のおやつ用にドライタイプのヤングコーンが売られています。砕いて主食に混ぜたり、水と一緒におやつとして与えてください。糖質はとうもろこしよりも低いですが、やはり食べさせ過ぎると肥満の原因になります。また、嗜好性が高いので他の食餌を食べなくなることも考えられます。連食を避け、与え過ぎないように気をつけましょう。

ヤングコーンは小さなとうもろこし

とうもろこしよりも糖分・水分ともに控えめですが、それでも主食の妨げとなる与え方には気をつけなければなりません。生のヤングコーンが手に入る時期は短いので、特別なおやつとして楽しませるくらいにしてください。ハムスターと共に季節を感じるのも良いですね。

ハムスターにパイナップルを与えても良いの?種類による利点とは

甘くて良い香りのパイナップルは、ハムスターが喜んでくれそうな果物。でもあまり食べさせない方が良いようです。ここではハムスターにパイナップルを食べさせることについての注意点と、パイナップルが必要な場合を見ていきましょう。

パイナップルの要注意点は糖質と酵素

パイナップルはお肉を柔らかくする食材としても、知られていますよね。これは、パイナップルがもつタンパク質を分解する酵素の働きによるもの。ブロメラインと呼ばれ、人によっては刺激が強すぎて、汁がついた部分で肌荒れがおきることもあります。食べ過ぎて口の中がピリピリとした経験を持つ人もいるでしょう。ハムスターにとっては、かなり強力な刺激となります。食べさせるとしても、ほんのひとかけらだけ、が鉄則です。また、パイナップルは糖質が高く、水分も多い果物。肥満や下痢の原因となります。パイナップルはドライフルーツとしても利用が多い果物ですが、人間用のものはさらに糖分が加えられているのでハムスターに与えるのはやめましょう。

長毛種にはメリットも

ハムスターにとって、もともと果物はおやつの範囲です。パイナップルについては、わざわざ食べさせる必要がないという解釈で間違いありません。が、おなかの中に毛玉のたまりやすい長毛種のハムスターには、パイナップルを食べるメリットがあります。ハムスターは猫のように、吐き戻しができず、何らかのきっかけで毛玉が消化器内にたまることがあります。パイナップルやパパイヤなどの南国の果物は、毛玉の蓄積を防ぐ効果が期待できます。酵素の働きは、缶詰などになると失われてしまいます。必ず生のパイナップルを、週に1度程度、少しだけ与えます。また、100%果汁であれば、パイナップルジュースでも良いでしょう。

ハムスターにパイナップルを食べさせるときは

新鮮で良く熟したパイナップルを飼い主さんが食べる際に、ハムスターにも分けてあげたいというのであれば、次のようなことに注意をしてください。

  • 生のパイナップルであること
  • ごく少量にすること
  • 体調をみること
  • 食べ残しはすぐに片づける

糖分が多く、嗜好性が高い食品なので、食事に影響が出ない程度の量を考えます。また、水分が多いので下痢に注意をしてください。生の果物は傷みやすく、汁の糖分はカビを発生させます。食べさせた後は、ケージなどをよくふき取っておきましょう。
ドライタイプは、小動物専用のおやつを利用してください。食事代わりにはなりません。こちらも肥満になりやすいので、量に注意をして与えてください。

長毛種以外にメリットはない

パイナップルは果物の中でも、ハムスターへのメリットは特にありません。楽しいおやつとしてごく少量を与えるのであれば、問題はないという程度です。短毛種であれば、毛玉ができる恐れもないため、パイナップルジュースもあえて飲ませる意味はありません。

ハムスターはピーマンを食べても大丈夫なの?注意する点は?

ハムスターにピーマンを与えることについては、多少の賛否があります。が、問題となる成分については、極端な量や連食をさせなければ、さほど神経質にならなくて良いようです。またピーマンを食べさせるメリットもそれなりにあります。ハムスターにピーマンを食べさせる際の注意点について探っていきましょう。

ピーマンの毒性はごく微量

ハムスターにピーマンを与えるのを反対する意見の根拠としては、ナス科植物に含まれるアルカロイド系の成分があります。ピーマン独特の苦みの素でもあり、じゃがいもの芽に存在する有毒物質のソラニンと同じ系統のものです。しかし、その毒素はごく微量で、毎日大量にピーマンだけを食べ続けるという、異常な状態に陥らなければほとんど心配はないといわれています。飼い主さんによっては、ほんの少しでも毒性があることが気になるので与えないという人もいます。が、一方で与える野菜のローテーションの中に、ピーマンを入れている人もいます。ピーマンは野菜の中でも栄養に恵まれていると同時に、一年を通して手に入りやすい野菜です。日持ちも良く、食餌としてのメリットが大きいのも事実です。

ピーマンの成分は?

人間にとってのピーマンは緑黄色野菜の代表として、健康食材のひとつですね。ピーマンの栄養素には、どのようなものが含まれているのでしょうか。

  • ビタミンA
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ビタミンD
  • ビタミンP

ピーマンは野菜の中でも、抜きんでてビタミン類の含有量が多く、「ビタミンの宝庫」と呼ばれています。ビタミンAは粘膜組織を強化し、目や肌の健康を高めます。ビタミンCとともに、抗酸化作用が高く、疲労回復や体力の向上に貢献します。ビタミンPは別名フラボノイドとも呼ばれる葉緑素のことです。毛細血管に働きかけ、血液を清浄化します。同じくビタミンDにも血行を促す効果があります。

ハムスターにピーマンを食べさせる際の注意点

毒性が低いといっても、身体の小さなハムスターに対して人間と同様に考えることはできません。雑食性のハムスターは、およそ何でも食べますが、一種類に偏らせるのは危険です。ピーマンもほんのひとかけらを、他の野菜と混合で与えることで危険性は低くなります。もちろん苦味を嫌って食べない場合には、無理に与える必要はありません。基本的にはハムスターに野菜を食べさせるときには、生のまま与えます。ピーマンにも残留農薬の恐れはあります。なるべく無農薬のものを選び、しっかりと洗った後、水分を拭き取り、適度にカットしてあげましょう。ピーマンはトウガラシと同じ種類で、タネにはカプサイシンを含みます。好んで食べてしまうハムスターもいるようですが、念のためタネは取り除いてから与えた方が良いでしょう。

メリットとデメリットを把握する

ハムスターに野菜は必要ですが、それぞれの特性を知って与えなければなりません。ピーマンはハムスターにとっても有用な栄養素が豊富であると同時に、毒性も持ちます。ハムスターの健康を第一に、量や与える頻度に注意して食べさせるようにしてください。